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Veronica Maggioが好きすぎるので、俺の話を聞いてくれ

一昨年の夏頃からSpotifyにお世話になっているのだが、彼らは律儀に年末自分がどれだけどのアーティストを聞き散らかしていたかを教えてくれる

その「あなたのトップアーティストランキング2020」で堂々の一位にご入賞されたのが、

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Veronica Maggio (ヴェロニカ・マッジオ)

ストックホルムに続く道をドライブしているときに初めて聞いた瞬間から、あ、これは最高のアーティストに出逢ってしまったかもと思いましたが、そのまま数多なるライバルを置き去ってアーティストof俺に認定されたようです。おめでとうございます。私の一位になっても嬉しくもないでしょうが。

5496分も聴いていた様で、Veronicaのリスナーのトップ0.5%にも入っているらしい どんな競争率かは全然予想もつきませんが、基本的に「0.5%に入る」という経験もしたことがなかったので嬉しいんですが、同時にもはやそれはファン代表、というよりは自分自身がヴェロニカ・マッジオなのではないかと最近は錯覚してきたので、軽く愛を綴ろうかと思います。特に日本では最大レベルのファンだと思うので

ヴェロニカ・マッジオって誰

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日本でこそよく知られていない、いや知ってたら逆にドン引きするレベルですが、スウェーデンでは紅白的な番組にも常連の、国民的なシンガーソングライター。

スウェーデンの音楽賞もいろいろ取ってきている、実力派シンガーです。

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あの、本当に申し訳ないんですが、ウィキペディアさんに力を借りてもこれしか情報ないです ホントすいません 何歳かも知らずに日本人ファン代表を名乗っちゃって恥ずかしいんですが、

彼女の曲の何がいいかって、曲の耳あたり。これに尽きる

スウェーデン語自体、歌う様な響きを持つ美しい言語なので、意味が全然わからなくても心地よく友達とかの会話も聴いていられたのですが、ヴェロニカの透き通る様な繊細な歌声がスウェーデン語と交わると、それはそれはいつまでもお腹いっぱいになれませんよ

当方はある曲にハマると鬼の形相でリピしまくって(一日三十回くらい聞く)、飽きたらちょっと聴くだけで鳥肌が立つくらいの飽き性なんですが、彼女の曲だけはいつ何時もストレスなく聴くことができてます

ていうか、曲の内容とか分かっちゃうとめっちゃ気が散るからあんま日本語とか英語の曲って聴かないんですよね え、喋りかけられた?俺のことすか?みたいな被害妄想に苛まれるし

ストレスなく聞き流せるBGMを探してるよってお友達にもピッタリです


数曲紹介させてくれ

17 år (17 years / 『17年』)

Veronicaが自分の故郷、Uppsala(ウプサラ)での青春について歌っています。

17 arは日本語にすると「17年」になるですが、Veronicaは17歳の時の自分を振り返って、あの時はこの街をでたくてしょうがなかった、あの頃は何に急かされていたんだろうね、と歌っています。

ウプサラは僕自身も留学していた街で、重厚な歴史が面影を残す、とても雰囲気のいい小さな学生街です。曲の中にも街中を流れる川の名前(”Fyris”)やよく遊びに行った友達のアパート(”Rackarberget '95”)も出てきてとてもエモい。

15世紀からある巨大な大学を中心にできている街なので、もちろん多くの現地の若者は高校卒業、または大学卒業とともにUppsalaを離れることが多いらしいです。「高校の同級生のほとんどはみんな出て行ってしまったんだ」とちょっと寂しそうに話していた親友もいました。

ヴェロニカはウプサラから逃げたい、と歌っているけど、僕自身にとってはウプサラで過ごした1年間はかけがえのない美しい思い出で、雑音しかない今の東京の生活からウプサラに逃げたいなあ、と今も思います。

19歳の時に何かに急かされる様に故郷を出て上京した自分の姿にも投影できるものがあって、一番好きな曲です。


Jag kommer (I'm coming / 『今行くから』 )

ヴェロニカの一番有名な曲の一つで、日本語にすると「今すぐ行くから!」という意味の曲です。

何かに駆り立てられたり、はやる気持ちからすぐにどこかに行かなきゃ、誰かに会いに行かなきゃ!という様なことが去年から極端に減りましたよね 今となっては懐かしい気持ち


Vi mot världen (Us Against the World / 『世界に向かって』)

このMVが撮られているのは、ストックホルムのSLUSSEN(スルッセン)駅。日本でいう渋谷オア原宿的な立ち位置の、若者文化の発信地の様な場所です。

そんな若者の街で、カラフルな衣装に身を包んで、”いくら世界を敵に回したって、私とあなたでなら何だってできる”ととても力強いメッセージを歌っています。

後ろのダンサーさんたちの衣装も素敵なので、ぜひストックホルムにいる気分で見てみては。


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以上、独断と偏見で、根拠なく1アーティストをゴリ押ししてしまったんですが、

伝わりましたかね。

皆様も非生産的で無駄なおうち時間をお楽しみください。


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