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読書記録

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#感想

"かがみの孤城" 感想—カガミを割れ!

※ネタバレ有ります この人は一体何を考えて生きてるんだろう。 これまで出会った中でそう思…

hano
4年前
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"13歳からのアート思考"-まとめ・感想-

※最初からネタバレあります 中学生の頃、美術が嫌いだった。 授業は真面目に受けていたので…

hano
4年前
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"一人称単数"感想・考察 -リアルと夢と永遠と今と幻想

村上春樹は稀有な作家だ。 冒頭の一文を読んだだけで、おや?これはもしや…と思わせ、一段落…

hano
4年前
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"老人と海"感想・考察 -男のロマンより大切なもの

わりと新しい本ばかり読んでいたので、古典文学が読みたくなった。 しかし学生時代、見栄を張…

hano
4年前
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"アーモンド"感想・考察 -つまらなかった

表紙のインパクトと、大きく"本屋大賞第1位"と書かれた帯にひかれ、「"感情"がわからない少年…

hano
4年前
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"完全教祖マニュアル"感想・解説 -全現代人必読の書

ジョージ・オーウェルの"一九八四年"を読んでいた。 第一部を読み終えたところで、《思考警察…

hano
4年前
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"1984年" 感想・考察 -ウィンストンの病理

とんでもない本を読んだ。 "1984年"は「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」、「史上最高の文学100」に選出されたディストピア小説である。 世界観、ストーリー、登場人物のどれも魅力的で、本の世界に引き込まれたし、「二重思考」「ニュースピーク」「二分間憎悪」「愛情省、真理省、平和省、豊富省」などの発想には感動すら覚えた。 というのも、ウィンストンと自分を重ねざるを得なかったからであり、多分、著者のジョージオーウェルとも思想的に何かしら共通する部分があったからでは

"高慢と偏見"考察—高慢とは、偏見とは何か

この小説がたいそう評価されているのは、ジェイン・オースティンの綴る流れるような小気味よい…

hano
4年前
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