腹が減って眠れないから減量について書くね

24歳。口八丁でモノをガンガン売りまくり、優しいお客さんに囲まれ、罪悪感でストレスがマッハだったあの頃。

健康診断で再検査になった。
同世代で再検査は私だけだった。

毎日酒を吐くほど飲んでばかすかタバコを吸おうが、ポテトチップスを夕飯後に2袋食べようが、3食必ずコンビニスイーツを食べようが、何となく体は健康なのだと思い込んでいた。
体重は昨年度より10キロ増えていた。2桁増。
その事実は再検査より堪えた。24歳のうら若き乙女がまさか10キロ増。
慌てて、しばらく履いていなかった(休日はずっと寝ていたので私服を着る必要がなかった)ジーパンを引っ張り出し、鏡の前で履いた。
見比べることもない、だって履けなかったのだから。
チャックが上がらないとかいうレベルではない。
太ももを、ウエスト部分が、越えられなかった、のだ。

ヘルスケアだのファッションだのを鼻で笑っていた私だったが、初めての大幅な減量に挑戦した。
実は減量自体は初めてではなかった。
学生時代、部活レベルではあるがダンスをやっていたので、舞台前に絞ったりしていたのだ。

1日1200キロカロリーに制限し、軽い有酸素運動を毎日したら、3ヶ月で12キロ減った。
マイナス7キロから停滞期に入ったので、1000から800キロカロリーまで摂取カロリーを減らしたのが結果に繋がったように思う。

めでたし、めでたし。

となるなら、31歳の今、noteにダイエット記事を書いてないだろう。
ダイエットに成功したことのある方ならもうお気づきだろうが、この痩せ方めちゃくちゃリバウンドするやり方なのである。

そもそも1日800キロカロリーの食事を続けることが出来るだろうか?
3ヶ月という期限があるならまだしも、一生続けるなんてもはや病気だ。
実際、減量に成功した頃ずっと風邪をひいていた。
免疫力が落ちて、頭が常にぼーっとしていた。体は常に脂質と糖質を欲し、猛烈な飢餓に襲われていた。

一日中食べ物のことを考え、気が狂いそうだった。

そしていつの頃からかまた、ジャンクフードと手軽な外食をし始め、思ったよりはゆっくりと着実にリバウンドした。

何が言いたいって、減量とダイエットは全く根本が違うということ。

元々の出発は「再検査に引っかかりたくない」「ジーパンを履きたい」「元の体型に戻りたい」だったはずなのだ。
それがいつの間にか「体重を減らしたい」になり、数字を動かすために「カロリーを減らしたい」になってしまった。
体重を減らさなくても元の体型には戻れるし、ジーパンは履ける。再検査はまあ、積み重ねなので。
それこそ、長期の食事改善。つまるところ本来の意味のダイエットなのだ。

とはいえ、最近のダイエット本やネットの記事なんかで極端な減量を薦める文章を見かけることは少なくなってきた。
カロリー制限よりPFCバランスを重視、良い素材を体に取り入れることで健康になり、それに付随して美しい体になる、とかね。

そういえば昨今、プラスサイズモデルが持て囃されてるそうじゃないですか。

個人的には痩せすぎも太りすぎもどうかなって思います。
なんていうか皆、極端なのお好きなのね。
…ミドルサイズモデルとか、流行りませんか?

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