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奈良通2級、受かりました。

前に書いた記事で勉強を進めていた奈良まほろばソムリエ検定奈良通2級。
先日、合格通知が届きました。

点数は…88点!90点以上超えられなかったのが悔しい…!

噂通り、合格率と平均点はかなり高め。
それでも、勉強をしていて感じたのは、ノー勉ではまず受からない試験だということ。
如何にこの試験に臨んだ受験者が奈良が大好きで真面目に勉強したのかが伝わってくる数値だった。
今後受ける人のために、合格のコツを書き記しておこうと思う。

過去問を制するものは奈良通2級を制する

公式の出題範囲は、こう書かれている。

●奈良県の歴史や文化について
 基本的な知識レベル
●公式テキスト内からおよそ
 9割程度出題

奈良商工会議所HPより

公式テキストから9割と言えど、テキストは文字だらけの分厚い本のため、隅々まで見ようとするとなかなか骨が折れる。
しかし、奈良通2級の特徴として過去問からの出題がほとんどのため、過去問を暗記しておけば、合格点までは案外簡単に取れるようだった。
自分の場合は、先の級の受験も見据えて16回分の過去問を印刷し、そこに答えと解説を書き込みファイリングをして、いつでも見返すように対策をとった。これだけできていれば、合格は結構簡単かも?

キーとなる文言はラインを引き、知らない用語は一から調べて書くようにした

過去問をマスターできても、100点は至難の業…

自分は当初、「100点を取る!」というバカ大きい目標で試験を臨もうとしたが、試験を受けてみて、100点を取るのはかなり難しいと思った。
さっきも書いたけど、出題範囲は公式テキストから9割。裏を返せば残り1割は出題先が明示されていない=さまざまな奈良に関する文献を読んだり情報を収集する必要があるということ。
この範囲は、級が上がるにつれて割り当てられるパーセンテージが増えていくのも他の人が言っていたし、奈良通2級の時点でその難しさを思い知らされた。

シロクマが間違えた残り1割の問題を挙げると、

(6) 昭和 43 年 (1968)、「奈良県の花」に選定されたサクラはどれか。
ア.シロヤマザクラ   イ.ソメイヨシノ
ウ.カワヅザクラ    エ.ナラノヤエザクラ

第17回奈良通2級問題から抜粋

(95) 法隆寺五重塔の相輪にみられる他にない特徴はどれか。
ア.水晶の飾りがついている   イ.鎌が 4 本添えつけられている 
ウ.露盤が木製である      エ.水煙に聖徳太子の像が彫られている

第17回奈良通2級問題から抜粋

これらは自分の記憶の限り、過去問にもテキストにも載っていなかった内容。おそらく、このレベルの内容が奈良通1級で増えるんだなと思うと、上級は過去問勉強だけじゃ受からないと悟った。

その他にやったこと

多分そこまでしなくていいんだろうけど、今年の特集問題は「法隆寺」だったので、試験前日に実際に法隆寺に行って来た。
目で見たり耳で聞いたりすれば、知識として残りやすいと思ったから。
その結果、何問かは知識が曖昧だったけど、取れる問題があったので、時間に余裕があるなら現地視察もアリかなと思った(それでも上記の第95問間違えたけどな!笑)

西院伽藍の中。この後吹雪でめっちゃ寒かった笑

そんなこんなで、大学生ぶりに受験の雰囲気に包まれながら勉強ができてすごく刺激的な経験できた。
来年、奈良通1級取得頑張るぞ!!

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