しろく

人工内耳装用者です。 2019年9月18日に右耳人工内耳埋め込み術を受けたときの忘備録…

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人工内耳装用者です。 2019年9月18日に右耳人工内耳埋め込み術を受けたときの忘備録&術後の経過が中心。 術前の聴力は右90db、左87db。両耳の語音明瞭度は補聴器着用で30%程度しか効果が無かったために、めでたく?人工内耳適用となりました。

最近の記事

【人工内耳】6.手術前の説明

9月17日。夕方5時ごろに主治医の先生がやってきた。前回の診察が6月だったので、約2ヶ月ぶりの再会。会うのはこれで2回目。 カンファレンスをする部屋に通され、私、母、先生の三人で手術中のリスクなどの説明を受ける。私の内耳に埋め込んでもらうのはコクレアの(当時の)最新機器Nucleus7。 内耳の構造を図版で視覚でわかりやすく示し、蝸牛に手術でインプラントを入れる。その後退院して数週間経ったらマッピングという聞こえやすい音に調整するために何度か通院することになる。人工内耳が

    • 【人工内耳】5.入院当日

      9月16日。この日は敬老の日で病院もお休み。 午後から時間外外来から入り、ここで入院手続きをすることになる。私の前に同じ高齢の患者さんが入院手続きをしていたが、スーパーにある大きなカートに入院に必要な荷物を入れて運んでいたのでビックリ。何泊するんだろうか。 指示された部屋番号に四人部屋の窓側で、最上階に正面にはヘリポートがあり、とても眺めが良い場所だった。手渡されたプリントを見ると、当初は個室の部屋番号が記載されていた。私が入院する日に大部屋のベッドが空いたのだと思う。個室だ

      • 【人工内耳】4.Cochlear Family セレブレーション10000に参加

        8月24日(術前検査の次の日)コクレア主催の『セレブレーション』という人工内耳装用者が10,000人を超えた記念パーティが東京ベイ舞浜ホテルであるということを知り、手術後のリハビリのために情報が必要なこともあって、お問い合わせフォームで連絡してみる。 コクレアさんからの返信では「今回のイベントは人工内耳装用者向けのパーティで既に定員300名に達していますが、N7を選択してくださっていることもあるので、どうぞお越し下さい」というご招待メールが届いた。個人情報を確定するために、住

        • 【人工内耳】3.術前検査

          この時期は何故か仕事が大量に押し寄せてきて、ドタバタしてたらあっという間に手術1ヶ月くらい前になっていた。8月だけでかなりの稼ぎがあったので、手術の費用を天から与えてくださったのかもしれない。 8月23日は再び大学病院で手術前の術前検査。肺のX線検査や血液検査などを受け、人生初のMRIを受ける。20分ほど狭いカプセルのような装置の中に入り、上部のスクリーンにはアニメらしき映像が延々と繰り返し流されていた。煩いとは聞いてたけど、全然気にならなかった。聞こえが悪いせいか。人工内

        【人工内耳】6.手術前の説明

          【人工内耳】1.大学病院までの流れ

          2019年の誕生日が過ぎた6月下旬頃。 使用中の補聴器が7年経過し、徐々に性能が落ちてくるにつれて親や他人との毎日の生活が苦痛に感じられることが増えた。調整してボリューム上げても聞き取りは改善されないので、現状の補聴器の限界を感じ、補聴器を新調すればまたある程度聞こえるようになるだろうという希望を持ち、補聴器店で新しい補聴器のサンプルをいくつか二週間ほど借りてみる。 購入予定の補聴器は両耳で約40万円くらい。以前より高額になっている…。 念のため、自分の正確な聴力を測るため

          【人工内耳】1.大学病院までの流れ

          【人工内耳】2.大学病院へ

          クリニックからの紹介状を携え、人工内耳手術が受けられる大学病院へ。 小学校入学時の健診で難聴が判明してから病院を転々とし、最後に来たのがこの病院だった。当時の診察券を母が残しておいてくれたお陰で、何も手続きすることなくスムーズに診察を受けられることに。診察表を印刷すると、小学生の時にここで診察を受けた日付が残されていた。母えらい。この初診日がのちに年金手続きをするうえで非常に大切な記録となる。 何十年ぶりかに訪れたのだけど、近年全面建て替えしたので何もかも変わってしまい、違

          【人工内耳】2.大学病院へ