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現実だと信じている脳と思考を疑ってみる

レモンをかじったイメージをしたときに唾液が出ることを考えれば、脳はとても単純だ。

そんな脳は手抜きをするらしい。現実をあまり見ていないにも関わらず、思い込みや予測をする。

突発的な自動思考にコントロールされて感情が揺れ動いたり、行動面にも影響を及ぼす。

思考から切り離したところに、本来の現実と真実の人生があるのかもしれない。思考に関与しないで目の前の出来事を俯瞰して見ることができれば、現実は違ったものになる。

過去とは、何度も繰り返し反復したことを過去と認識する。脳のシナプスが強固になり、そこに感情も加わり過去が出来上がる。

過去に紐づけられた感情を見ると、その感情が不安や恐れ、悲しみであれば、その記憶は脳にまんまと騙され、脳が勝手に作った妄想も記憶として認識されるかも知れない。

私の記憶も疑わしいところがたくさんあると思う。多くの記憶は確かめることも出来ないまま、そうであると認識して確定されている。

疑わしい曖昧な記憶。

そうだとしたら、その部分も含めて自分で新しいストーリーに作り変えることもできる。

もっと意識を研ぎ澄ませて、脳を騙して利用すればいい。過去を楽しい記憶として感情を伴い反復すればいい。例え事実ではないとしても、反復して感情を伴えば立派な過去になる。

過去は変えられる、過去はただの記憶に過ぎない、過去は反復した認識で決まる。

本来の私という存在は、曖昧で手抜きをして勝手に作られ、自分に対して消極的で批判的な記憶と思考の中ではない。

胸に手をあてて、ゆっくり深呼吸して、楽しい感情を少しづつ思い出していく。

未来にワクワクして、未来をいま体感する。未来も過去もすべてはいまの感情で決まるのではないかと思う。

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