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International Wolf Dayともののけ姫

◆8/13はInternational Wolf Day

本日8月13日はInternational Wolf Day(国際オオカミの日/世界オオカミの日)である。
これは2011年にアメリカのWhite Wolf PackというWebサイトにて制定された。

内容を意訳すると以下の通り。

世界中の人々が狼を美しく素晴らしい生き物として愛している。彼らは私たちが学ぶべきである彼らの教訓を大切にし、彼らを非常に霊的な存在と見なす人もいます。しかし同時に多くのそうでない(狼を特に愛していない)人々は狼たちを恐怖心や憎しみからよく理解していません。
彼らは野生という居場所から根こそぎに殺されたりもします。

狼に対する誤解のせいで、世界中の様々な地域で狼は絶滅の危機にあります。狼は捕食者の頂点として、生態系を維持するために自然界においてとても必要な存在です。
狼なしでは、草食動物が増えすぎてしまい、多くの木々や植物が食べられ、それによって多くの生き物が生きにくくなるという事態を引き起こします。草食動物もまた(植物の激しい消費により)餓死してしまいます。

そのような理由から狼は世界にとって重要な存在であることから、あらゆる誤解を払拭するため、そしてアメリカでは今年(2011年)9月に狼狩りが始まることから、狼に対する迫害を止めるために狼について見識を改め教育するための特別な日を設ける大きな必要性があります。
その日のことをInternational Wolf Day(国際オオカミの日/世界オオカミの日)として毎年の記念日に制定します。8月13日に設定したのは、その日が満月である(2011年アメリカにて)というとても特別な理由によります。


私たちは将来狼たちを虐殺から保護する必要なくなる日が来ることを待ち望んでいますが、その日が来るまでは彼らを守るべく同士を求め続けます。私たちは狼に対する多くの奇妙な対抗する意識と戦うために強く立ち上がらなければなりません。

◆2021年のInternational Wolf Dayは…!

2016年にこのページをTwitterにて紹介して5年目になる。日本でもオオカミの日はかなり浸透したように思う。
さて、今年のオオカミの日だが、何と今年はとんでもない事態が待っているのだった。

金曜ロードショー『もののけ姫』放映。

そう、あの山犬(ニホンオオカミ)の神とその山犬に育てられた少女属する太古の山と、文明(その文明もまた外部からの侵攻があったりと単純な自然vs文明とはなっていない)との猛烈なバトルを描いたジブリの超大作がやるのだ。

自分の狼フリークのルーツはまさに『もののけ姫』にあると断言できる。
サンの「黙れ!私は山犬だ!」ではないが、自分を『山犬王子』と称して劇中の山犬の子の遠吠えを教科書に毎日遠吠えしていた。
サンが纏っていた毛皮のように毛布を被って暴れまくっていた。

『もののけ姫』が無かったら恐らく別の人格になっていたかもしれない、そう思えるほど人格形成に大きな影響を与えたのがこの映画だ。

それが、International Wolf Dayに、放映…⁉︎
この情報を知った時、どれほどの興奮を抱いたことだろう。
日テレは8月13日のことを知っていて今年は金曜であるが故にセッティングしたのでは?とすら思うほどだ。

ところで、今年2021年の夏はやたらにニホンオオカミの影を見ることが多い様に思う。
6月21日に再放送されたNHK BSの『ダークサイドミステリー 幻のニホンオオカミを追え!』から始まり、7月には細田守最新作公開を記念して細田作品特集が組まれ、第1弾が『おおかみこどもの雨と雪』だった。この作品で全てのきっかけとなる『彼(主人公・花のパートナーであり雪と雨の父)』はニホンオオカミの末裔だと、正体を明かしたときに語った。そう、この姉弟にもまたニホンオオカミの血が流れてるのだ。

そこからオオカミの日に合わせて放映される『もののけ姫』…。実際は夏休みのジブリ特集として3週連続企画の第1弾(その後は『猫の恩返し』、そして『風立ちぬ』と「生きろ。」から「生きねば。」へ続く構成となっている)なのだが、例えキャッチコピー的なものから選んだにせよ、そして公開順で第1弾がもののけ姫になったにせよ、その日が8月13日であると偶然(?)が個人的には神懸かっているのである。
(そういえば13日の金曜日でフレディの日でもあるのか。ホラーは人狼ものなら割と観れる気がする)

金曜ロードショーは本日21時から。
狼や自然について考えながら、今日いう日を良いものにしよう。


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