料理ヘタクソ人間と料理家の邂逅 ~ガチ料理家に料理を教えてもらったらチャゲアスになった~
今年のはじめにこんな記事を書いたところ
ガチ料理家である山口祐加さんにまで届いてしまい、さらには料理を教えに行きたいとまで言わせてしまいまして、
なんと実際にわざわざ我が家にお越しいただいて、料理を教えてもらいました。
結論から言うと・・・・・・・・
すごすぎ大学すごすぎ学部を首席で卒業したのかと思うくらいすごすぎました
「ピーラーは手の皮が全部"ピーリング状態"にされてしまうのではないか?」「料理って食材を切る作業がダルすぎないか?」「アクって何?」等の私のやる気のなさすぎる疑問や悩みを、すべて鮮やかに解決してくださいました。
そんな、感動の記録をここに書き残したいと思います。
▼今回教えてくれた方▼
~~~~~さかのぼること9ヶ月前~~~~~
山口さんから事前にいただいたメールを読んで私は戦々恐々としていた。
肉じゃがと、その他簡単なレシピを、2つ……!?
私の中のガリレオが、デッケェ黒板に数式を書き殴りました。
"肉じゃが+簡単なレシピ+簡単なレシピ……"
1+1+1……
つまり、3つの料理を作るってこと……!!?!?!?
「3」って、THE ALFEEのメンバーの人数と同じ数字じゃん
3つの料理なんてできなさそうすぎる。前回肉じゃがを作ったときも気合を入れて前日から具材を買い揃えてイメトレをしつつ、当日も約1時間かけてやっと「あんまり美味しそうじゃないやつ」ができた力量の私に、果たして3品も料理を作ることができるのだろうか……。
そんな不安を抱えたまま、いよいよ当日を迎えました。
疑問① 食材の選び方とかが全然わからない
食材は、以下のように事前にメールでご丁寧に指定いただいていたものを購入しました。しかし、メークインと男爵いもがある・・・
同じ野菜を種類違いで一気に買うことが初めてで、店員さんに「目についたもの全部買っちゃう人」だと思われたら恥ずかしいなと思ってセルフレジで買いました。そういう自意識の人間の記事になります
しり「今回はなぜメイクイーンと男爵の2種類を使うんですか?」
山口さん「男爵いもは崩れやすくて、メイクイーンは崩れにくいので、今日はそれぞれに合った2種類の作り方で肉じゃがを作ってみます!」
食材の種類によって……作り方を変える……!?
そんな高度すぎるテクニック、私にできるのか? 漢検5級の試験だと思ったら間違えて司法試験会場に来ちゃったみたいなことになってきてるけど、大丈夫か!? 今日という日を乗り越えられるのか!? キッチンが大爆発して終わらないか!? でもサンボマスターも「できっこないをやらなくちゃ」って言ってるし、やるしかないか……
山口さん「ちなみに、男爵いもは『ホクホク』、メイクイーンは『ねっとり』って感じの食感の違いがあるんです。そのあたりも実感してもらえると、どっちか好きな方を今後選んでもらえると思います!」
そもそもじゃがいもなんて「安いか否か」の判断基準でしか買ったことない私でしたが、多様性の時代、じゃがいもの個性にも目を向けて生きていくべきと反省しました
ということで、それぞれのじゃがいもを使って肉じゃがを2種類の作り方 (!)で作っていきます!!
疑問② 「猫の手」って必要?
山口さん「では野菜を切っていきましょう」
しり「オレ ヤサイ キル……オマエ トモダチ……」
なぜここで私が「友情に初めて触れたモンスター」になってしまったかというと、前回の記事でも書いたように「料理の中でいちばん面倒なの、野菜を切る工程説」を唱える思想家として活動をしているほど(※していない)野菜を切るのが苦手だからです。
だって、皮とか剥かないといけないのも面倒だし、「乱切り」とか言って乱れながら手をいっぱい動かさないといけないし、そもそも刃物って尖ってて最悪の場合命を落とす危険もあるし……
という私の「野菜切り嫌い」を事前に知っていた山口さんは、丁寧に野菜の切り方を教えてくださいました。
山口さん「玉ねぎはまずこのひげの部分を切り落として……」
山口さん「適当なところに、タテに切り込みを入れます」
山口さん「そして切り込みが入ったところから皮を剥くと、スルッと簡単に剥けますよ!」
しり「!!!!本当だ!!!!」
山口さん「あとは縦半分に切って、この固い部分は取っちゃいます」
しり「そいつ、今まで生きてきて取ったことなんてなかったな。見て見ぬふりしてました」
山口さん「今後は気にかけてあげてください」
しり「そういえば『猫の手』ってあるじゃないですか。あれって難しいなと思うんですけど……」
山口さん「猫の手はしなくていいです」
しなくて、いい!?!?!
この世にしなくていいことなんて、あるの!?!?(ある)
山口さん「猫の手を最初に推奨し始めたの誰なんですかね? 別に、指でこううやって支えたらいいんですよ~」
解決方法シンプルすぎる。シンプルすぎてミスチルの「Atomic Heart」のジャケットかと思った
この勢いで、もうひとつ聞きたかったことを伺います。
しり「いっつも悩むんですが、最後の『手でギリギリ支えられないけどあと1回くらいは切っておきたい大きさ』ってどうやって切るんですか?どう考えても『ちっちゃい熊手』がないと切れないと思うんですが……」
山口さん「そういうときは、包丁に刺さった状態でトントンってまな板を叩く形で下ろせば、手を使わずに切れます!」
しり「な、なるほど~! ということはちっちゃい熊手は?」
山口さん「不要です」
ちっちゃい熊手、不要ーーーー
疑問③ 手がピーリング状態になりそうでこわい
山口さん「次はじゃがいもです。まず皮を剥いてください!」
私「・・・まず・・・洗いますよね?」
自信がもてなさすぎるあまり基本的すぎる質問をしてしまいますが、山口さんはすべてに優しく答えてくれます。
山口さん「皮取っちゃうから、だいたいでいいですよ!」
だいたいでいい!!!!
山口さん「皮なんて最後にどうせ取っちゃうから、適当でいいんです。なんなら土付いた状態で切って最後にじゃがいも洗えばいい」
YAH YAH YAHの2番「夜明けだ朝だと騒ぎ立てずに その眼を開ければいい」みたいな感じで「じゃがいもは土付いた状態で切って 最後に洗えばいい」と言ってくれる山口さんへの信頼度指数がこの時点で10000%を超えました。このタイミングで山口さんに変な水とか薦められてたら全然買ってる
まさかこんなにもチャゲアスみたいに力強く、面倒な工程を省くことを承認してくれるなんて・・・
私もYAH YAH YAHの勢いのままじゃがいもを剥いていきますが、ピーリング状態(※ピーラーで手の皮までいってしまうこと)が怖い私。
山口さん「親指でじゃがいもを支えて、ゆっくりしっかりやるといいです!ちょっとずつ速くシャッシャとやってると、全然剥けないしかえって怖いんです」
手本のとおりにやってみる私。
しり「む、剥きやすい!!!」
これまではじゃがいもに「剥かされている」とすら感じていた私も、コツを掴んで一気にじゃがいもを使う側、いわばじゃがいもの雇用主としての自覚が芽生えました! 今後は雇用主としての自覚を持ってじゃがいもとの雇用契約書を取り交わしていきたいと思います
思えば、家庭科の授業では包丁の使い方は教わるものの、ピーラーの使い方って教わらない。現実に困っていることをプロに教えてもらえるの、めちゃくちゃ助かります。料理が苦手なみんなは一回家にプロの料理家を呼んだ方がいい!
疑問④ 味付けで絶対あたふたしちゃう
野菜をすべて切り終えたところで、鍋とフライパンにそれぞれ配置します。
山口さん「まずは玉ねぎと肉を入れます。いちいち包丁使うのも面倒なので、お肉ははさみで切っちゃえばいいです」
ここでもチャゲアスを出してくれる山口さん。
肉を切ったあとの包丁やまな板って洗うのも大変だし、そのあともう一回やっぱり使いたいってなったときにヌルヌルしていて「もう全部やーめピ!」となって近所のすき家に駆け込みがちです。
こうして、料理のハードルになりそうな細かいポイントまで教えてくれるのはマジでありがたい。『新春ありがたマラソン』があったら42.195km完走していることでしょう
山口さん「味付けしていきます。しょうゆとみりんと酒、大さじ3ずつです。普段は大さじとか使わないで、もっとジャバジャバって入れちゃってますけどね!」
しり「うわ~、そうやって、目分量で美味しい料理が作れるの憧れますね・・・」
山口さん「全然簡単ですよ! しょうゆとみりんと酒は『1:1:1で味付け』って覚えてます!そうするとだいたい美味しく味付けできます」
1:1:1・・・!めちゃくちゃシンプル!
その時、事件が起きました。みりんを入れる際、大さじ3のうち、最初の1さじめが勢い余ってフライパンに溢れてしまったのです。平穏だったはずのキッチンが、緊迫した空気に包まれました。
しり「大さじ1が狂った・・・もう終わりだ・・・」
山口さん「いや、溢れたぶん2さじ目を少なめにすればいいです!」
またチャゲアスを出してくれました。よく考えたらこんなことであたふたするのアホすぎるのに、丁寧に教えてくれるの本当に優しすぎる。「当たり前じゃねえんだぞ」、と心の中の加藤浩次が私の内なる山本圭壱を鼓舞します。
山口さん「ところでこの『料理酒』って塩入ってるやつですか?」
しり「塩!?」
みなさ~ん!調味料の成分って、気にしたことある??? 私はない
山口さん「あっ、これは塩が入っているタイプですね。2.1%って、結構しょっぱい。プロっぽい人は塩ナシを使ってる人が多いです!」
しり「そうなんだ! 塩入りじゃない方がいいんですか?」
山口さん「プロって結構、添加物を嫌う傾向にあって、なるべくピュアな方がいいって考えの人が多いんですよね。でも別に塩が入ってるからいけないってことはないですよ!」
しり「ホッ」
山口さん「ただ、その分しょっぱくなっちゃうので、本当は塩を入れる工程で塩なしで進めていったり調整をします」
しり「なるほど! たしかに塩ってしょっぱいもんなあ!?」
もうなんか山口さんの発言の全部がポイントに聞こえて塩がしょっぱいことすら新鮮に聞こえるようになってしまいました
ちなみに私は小学生の頃に初めて沖縄に行って、あまりに海が透明なので普通の水だと思って海水をゴクゴク飲んだことがあります。人生であれを超える「しょっぱい」、まだ見つかってません
疑問⑤ 白滝って何?
しり「そういえば、今回肉じゃがの材料はじゃがいも、玉ねぎ、お肉だけですよね。にんじんとか白滝は入れないんですか?」
山口さん「にんじんは彩りのためだし今回はいらないかなって思って入れてません。白滝はなんで入ってるかわかりません」
白滝・・・
山口さん「もし彩りがほしい場合は、たとえばスナップエンドウをレンジでチンして最後に上から載せたり、煮上がるタイミングで入れて予熱で火を通すだけでも簡単だし美味しいですよ」
しり「なるほどぉ!!!」
食材がなんのために入ってるとか、まったく気にしたことがありませんでした。肉じゃがにはにんじんや白滝が入っていなくちゃならないという先入観。最悪、肉とじゃがさえ入っていれば成立するもんな。チャゲアスだってチャゲとアスカがいればそれ以外は何もいらないのだからーーー
疑問⑥ アクって取る必要ある?
山口さん「お鍋の方は、アクが出てきましたね!」
しり「本当に初歩的なんですが、アクってなんなんですか? いつもなんとなく取ってるんですけど、取る理由もわからぬまま、答えを見つけられぬまま、暗闇を走り続けているんですけど・・・」
山口さん「J-popの歌詞みたいな質問ありがとうございます。アクっていうのは主にタンパク質の塊です。中には取らない人もいるんですけど、見た目をきれいにしたいし、私は取るようにしてます」
しり「取らない人もいるの・・・!?」
山口さん「実はアクって、食材を炒めたあとに煮込むと出ないんですよ。ほら、フライパンで炒めてからやっている方は、アクが少ないですよね」
しり「本当だ!!! アクってずっと取り続けてないといけないじゃないですか。ぶっちゃけ、めんどくさいんですよね・・・」
山口さん「ずっと取り続ける必要はないですよ! しっかり沸かすと表面にアクが出てくるので、それを最後に一気に取って、終わりで大丈夫です!」
無限に出続けるアクは取り続けないと罰せられる法律があるのかと思っていましたが、まだ法整備はそこまで進んでいないようで安心しました。みんなもアクは最後に一気に取り除こう!
疑問⑦ 何品も作るのしんどすぎる
山口さん「今日は肉じゃがの他にも、『野菜焼き』を作っていきます!」
しり「野菜焼き・・・」
山口さん「なんでも美味しいんですが、今日はレンコンと長芋を使って作っていきます。まず、レンコンを切っていきましょう!」
私に包丁を渡す山口さん。まな板の上に置かれたレンコン。プロに見られながらの野菜切り。緊迫する空気。繰り返される諸行無常・・・
私が包丁を入れると「ズァッ・・・・ズァッ・・・・」という怪奇現象みたいな音がキッチンに響きます。それを見た山口さんはすかさず口を開きました。
山口さん「すっごく疲れませんか? 野菜を切るのが大変なのは、包丁の動かし方のせいだと思います!」
しり「動かし方・・・?」
山口さんはそう言うと、お手本に切って見せてくれました。トンットンッ・・・という音があまりにも爽やかすぎておののく私。例えるならば全盛期の小池徹平くらいの爽やかさです。
山口さん「しりさんは、指の力だけで包丁を下方向に押してますよね。包丁は、食材の向こう側にスライドさせるようなイメージで動かすともっと楽になります!」
もう一度、言われたことを意識してやってみます。
トンッ、トンッ、トンッ
エッッッッッ!!?!?!?!?
切ってない!?!?!?(※切ってます)
切ってないくらいの力加減!!!!! 野菜って、こんな簡単に切れるの!?
これまで野菜を切るのに使っていた包丁パワーを1000とすると、183くらいまで楽になりました。
山口さんに教わった切り方で、いとも簡単にレンコンを切り終えてしまいました。
もしかして全国の剣豪たちも山口さんに切り方教えてもらった?そのくらい、もうすべてのものが切れる気がしてくる。私、もう切れないものないんじゃない? このまま私、王家七武海に入れちゃうんじゃないか・・・? 二代目 鷹の目のミホークとして・・・(世襲制)
疑問⑧ フライパンへの油のひきかたの正解が見えない
山口さん「では、切ったレンコンと長芋をフライパンに並べましょう」
しり「先に油をひかなくていいんですか?」
山口さん「油は、野菜を全部並べたあとに上からかければいいです!」
しり「上から、油を・・・!?そんなことしていいんですか!?野菜側から『侮辱』と捉えられて訴訟問題に発展したりしませんか?」
山口さん「しません。下にひくのと変わらないので、別にどっちが先でもいいんです」
山口さん「あとは、中火で焼いたら完成です!」
そのとき、私はあることに気が付きました。
しり「この家に越してきてからこんなに稼働してるキッチンを私は見たことがない」
しり「このキッチン、こんな良い光景になったことない。いつもなんか不安な見た目だから・・・」
山口さん「正解が再現できるかどうかって気持ちでやってると、ずっと不安ですよね
しり「たしかに・・・いつも、レシピの通りにできるかどうか、どれだけ再現できるかに慎重になっている気がします」
山口さん「慎重派な人には、たしかにハードル高いかも。私は、適当でいい!食えりゃいい!って思ってるからなぁ」
しり「!!!そんな感じなんですか!適当でいいんだ・・・」
勇気をもらえる一言でした。「料理は適当でいい」という言葉を待ち受け画面に設定しようと思います(イメージ)
そして、数分後・・・
しり「バーベキューの当たり回だ!!!」
思わず大声で叫んでしまいました。野菜を中火で焼いただけでこんなに美味しそうな見た目になりますか? 野菜農家のみなさんには感謝の気持ちを込めてクオカードを送りたいと思います
山口さん「焼き終えたら、あとは自分で好みの味をつけて食べます。七味マヨ、塩コショウ、柚子胡椒、ケチャップなんかもおすすめです」
しり「うわ~~~正気を保てなくなるくらい美味しそう・・・」
山口さん「野菜を焼いて出すだけで、一品になるんですよ。しかも各自で好きな味をつけちゃえるので、味付けの呪縛からも解き放たれる最高の料理です!」
しり「クゥ~~~~~ッ」
疑問⑨ かきたまが濁る
山口さん「ここからは、3品目の卵スープを作っていきます。」
しり「スープ・・・またハードルが高そうですね・・・」
山口さん「大丈夫、めちゃくちゃ簡単です!まずは、熱湯にささみを入れて、火を止めて10分放置しておきます」
しり「料理において、火をつけずに放置する時間が発生するんだ・・・」
10分経過し、ささみを取り出したところで山口さんが口を開きました。
山口さん「ところでしりさん、かきたまって濁りませんか?」
しり「濁ります」
小林製薬『かきたまニゴラナ~イ』のCMの導入かと思うくらい自然な語り口で話しかけてくる山口さん。
山口さん「一気に卵を入れないのがポイントです。湧いたお湯に、溶いた卵を半分だけ入れます」
山口さん「すぐ混ぜないで、3-4秒待ってから混ぜるのがポイントです。卵を入れるとお湯の温度が下がるので、再びお湯が湧いたら残りの卵を入れます」
しり「一気に全部入れない・・・! よく考えると、『待つ』っていうのが本当にできないんですよね。動作をし続けないと取り返しのつかないことになるんじゃないかと思ってしまって・・・」
山口さん「料理が苦手な人って、食材をいじりたくなっちゃう傾向があるんですよね。でも、待つというのも大事です」
しり「なるほど・・・もしかして、恋と一緒・・・ってことですか?」
山口さん「?」
疑問⑩ なぜ料理をしているの?
そしてついに・・・
か、完成だ~!!!
たった45分ほどで3品(肉じゃが2種類あるので数え方によっては4品)、完成してしまいました!
しり「いただきま~~す!!!! うわ~~~!!!! 男爵いもとメイクイーンって全然ちげぇ~!」
山口さん「食感、全然違いますよね!」
しり「野菜焼きも、なにもつけなくてもめちゃくちゃ美味しい・・・!卵スープも、ちゃんと卵の存在感があるし、ほぼ味付けしてないのに鶏の旨味でめちゃくちゃ美味しい・・・マジで美味しいな・・・出店してほしい・・・」
山口さん「喜んでもらえてよかったです」
しり「そういえば山口さんは、いつから料理をされているんですか?」
山口さん「7歳です」
7歳!?!??!?!?
神童??????
私が7歳の頃といえば、道にきれいな宝石が落ちてるなぁと思って拾ってみたら誰かが口から吐き出した飴玉だったときとちょうど同じ年齢です。
山口さん「料理を人に教えてるといい人風に見えるかもしれないのですが、私は料理をし続けたいので料理のインフラをなくさないために活動をしているんです」
しり「料理のインフラ・・・」
山口さん「料理をする人が減っちゃうと、例えばスーパーが減ったりしちゃうじゃないですか。それを止めたいから、料理する人を減らさない活動をしてるんです」
合理的すぎる…! そんな信念を持った山口さんのことを想いながら、私も微力ながらも料理を続けていこうと心に誓ったのでした。
山口さん、この度はたいへんお忙しいところ、優しく料理を教えていただきありがとうございました!
それでは最後に聞いてください。
「YAH YAH YAH ~料理初心者バージョン~」
~料理を教えていただいたのが2月で、そこから私が半年以上モタモタしていたら山口さんが2冊も著書を出されていたのでご紹介しますのコーナー~
ありがとうイン・ザ・スカイ