XとYの法則

1. 昨日、仕事の合間に今日ブログで使えそうなネタを探していたら面白いものを見つけた。

元吉本のお笑いタレントである島田紳助氏が受ける漫才の作り方を語っているものだった。

彼曰くお笑いの世界には「XとYの法則」があるという。

Xは自分ができること,Yは世の中や業界のトレンド。売れる芸人というのは常にこの2つの軸をいかにリンクさせるかを意識している。さんまだって無意識のうちにそれをやっている、と。

これを観たとき、この方の発想は優秀なビジネスマンだと思った。

2. このXとYの原則は経営学でいうところのSWOT分析と同じだと思う。

SWOT分析とは目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人のプロジェクトやビジネスにおいて、外部環境や内部環境を強み(S),弱み(W),機会(O),脅威(T)の4つのカテゴリーに要因分析し、事業環境変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法の1つである。

紳助の法則でいえばXの部分は強み,Yの部分は機会・脅威といったところか。

3.(1) それは警備業の世界でも言える事だと思う。

しかし警備業の場合,強みであるこの自分ができることを見いだすことが難しい。

往々にしてそれは自己満の世界になってしまいがち。

だからこそ,自社はお客様アンケートでうちを選んだ理由を伺ったり、隊長に取引先担当者にその旨を伺ったり、場合によっては自分が直接伺ったりした。

だから他の精神論でやっているところや,現場主義一辺倒のところよりはある程度自分達の強みに関しては知っている。

でもそのお客様の意見がうちに対するただの営業的な御機嫌取りになってしまっている場合もある。
例えばうちのサービスの質の高さや苦情件数の少なさを評価しているといいながら、契約更新の際に,他と相見積を取って値下げを要求するところもあったりする。

まだまだ思考の深さが足りないんだろうなあ。

(2) ただこういった自分の強みを回りの環境なり状況にリンクさせる視点は常に意識することは経営者である以上マストというか当たり前のことだ思う。

そういう意味で紳助のこの動画は観て良かったと思う。

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