人間関係に配慮できる会社にするために

1. 日本人労働者は人間関係を第一に考える傾向にあるといった調査結果に関する記事を前に読んだ事がある。

人間関係の大切さ。それがただの民族性の問題でなく、生産性向上に関してそれなりの科学的根拠があるということが実証された実験がある。

ホーソン実験である。

2. これはハーバード大学の精神科医メイヨーや心理学教授レスリスバーガーらがホーソン工場で5年にわたって行われ、作業所の明るさといった客観的な職場環境より、個々の人間関係の方が作業効率や労働者のモチベーションに影響を与えていることが判明し、インフォーマル的な組織での集団規範の重要性が証明された実験である。

3. 警備業はサービス業であり、隊員個人の労働意欲がパフォーマンスに結びつく仕事。

にもかかわらず、契約先の職場に派遣される性質を有するので、1人現場が多かったり、契約先の従業員との仲がうまくいきにくかったりと、それがモチベーション維持を難しくしている側面も否定出来ない。

やはり円滑な人間的な職場環境の構築のため、取引先との関係作りの強化や強制でなく自由参加の飲み会の開催、隊員が趣味を楽しめるようなシフト作りを考えたりして、隊員の労働意欲・モチベーション維持・向上に配慮できる会社にしていきたい。

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