トップとしてのプライド

1. リーダーシップ論の中で、パス・ゴール理論というものがる。

この理論における有能なリーダーは、必要なパスを示して、従業員の業務目標達成を助けるというもので、緊急時を除いては、リーダーは基本的に従業員の仕事を補完する役割を担うスタイルをとるべきとする考え方である。

2. 自分も基本的にこのスタンスをとるべきと考え、警備マイスター制度等それに合わせた制度を作っている最中である。

警備員を現場に派遣する警備は、仕事の数だけ現場がある。そのすべてを経営者が把握することは相当厳しいし、またそうすべきでない。

前いったように現場・現場に目に見えない特有な情報(暗黙知)というものがあり、それに一番近いのは現場の隊員である。

経営者の仕事はその隊員個人の暗黙知を他の隊員と共有する、つまり形式知化する仕組みを作り、全体の状況をマクロ的に把握することだと思う。

3. それでも緊急時は現場に出る事も含め、積極的に前に出て動く必要がある。そこで必要なのは現場把握だけでなく自分がこの会社を支えているんだと言う気概、もっといえばトップとしてのプライドだと思う。

このプライドが持てるかどうかは、日々の過ごし方にかかっていると感じる今日この頃である。



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