ご利用は計画的に

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友人の知り合いに借入金を返せずに強制執行までいってしまった方がいて、お話を伺う機会があった。

彼曰く、なぜこんなことをされるか分からない。
金融機関の〜さんはお金を〜円返せば、訴えることはないみたいないったのに自分の知らない間に判決が出てこんなことになるなんてひどいわ、納得できない、みたいな笑。


確かに民事だし紙の上のことなんで実感はないのは分かる。

でも、それが世の中。ペーパーをバカにしちゃいけない。
というかお金を借りることをもっと真摯に受け止めなきゃいけない。


姉ちゃん買ったり、パチンコに勤しむのは感心しないが個人の自由だからやりたきゃやればいい。

でも、そのためにお金を借りたなら、それに伴って生じる返済義務を果たすのが社会人の基本というもの。
それが出来ない。自分を律することができない人間は全くもってお話にならない。


2

これは経営にも言えると思う。

よく一部の経営者や経営後継者は新規事業のために平気で人から金を借りるが、その意味をしっかり考える必要はあると思う。

意外に自己顕示欲や承認欲求が先走って、その意味をロクに考えない人達がが多い。

みんなからよく思われたい。みんなに認められたい。それか今が良ければいい、パッとやりたいみたいな。

でもそれは無意味であるだけでなく、お金を貸してくださる相手のことを考えない身勝手な考え。

なのでそれは経営者になってはいけない人種だと思う。

あと警備員にも向いていない人種だと思う。

人手不足で辛い。でも、いつも借入金で借入金を返したり、ギャンブルやお姉ちゃんにつぎ込む人を現場に送ることはお客様に対していろんな意味で失礼な行為。

なので採用を控えるのはもちろん、雇った後で発覚した場合にはそれで解雇はしないが、当然、契約更新の際の考慮要素にする。


今、時代は現金からキャッシュレスに変わろうとしている。

でもどんなにお金の形が変わっても、自分を律せない人はお金に振られてしまう。

結局、お金と上手く付き合うことは、人の基本を大切にするということ。
今後の戒めとしたい。

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