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【毎日投稿】オートマティックにオートとオートマを使い分ける人種

 それは本当に突然脳内に舞い降りた疑問だった。

 なぜ日本人は「オート」と「オートマ」を使い分けるのだろう。

 語源は当然同じだ。英語の"Automatic"を略したもの。しかし、その「マ」の有無を私は不思議がってしまったのだ。

 同じ意味を指すのだから使い分けする必要がないだろう。改めて考えるとそうなるのだが、何故これを使い分けるのか、諸説あると判断し考察してみた。

 最後まで読むと、しらすはこんなにくだらないことに脳を浪費しているのかと気づくことだろう。

4文字の省略は、心地いい

 この議論の結論の半分以上をここで出しておく。日本人はなんでも言葉を略すときにそれを4文字にしたがる傾向にある。「経世済民」のことを「経済」、「教科用図書」のことを「教科書(音的に4文字)」、「インフルエンザ」を「インフル」、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」を「こち亀」など多くの例が存在する。

 オートという略し方は完全に英語由来(Automatic→Autoからきている説)だと判断した時、「オートマ」という省略形は日本で生まれやすいのだと推測できる。日本人が前述のように4文字省略を好む習性があるのであれば、「オートマ」という省略形も何となく想像できる。

オートマは古い言葉?

 こんなことも考えられる。オートマが古い言葉であるということだ。

 AT車が日本に出回り始めたのは1960年代のこと。今の義務教育の体制になったのは戦後まもない1947年だそう。中等教育の中には英語も含まれていたものの、当時の高校大学への進学率を考えると英語というのがまだそこまで浸透していない時代。"Automatic Transmission Car"という車を日本でも販売できる技術力がついたときには、もうすでに「オートマ」と呼ばれていたのではないだろうか。

 これらは全て憶測にすぎないが、英語の概念が日本人の中に薄いまま省略しやすい4文字である「オートマ」という省略形に至った。これが私の思う「オートマ」という言葉の語源である。

まとめ

 略語には、なんだか不思議な、そして高次元な法則がありそうだ。省略しやすい言葉、省略しづらい言葉、何となくニュアンスで分かっていてもそれを言語化するのは困難である。

 今回は「オート」と「オートマ」を自動で振り分ける謎を見てきた。これらはあくまで憶測なので、真実かどうかは定かではない。それでもネタ記事としてはいい味を出していると思っている()。

 思いついた時には、こんな記事も出すので、お楽しみに。

 P.S

 ネットで「オートマ 語源」で調べてもこれらしい検索結果は得られなかったので、私がこれに関して吟味した初の人物となっているだろう(だから何)

参考:


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