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【毎日投稿】それでも、私は本を読む

 おはろん。学会発表が今日終わりました、しらすです。

 本紹介をしている人なので意外に思われるかもしれないが、私が読書をし始めたのは大学に入ってからで、それまでは暇さえあればテレビゲームとYoutubeの無限ループの渦中にいた。

 「本を読みなさい」そう口を酸っぱくしていう教師や親御さんは少なくない。私自身も改めて本を読むことの意義を言語化する必要があると感じた。

 本稿では、私なりの「本を読むことの意味」を考えてみた結果を示す。

手軽に世界を知る

 世界は広い。ある場所で爆破テロが起こっているときに、別の場所では核爆弾を作っているかもしれないし、また別の場所では将来有望な赤ん坊が生まれているかもしれないし、誰かが同時刻にチーズを食べているかもしれない。

 本の力を借りれば、そういった広い世界のことを簡単に知ることができる

 例えば、私が去年買った著書『フィンランドの教育はなぜ世界一なのか』という本では、ヨーロッパの教育を経験した子を持つ著者の岩竹美加子さんの考え方や、人生を知ることができるし、自分の体験しえないフィンランドの教育についても知ることができる。

フィンランドの教育はなぜ世界一なのか

手軽に有名人を知る

 本というのはいろいろな職業の方が書かれている。実業家、研究者、Youtuber、スポーツ選手、パティシエなどその業種は様々。

 本を書く人の中にはテレビによく出る人だったり、すごい業績を残されている方だったり、有名人も数多くいる。本を読むことで、そういった有名人の経験や人生観というものの一片にたった1000円強で触れることができる

 例えば、これも1年ほど前に買った著書『努力2.0』という本。著者はときどさんという方で、東大卒のプロゲーマーとして名をはせた方である。プロの世界で世界大会で優勝したときどさんだからこそ得られる時代の変化や挫折、そこから立ち直るためのメゾットが書かれた本で、業績を残した方との一方的なコミュニケーションが楽しめる。これが本の力だ。

努力2.0

手軽に他人を体験する

 世界には様々なことを経験してきた人がいる。自分で起業した会社をつぶしてしまったり、スポーツの世界大会レベルで優勝したり、絵を描くことを生業とする人だったり、自分では絶対に行かない方面であろう世界に身を置く人というのが一定数存在する。

 本を読むことで、自分が触れたことのない人生を手軽に経験することができる。これは小説や漫画、映画やドラマにも当てはまる。例えば、著書『20代を無難に生きるな』を書いた永松茂久さんは、飲食店を経営するも、基本赤字である、従業員を何人も失うなど、失敗に失敗を重ねる。そんな経験があるからこその今であると本書が語っているのだ。そんな激動の人生を手軽に体験できるのは、本の力の一つといっていいだろう。

20代を無難に生きるな

まとめと、もう一つの魅力

 本というのは、手軽に世界の一部を知ることができ、手軽に有名人の考え方を得て、手軽に他人の経験を実感できる、最高のツールだと思っている。

 さらに魅力があるとすれば、本を読むことがちゃんとできる人というのは数が限られているということだ。字を読むのが得意ではない人や、本に魅力を感じない人にはわからない世界に入ることができるのである。平たく言えば「治安がイイ」と感じるわけだ。

 だから私は本を読み続ける。きっと死ぬまで。

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