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【毎日投稿】太鼓の達人(聞くのが)おすすめの曲【不思議な曲編】

 おはろん。しらすです。

 今回は、太鼓の達人記事第3弾。前回のノリノリな曲編はコチラから。


 今回は不思議な曲編。ミステリアスな曲やダークな雰囲気ただよう曲を紹介していく。

 各曲には、曲の感想と譜面の感想を用意した。そして譜面の感想の最初には、鬼レベルの難易度を表記してある。

 ※この記事は、はてなブログでも公開した記事を改変してお送りします。

 それでは、今日も最後までご覧あれ…。


魔方陣-サモン・デルタ-


 最初に忠告するが、「魔法陣」ではない。家庭用ハードではWiiU3代目で初登場、3ds3代目ではストーリーモードのボス「デボラ戦」にて登場した。曲名の「魔方陣」は、縦、横、ななめの数字を足した結果が同じになるようにマス目に数字を入れた正方形。「魔法陣」は術者の魔力を増幅させたり魔力の調節弁のはたらk(ry

 「サモン(Summon、英)」は「召喚」、デルタはギリシャ文字の「Δ」。サブタイトルのほうは「魔法陣」のほうにかかっているのかもしれない。

 作曲・編曲は翡翠氏。この方は変拍子や変わったメロディーを好むらしく、太鼓の達人でも「愛と浄罪の森(おすすめの曲)」や「女帝~インバラトゥーラ~」など多数の楽曲提供をしている。

曲の感想
 終止不思議な雰囲気と和音で埋め尽くされている曲。個人的なイメージは、RPGとかで謎のクリスタルみたいなものが奥底に埋められている水晶だらけの薄暗い洞窟、というイメージ。水晶の輝きがちょくちょく登場するピアノの和音で表現されている。美しく、それでいて怪しさ満点の和音。ゴーゴータイムではまた雰囲気が変わり、宇宙空間のような捻じ曲げられた空間みたいなイメージを持つ。ムードが常に怪しさと奇妙さと美しさであふれていて、好きだ。

譜面の感想
 ☆9。BPM236で変拍子、二拍三連、跳ねリズムなど技術が詰まった譜面。特に終止続く跳ねリズムと普通の8分音符が混ざって登場するのが厄介。しかも難しいところ以外はスッカスカでノーツが少ないため、簡単なところでゲージを稼ぐわけにもいかない。要所要所で可や不可を量産させる構成になっており、技術的には前回紹介した「ボクハシンセ」の強化版と言っても過言ではない。

闇の魔法少女


 厨二心の塊。「闇に染まれよ!!」

 アーケード版ではキミドリverで初出場し、段位道場でも多数出場(なんでか段位道場に出る曲ばっかり紹介してるなぁ...)。家庭版のハードでは3ds3代目で「リリィ戦」でボス曲として採用された。

 ボーカルはアキ。作曲者はSilver Forest。太鼓の達人の曲はもちろん、東方の曲のアレンジである「ケロ⑨destiny」の作曲者でもある。

曲の感想
 歌詞が厨二心とメンヘラ(?)でいっぱいな曲。2回目のサビの最初の「邪気眼発動!堕天使召喚!魔界の扉が今から開くの」という歌詞なんかは圧倒的イタさを誇る。歌の方はほとんどの部分にハモリが存在して、それも相まって怪しさと響きがぐんと増している。

 裏ではちょっとゲーム音のような電子音がちょくちょく聞こえる。特に効果音の使い方がいい感じ。歌のハモリとゲーム音の多用により、なんだかすごい壮大さを感じる一曲となっている。なんでこんなに重厚に聞こえるんだろうか...

譜面の感想
 ☆9。曲の速さもそうだが、☆9にしてはあまりにも物量が多すぎる。1000コンボを当たり前のように超える上に休憩という休憩が存在しないため、☆9最高峰の体力譜面となっている。大音符が連続で何度も登場しており、家庭用ハードでプレイした人は同時押しの連続に苦悩しただろう(体験談)。段位道場でも物量枠として多数登場しており、この曲のせいで落ちる、なんてことも......

亜空間遊泳ac12.5


 曲名の通りアーケードの12代目(増量版)で初登場した曲で、いまでも段位道場に登場したり「リズム難な曲」としてドンだー界隈では有名な曲。家庭用では、wii2代目のストーリーモードで「タングステン戦」のボス曲として使用されている。

 作曲は太鼓の達人の譜面制作陣としても有名な増渕裕二。よくリズム難な曲を相手に譜面を制作してらっしゃる方だ。この方はほかにも「メカデス。」や「Ignis Danse」、「ダイエット・パダライス」など、たくさんの有名な曲を太鼓の達人に提供している。

 ちなみに、Wii2代目のボスの名前は元素名からとっている。ボス一覧↓

アンチモン:原子番号51、元素記号はSb。工業材料としてよく多用されるが、その化合物の多くに刺激があり(皮膚や粘膜へダメージを与える)、劇物に指定されているため危険。
イットリウム:原子番号39、元素記号はY。スウェーデンはイッテルビーの近くで発見された。昔から蛍光をだす化合物として使用され、ブラウン管から白色LEDまで多岐にわたって使用される。
ガリウム:原子番号31、元素記号Ga。フランスの化学者ボアボードランが発見。ほとんどは集積回路などの半導体に使用される。
タンタル:原子番号73、元素記号Ta。レアメタルの一つ。携帯電話やゲーム機、パソコンなどの電子機器にコンデンサーとして用いられる。
ゲルマ:ゲルマニウム。原子番号32、元素記号Ge。ケイ素(シリコン)が出るまでトランジスタの材料としては主流だった。今は、光検出器やダイオードに使用される。
タングステン:原子番号74、元素記号W。めっちゃかたくてめっちゃおもい。金属の中で最も融点が高い。そのかたさからドリルや戦車、指輪などに使用される。鉛の代替になるといわれているが加工が難しいらしい。
テルル:原子番号52、元素記号はTe。万が一体内に入ると本気でヤバイ(語彙)。ガラスなどの着色剤、ビスマスと合成して太陽光電池として利用する
アルミ:アルミニウム。原子番号13、元素記号Al。軽銀、礬素(ばんそ)という別名もある。一円玉硬貨や缶、鍋や自転車のフレームなどその用途は幅広い。

 ...なんでこんなの書いてるんだろう。

曲の感想
 全体としてはエレキギターとシンセサイザーが主旋律を奏でるロックのような形式の曲。主旋律が不思議な感じであるためこの記事に入れたが、同時にそれがかっこいい曲でもある。ギターがかっこいい曲はかっこいいからね。さらにドラムが全体的にカッコよすぎる(だれか叩いて)。カッコよさと不思議さをうまいこと混ぜ合わせたいい曲だ。

譜面の感想
 ☆9。Wii5代目で☆10から降格。初めて叩いた人はこの曲のほとんどが普通の4拍子で構成されていることにすら気づかないぐらい絶妙なノーツ配置をしている。リズム取りも難しいが、複合の種類がたくさんあり総合的な力が求められる。

 しかし、それよりここで紹介したいのは鬼ではなく「むずかしい」の譜面。「むずかしい」の譜面にしては複合も多く、そのいくつかは鬼譜面よりノーツ密度が濃い。鬼より簡単だから、といってなめてかかるとやられてしまう。

DEBSTEP!


 この記事で一番推したい曲。この曲は「ダブステップ」というヨーロッパのクラブシーンから誕生したドラムのリバーブ(人工的に作った残響のようなもの)を強くかけたEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)ジャンルの曲で、タイトルもそれにかかっている。ドンだー!日本一決定戦2013のエリア予選大会課題曲に選ばれた曲で、その難しさと譜面の見づらさから、課題曲最難関と言われた。

曲の感想
 冒頭の紹介の通りEDMのための曲。ほとんどがリズムで形成されているこの曲は、いちいち効果音としてかっこいい。テクノ感あふれるこの曲は好みが分かれる感じではある。正直この曲の良さは、言うより聴いて感じろ!というのが速いのだが、人により「かっこいい」「おしゃれ」「変な曲」といういろいろな感想がでそうなので、まずは聴こう!

譜面の感想
 ☆10のなかでもトップ級。曲の音をほぼすべて譜面におこしたような譜面。8分、12分、16分、24分音符の連符が様々なパターンで登場してくる。同じパターンみたいなのがほとんどないため技術が試される。さらに序盤と中盤で譜面の流れる速度が0.5倍になっており、ものすごい見づらい。タイミングも遅すぎて測りづらいため、技術があっても可や不可を量産しかねない。


百鬼夜行(ひゃっきやこう、ひゃっきやぎょう)


 不思議、というか癖の強い、という意味でここに書いた。アーケードでは旧筐体(AC14)から登場し、最新のニジイロver.で復活を遂げた。家庭用ではds3代目のストーリーモードの「きゅうびキツネ戦」で使用された。この曲のようなガチガチの和風の曲は旧筐体に多い(太鼓侍、百花繚乱など)。

 もとの四字熟語の意味は、深夜に徘徊する妖怪や鬼の群れ、もしくはそれらの行進、転じて悪者たちが目立たないところで勝手に悪事を働くこと、だそう。確かに、ちょうどよい一定テンポできざまれていてノリはいいほう(?)。

 作曲は、「夜桜謝肉祭」や「画竜点睛」など太鼓の達人に多くの和風テイストの曲を提供している西込加久見氏。

曲の感想
 古(いにしえ)からの太鼓の達人の雰囲気を醸し出すシンプルな和風テイストの曲。ゴーゴータイムのメロディは二回繰り返され、音色から何から良い雰囲気を表している。途中にある二拍三連ゾーンも調子をいい意味で崩していてよい。筆者のお気に入りポイントはゴーゴータイムに入るまでのイントロ部分。曲の入りがカッコよすぎる。dsのストーリーの曲という印象が個人的には強いので、そういう奇妙な雰囲気も十分に伝わる。

譜面の感想
 ☆9。古の太鼓の達人にあった、最初の連打の数で譜面が変わるやつ(百花繚乱など)。最新のものでは達人譜面と普通譜面が旧譜面と入れ替わっている。どの譜面もコンボ数が711と同じ。普通譜面は中間部に偶数符が連続して現れるのが癖のあるところ。他は全体的に複合が少し面倒ではあるものの、テンポがちょうどよいためすごく難しいとはならない。


6.次点

 いつもの通り、紹介しきれなかった曲はここで紹介させていただく。今回も5曲。

トンデ・ミテ:理解に苦しむ曲。下の「成仏二千」と同じ匂いを感じる。
万戈イムー一ノ十:フランス語で意味不明なことを言っている。曲名をイメージしながら歌詞ありで聴くと心がやられる。
トータルエクリプス2035:歌詞が聞き取りづらいが、ちゃんと聞くと壮大なことを言っている。
ミーナのおやしき:フリーのホラゲを歌にしたらこうなる。真面目に聞くと少し怖い
λ7708:インド系にいろいろ足した曲。譜面がアホ。紹介した曲の中では一番「謎」度が高い。

 次回は、ネタ曲編。さて、何が紹介されるか楽しみだ(知ってるくせに)。

 

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