漫画のセリフとフォントサイズの罠
またもや、ニッチな話をしていきますが・・(笑)
ここ最近創作を続けて、気を付けていることがあります。
それは、『読者』に向けて読みやすいかどうか です。
そのひとつとしてセリフの話をしていこうと思います。
昔のボクは、創ることに一生懸命で 読者というより自分一辺倒でした。
そうしたことで、どこにつまづくか。
説明台詞を入れてしまう罠
これは、悪いことではなく 必要な箇所はあります。
例えば推理ものや、ちょっとしたミステリアスなジャンルなどはフィットするでしょう。
その当時、ボクが描いていたものは『コメディ』でした。
コメディに、そんなに長いセリフはいるのか。。
(焦点を絞りすぎでは・・という突っ込みは置いといて…)正解はないですが、ボクはNOだと思います。
ここの一番の原因は『絵が見たい読者の飽き』なんですよね。
たぶん、これは漫画だけではなくブログなどの読み手すべてに繋がるのではないでしょうか。
セリフが長くなることでフォントサイズが小さく読みづらい罠
上記と連動している話です。
説明セリフをいれることにより、吹き出しに入りきらなくなり
フォントサイズを小さくしてしまうパターンです。
これをしてしまうとどうなるか。
まず、セリフに物凄く注力しなくてはいけない現象になります。
そして何より、まずいのが『作品』を読んでもらえなくなることです。
悲しいのか、、シンプルにサラッと読める構成が理想かなって思います。(中身がスッカスカという意味ではないですよ。)
それでも上手くいかなんだよ。。。
っと嘆く方々もいるでしょう。そのときにどうするか。
長セリフを添削するとこうなるという例
実際にあった話をします。
つい先日、作品づくりをしていたのですが
原作は別、作画はボクという振り分けで作品を作っていました。
彼は、小説ベースを。
それをネーム→作画までをボクが担当してました。
その時の例をご紹介します。
小説『違うよ、今の時期だとダイビングショップのお客さんはいないからここのお店でアルバイトさせてもらってるの。』
これを漫画にすると、、、
こんな具合です。
閑散期=今の時期だとダイビングショップのお客さんはいないから~
っと、こんな具合でしょうか。
理想は、絵で表現と説明をしてセリフで補足と絵を立てることですかね。
これが、中々難儀なんですが。。
当時、編集さんや大御所の原作の方に良く怒られてました。
その時はㇺッっとしましたが、今は感謝しています。
わかってはいても、シンプルに纏めるのは本当に一苦労したりするものです。この辺も創作を続けていくと見えてくる階段があるので、創作は楽しいんですよね。やり続けていくとわかってきますよ。
それでは。
シラシラ。
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