ちょっとした描きコツ! ※良いコマの使い方って?
またフツフツと書いていこうと思うシリーズです。
今回は、やりがちな無駄ゴマについてです。
以前、自分がやっていた失敗と改善から来ています。
ポイントは台詞と絵の重複と0から10までのしっかりとした説明とします。
まずこちらをご覧ください。
しっかりとした説明って『良い事じゃないか!!』と思うじゃないですか。
っと思った方はこれからその解説をして行こうと思います。
ここに3コマあるとします。
それぞれの順として、
1.りんごを持ち上げる前のコマ
2.持ち上げたコマ
3.感想コマ
こんな事を言ったとしましょう。(適当です苦笑)
一旦、問題無いように見えますがどうでしょうか。
次にこちらの絵です。
一番最初と比較して、2コマ減らせました。
あれっ、、何で1コマに纏ってるの?
それはですね‥
これからの仕草を説明せずに、りんごを持ち上げて感想をいう事。
これを1コマでやってのけたという事です。
なぜこっちが良いの?というとですね……
理由として以下のことが考えられます。
相手の読むテンポを考える。
セリフと絵を意識する事で、ページ数が抑えられる。
描き手の量力が減る。
ざっとこんな感じでしょうか。
自分の作業量が減って、読者は楽しく読めるからwin-win になりますよね。
何でこんな風に言うのかって、冒頭にも描きましたが
これを指摘されるまでずっと同じ失敗をしてました。(お恥ずかしい‥)
そしてこれは、作品を繰り返し描き続けてやっと見えてくるので少しやっかいでもあります。
そして、極めつけは、
『知らない事をしらない。』から失敗することにあります。
これは、とても厄介です。でも逆に、いろんな気づきがあって勉強になったり刺激を受けたりと良い意味もあったりするんです。
これも、読んでくれた方や指摘してくださる編集さんなどが
いるからですね。(圧倒的、感謝です。。ありがとう、みんな。)
脱線したので、話を戻して‥
それでは、良いコマの定義とはなんでしょうか。
それは、、
絵で魅せて、台詞でそれを補う。
1番最初にりんごを持つ下りを話ししましたが、
『持つのを絵に』、『感想を台詞の補足として』使うことが良いと思います。そしてそれは、同時に進行しているので良いコマだとボクは考えます。
但し、注意点としては
その1コマで、別々の意味を混合させると意味が混合してしまうため、
返って読者が混乱してしまうので、やらないようにしましょう。
例:りんごを持つ動作 + α(料理をしたり、食したり何だり‥)
1コマ、1コマをシンプルに進行するコマを魅せることが必要です。
最初は、ついつい『あれもこれも』と考えがちです。
そういう時こそ、シンプルで進行型のコマの意識をするのが吉です!
サクッと、書きましたが
結構やりがちなコマ使いについて解説しました。
漫画を描く方や当てはまる方などいましたら、意識しては如何でしょうか?
これから、新作のプロットを描いていこうかなと。それでは楽しい漫画ライフを!
シラシラ。
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