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夢日記

普段と変わらない街並み。
ポツポツとシャッターが閉まっている古い商店街。
雨が降りそうな空の中、一直線に歩いていた。

視界の先には、大型の九尾の狐。
我を忘れて暴れていた。
身体から燃え上がるようなオーラを纏い、周りの物を寄せ付けまいとしているようにも見えた。

そもそも何故、こんな商店街のど真ん中に九尾の狐が現れたのか。

「_____!_____!私だよ!目を覚まして!」

原因は分からないが、私は正体を知っていた。

目が合った気がした。
九尾は建物を一棟前脚で踏み潰した後、一直線に商店街を走り抜けて行った。

走って追いかけても追いつかない。
しかし身体が大きい為、よっぽど離れない限り見失うことはなかった。

途中ナニカに襲撃された。
黒くて小さい紙のようにペラペラの物体。
こう言っていた。

「お前が〇〇だな!______を出せ!返しやがれ!」

「やれるもんならどうぞ」

どうやら、私はこの世界では邪道な魔法を使える。
それによりナニカに狙われることがあったらしい。
そして九尾。ナニカ達の頭領だったのか。

そんな事を気に求めず、私は簡単に黒いナニカを握りつぶした。
左手には黒いドロドロがへばりついたが、構わず九尾を追いかけた。
それくらい、私は九尾の狐が大切らしい。

九尾は線路に登り、レールの上を走り出した。
障害物も何もないレールは、私との距離を広げ、ついに見失ってしまった。

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実は過去の夢でも、この九尾の狐とは出会っている。

その時も九尾が暴れまわり
私は抱きしめて鎮めた。

九尾は、人間の形になった。
それ以来、九尾に好かれてしまい、
私も九尾を好いていたらしい。

この時も、黒いナニカは襲ってきた。

「すまぬ」
人間の形になった九尾は、そう言って退治し自分の中に取り込んでいた。

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今回の夢に話は戻る。

見失った九尾をあてもなく探していると、
大型テレビにニュースが流れた。
大きい狐が線路を荒らしていると。
ニュースのキャスターが警告を鳴らした。
「今は遠いですが他人事ではありません。こっちにもいずれ近づくでしょう。皆様お気をつけください」

大変なことになってきた…
私は探す足を早めた。


ふと地図がめにとまった。
大きな公園があるらしい。

そこは森をかき分けた道の先には大きな桜の木があって、森を抜けると「カマクラ」という場所に繋がるらしい。

そこへ行くと綺麗な街並みが広がっていて、
オシャレなカフェがあったり雑貨屋さんがあったり
「カマクラ」ってあの鎌倉…?

手がかりもなく、そこでわたしは目が覚めた。


まだ九尾を助けてない…

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