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2020年1月京都旅行 蹴上インクライン その4

蹴上インクラインその4です。

その3からひきつづき、線路の写真を少々追加。

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さらに少し下ったところからパシャリ、ですがほぼ同じような写真になってしまってる。。。

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その1にあったものと同じく、こちらも使用されていた舟の展示でしょうか。

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舟展示の横にあった立て看板その1。

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また文面抜き出してみます。

インクライン(傾斜鉄道)
 大津から京都を結ぶ東海道の難所であった逢坂山や日ノ岡の峠道は、旅人や貨物運搬にとって悩みの種で琵琶湖から水を引き、その水路を利用して舟運を興すとともに、田畑を潤すことが古くは平清盛、豊臣秀吉の時代からの願望として伝承されてきました。明治2年(1869)の東京遷都以降、衰退する京都経済の復興策として京都府三代目知事北垣国道、青年技師田辺朔郎、測量技師島田道生ら技術陣・行政関係者、上・下京連合区会、市民の力で明治18年(1885)8月、水車動力、舟運、かんがい、精米水車などの多目的な効用をはかるため、疎水開削工事に着工しました。
 インクラインは、蹴上船溜(ダム)や南禅寺船溜に到着した船から乗り降りすることなく、この坂を船ごと台車に載せて昇降させる目的で建設されました。当初、蹴上から分水した水車動力(20馬力、15KW)によって水車場内のウインチ(巻上機)と水中の滑車を回転、ワイヤロープでつないだ軌道上の台車を上下する構造を考えていました。その後、明治21年(1888)、田辺技師、高木文平調査委員が訪米し、アスペン銀鉱山の水力発電を視察した結果、インクライン動力源を水車動力から電力使用に設計変更され、事業用としては我が国初の蹴上発電所を建設することになりました。この電力が世界最長のインクラインに35馬力(25KW)、時計会社に1馬力(0.75KW)など産業用、電灯用として活用されました。
 明治27年(1894)には伏見区堀詰町までの延長約20kmの運河が完成し、この舟運により琵琶湖と淀川が疎水を通じて結ばれ、北陸や近江、あるいは大阪からの人々や物資往来で大層にぎわい、明治44年(1911)には渡航客約13万人を記録しました。しかしながら、時代の流れで大正4年(1915)には、京津電車、京阪電車が開通旅客数が3万人台に激減したのに加え、国鉄(JR)の方でも東山トンネルが開通して大正10年に現在の山科駅が開設されたため、京津間の足としての疎水の機能は実質的に失われることとなりました。一方、貨物の輸送量は、大正14年(1925)には、史上最高の22万3千トン、1日約150隻を記録しました。やがて、陸送化がどんどん進み昭和26年(1951)9月、砂を積んだ30石船が最後に下り、疎水舟運60年の任務を終えました。
 こうして、琵琶湖疏水・インクラインは文明開化以降における画期的な京都再生の役割を果たしました。
 平成8年(1996)6月には、国の史跡指定を受け、今日の京都を築いた遺産として後世に長く伝えるため形態保存しています。

概要
着 工    明治20年(1887)5月
竣 工    明治23年(1890)1月
運転開始  明治24年(1891)11月(蹴上発電所営業運転開始)
幅      約22m
勾 配    15分ノ1
所要時間  10~15分
電動機    直流440V、70A
ドラム工場  南禅寺船溜北側(白い建物)

平成15年3月1日 京都市水道局

↑上記の文面で北垣国道、田辺朔朗と並んで紹介されている測量技師の島田道生も但馬(今の養父市八鹿町?)出身の人のようです。 琵琶湖疏水開発で但馬出身の人活躍してるなー。

で、舟展示の横にあった立て看板その2。

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看板その2ズームイン。

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こちらも文面を抜き出し。

三十石船と蹴上インクライン -琵琶湖疏水の舟運による物流-

 この「三十石船」は、明治23年に竣工した琵琶湖疏水で使用されていた運輸船を復元したものです。
 明治から昭和にかけては、琵琶湖疏水を通航する運輸船により、滋賀と京都の物資(米、薪炭、醤油、酒など)の物流が盛んに行われていました。
 琵琶湖疏水の蹴上船溜から南禅寺船溜までの間は、高低差が大きいため、船ごとインクライン(傾斜鉄道)の台車に載せて、この坂を昇降させていました。
 本インクラインは、琵琶湖疏水関連施設として、平成8年に国の史跡に指定されています。
 この「三十石船」は、京都滋賀県人会様から、同県人会の創立50周年を記念して、平成22年3月にご寄贈を賜り、蹴上インクラインの当時の面影を再現するために、船の「積み荷」につきましても、平成26年3月にご寄贈いただいたものであります。

京都市上下水道局

船は展示用に復元されたものでした。 今、文面抜き出していて気づきました。。。 写真撮っておきながら数ヶ月の間まったく内容読んでなかったのがバレますね。。。

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