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奇異な新海ワールドへのすすめ

『君の名は。』 『天気の子』

説明不要
新海誠監督の代表作

新海監督の作品といえば、あの色彩・奇異な世界観…
観た人も多く、観たことない人も何故かざっくりとした世界観を知っている
ここ最近の邦画作品の中でも代表作になりうる作品

皆さんは触れたことありますか?

私は経験者です。
・・・つい先日

ん?どうかしましたか?

はい、ふざけました。
白状します。先日まで観たことなかったです。
元々アニメを見ないのと、奇異なイメージが強すぎて
手を付けにくかったというのが本音です。
でも映像と音楽がとてつもなく綺麗なので
テレビで作品が放映されたら観てみるか…なんて呑気に待っていたら
新作上映のタイミングで先の2作品が放映されたので
新海ワールド体験しました。

唯一無二の作品ですね。

観ている時の感覚、観た後の感覚
どれもが特異で初めての感覚でした。
言葉で表しにくい。
決して悪いわけではない。
楽しんだし触れた感情は多数。
色んな感情が交差しすぎて初めての感覚で
今もそうなっているけど、言葉にできない。
これが新海ワールドなのか。
奇異すぎる。
これはハマった人は癖になる。
何てったって他の作品で同じ感覚は絶対に味わえないから。
新海作品でないと味わえない不思議感覚。

あえて例えるなら・・・
何度かチャレンジしているのだが
良い例えが出てこず、自分の平凡っぷりに
ため息を何度ついたか分からない。
(それなのにまた挑戦している私ってある意味勇者だな)

見たことも聞いたこともない異国の郷土料理を
ひょんなことから試食してみたら
絶妙に自分の味覚にハマった感じ。
異国すぎて調味料も材料も聞いたことないものばかりで
説明が困難を極めるんだけど
おいしいから無言でそのお店に連れていき
食べさせてその味を共感したい!
って感覚と似ている。
(これで私が今感じている感覚を伝えられるのだろうか
甚だ疑問なのだが・・・笑)

この不思議感覚はほぼ間違いなく新作でも味わえる。
誰に聞いたわけでもないのにやたら確信だけ持てるので
自分の直感を信じて、新作『すずめの戸締まり』を体験してきた。

飛んできた感情が多く大きかった。

日本人には馴染みの自然現象を独特な表現をしている点は
これぞ新海ワールドだったが
作品の力に抗わず世界観に引き込まれると
一見ファンタジー要素が色濃いが実は残酷な程リアル
それが分かるとまたドッと色んな感情の波が押し寄せてきて
私なんかが抱えられる訳もなく、その感情の波にのまれる。
その結果、観終わった後もなかなか新海ワールドから魂が帰って来ない。
現実世界すら新海ワールドの色彩で見えてきた始末。
そして、今振り返っても、鑑賞していた時間からその日眠るまでの時間
全てが夢だったのではないかとさえ感じてしまう。

ただ、こんな風に書くと本当にファンタジーさ満点に感じてしまうけれど
私が実際に感じた感情は、人が人を想う気持ちだったり
ひとり一人の人生は異なっていて表には見えない色んな思いや時間があって
その全てが欠かせないもので、なんて事ない1日は誰かの人生を変える1日で
この瞬間もまさにそれで・・・。
人生の重みや奇跡を感じる瞬間が散りばめられていた。
自分の今までと今が恥ずかしくなってしまう程に…。

こんなに言葉を連ねても自分が感じたことを表現できていない自信しかなく
これ以上続けても堂々巡りにしかならないのは目に見えているが
ファンタジーの中にある残酷なまでの現実が気になる方には
一度、新海ワールドを経験してもらいたい。
そして、私の感じたことが1mmでも共感してもらえたら
泣いて喜びます(迷惑なのでやめてください。笑)

最後にひと言だけ。

誰しも宿命をもって生まれてきて
人の想いに生かされている。
その事に気付けた時、本当の自分の人生が歩める。
そんな事をこの作品は私に教えてくれた。

一生終わることのないレポートになりそうなので
ここらで休憩します。。


Fin.





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