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〜2月沖縄本島ホエールスイム〜ツアーレポート

【一言で言うなれば”雄大”】

毎度お騒がせしております。
ダイビングスクールSionnの藤原です。
最近も激しく海に繰り出しているんですが、海に行く前の告知はあっても行った後の感想的な発信が最近無かったのでこの度、始める事にしました!
(不定期&気まぐれ)

実際に参加してくださった方も、行きたかったけど行けなかった方も忖度なし!実際に行った本音の感想で次回の参考になればと思いますのでこの”あとがき”にぜひ最後までお付き合いください!


もうね、個人的な感想から言うと「本当にこの仕事してて良かった!」笑
感動と興奮、そして哺乳類ならではの母性や感情なども出会ったザトウクジラからは感じて今までのダイビングとは違った経験になりました。

ザトウクジラの親子

水中でクジラに会える奇跡

参加していただいた方ならわかるかと思いますが、大前提として

なかなか会えない。

朝7時前くらいに港に集まり、7時半頃に出航。
まずはクジラを探すところから始まります。
船長いわく、前日の情報などからおおよそのクジラが居るかもしれない場所を探すみたいですがほぼ手探りで大海原を目で見て探します。

なかなか見つからない事もしばしば。
クジラが見つかれば今度は臆病な子じゃないか(船や人を嫌がらないか)をゆっくり近づきながら確認します。

クジラにも役割があり、「シンガー」「エスコート」「親子」など個体によって動きも全然違ってまた面白い。

素晴らしい船長とホエールスイムのプロフェッショナルの方々の知識と経験で船上からクジラが見られないことはほぼ無く、ホエールウォッチングなら毎回大成功というくらい船上からはほぼ見られます。

ただ、僕たちが見たいのは水中でのクジラの姿。
世界各国を見てもクジラで有名な海域はほとんどが50mや100mの距離をとって観察するというルールがある中で間近でホエールスイムができる海域は本当に珍しく、今回も一緒の船に乗り合わせた半分の方が海外の方になるくらい世界的に見ても価値のある経験であることを実感しました。

だからこそ、水中で会えた時の感動

2021年に7日間ホエールスイムを開催した時は海況が悪くほとんどが出航できなかったり船を出しても皆さん船酔いでクジラどころでは・・・
みたいな感じで正直かなり厳しい、今年開催するかを悩むレベルでした。

内心では「今年見れなかったら来てくれる方に申し訳ないので開催するのをやめよう」と思って今年のホエールスイムを開催しました。
昨年を経験した上でまた来てくれる方は居ないだろうと思いながら開催しましたが結果、初日から最高の結果でクジラを見る事ができて、
何より!!昨年苦い思いをした方達も今年期待して来てくれた方達も全員が最高の形でクジラを見ることが出来ました!

浮上するクジラの親子

良い写真を撮りたい!という感情を抑えつつ皆さんに「こっちー!」などと水面からクジラの方向を支持して全員に写真や動画に収めて貰えたもの本当に嬉しかった。
多くの方が感動しました!と言って頂けたように自分の中でも毎日「こんなにも素晴らしい仕事をしているんだ」と感謝と感慨深くなりながら過ごしていました笑

来シーズンに向けて

2年かけて酸いも甘いも経験させて頂いたホエールスイム。
この感動をダイバーなら絶対に一度は経験してほしい!という思いで来年も開催しようと思います。
世界的なクジラの保護や、経済、地域の情勢からも正直、いつこのホエールスイムができなくなるかもわかりません。

その経験からも見たいならすぐに行くべき。
基本的にはスタッフは現地で皆さんをお待ちしてます。
1週間などスタッフが滞在している期間中にお好きな日程でお越し頂く形になります。
行くなら最低でも2〜3日はホエールスイムに行く日があると良いと思います。
(潜らないのでホエールスイムをした日の夜のフライトで帰れます)
毎日クジラを見ても絶対に飽きません!笑
また、ホエールスイムに行けない時はビーチダイビングができます。

今回ビーチで出会ったナカモトイロワケハゼ

カメラはワイド(一眼ならフィッシュアイレンズ、コンデジならワイコン)を使用
ダイビングのことを考えるならマクロもご用意ください。
他の器材は基本的には重器材以外の器材をご用意ください。
マスク・シュノーケル・フィン・スーツ(水温は21度ほどなのでドライが安心)
器材をお持ちでない方はレンタルもできます。

普段のダイビングで船酔いなどしない方でも一応酔い止めを飲んでおくと安心。
撮影の手法や、撮影した写真、動画の編集方法まであとはお任せください笑
カメラをお持ちでない方はレンタルもできます。

ぜひ参考にしてみてください!
そしてクジラから学ぶ事もたくさん。
その目で見て色々な事を感じて頂けると他の人にはない、とても価値のある経験になると思います。


サポートして頂いた資金は全て、神戸の海の調査・撮影・清掃など神戸の海の発展に使用させて頂きます。