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ADになったのはとある芸能人のおかげ!? 自分がテレビ業界に就職するまで

気づけばAD3年目になりました山田です。
学生時代、部活しかしてこなかった自分が、テレビ業界を目指すまでを振り返ってみました。

部活に打ち込み、テレビ業界など頭になかった学生時代

大学では、高校までやってきた陸上競技を続けたいと、部活に入り週5日、陸上競技に打ち込んできました。
朝練をして、授業に出て、また部活という平日1日のスケジュールでした。
長距離種目をしていたので、1日で40kmを走ることもありました。
そんなハードな4年間をやりきったことと、大学生にもなって、先輩に胸ぐらを掴まれて怒られたりした厳しい経験は、社会人になった今にも本当に活きていて、少しのことでは動じないメンタルの強さは、自分の長所となりました。

しかし、高校や大学を選ぶ際も、部活を基準に選んできた自分にとって、大学卒業後の進路は、もちろん部活があるわけではなく、日常から部活という存在が消えるというのが初めてで、本当に何をしていいのか、何を選べばいいのか分からなくなりました。

何が好きかと聞かれれば、テレビだったのですが、好きなことを仕事にするみたいな発想は当時の自分にはなく、好きなことを仕事にできるなんて、そんなうまい事はないし、テレビ業界って大変、辛いって聞くし、なんとなくスポーツメーカーにでもいけばいいのかな、なんて思っていました。

002マラソン

テレビ業界決意のきっかけ 学生時代のヒッチハイク体験

僕が、学生時代、長期の休暇が取れると必ずやっていた事が、ヒッチハイクでした。北は、北海道の最北端 宗谷岬、南は鹿児島の桜島まで駆け回りました。

1番印象に残っているのは、北海道で、夏だからと半袖で来てしまったら、夜はとても寒く、死にそうになっていたところを地元の方に寝袋とダウンを貰い、乗り越えられた事です。

また、畑以外何もないところで何時間も彷徨っていたところ、かつてバラエティに出まくり、花畑牧場の代表として、生キャラメルブームを巻き起こすなどタレントと酪農家の両面で活躍する田中義剛さんにも乗せて頂きました。

003ヒッチハイク

イベントやライブでは、芸能人に会った事はありましたが、プライベートで芸能人に会うのは初めてでした。
僕が「もう就職活動なんですけど、まだ方向が定まってなくて・・・」という話をしていたら、「何か好きな事はあるの?」と聞かれ、部活から家に帰ってクタクタの中、バラエティやドラマを見るのが癒しの時間だったので、テレビ好きなんですという返事をしたら、1から10までテレビについてたくさんの事を教えてくれ、別れ際に、「自分にやる気さえあれば、面白い世界だぞ」と言ってくれて、背中を押された事を鮮明に覚えています。

その他にも、日本中たくさんの方に乗せて頂き、刺激のある言葉を貰い、ヒッチハイクの旅をする中で、「テレビ」という3文字の存在が大きくなっていきました。

そしてAD3年目になった現在

そんなこんなで、僕はテレビ業界に就職しました。
さんま御殿に配属され、1年目はロケ場所の仕込みなどから始まる中でミスを起こしたり、先輩に迷惑をかけたりしてきましたが、シオンの暖かい雰囲気や、先輩方のフォローのおかげで、なんとかやってくる事ができました。
気づけばもう3年目。
現在は本編に関わる仕事をしており、責任も大きいですが、毎日が充実していて、この業界を選んで良かったなという気持ちです。

先日、さんま御殿のゲストに田中義剛さんが来てくれました。
僕は、「あの時北海道で乗せてもらったお世話になりました・・・」という話を田中さんにしたかったのですが、なかなかそんなチャンスもなく収録は終わってしまいました。

ADでもクリエイティブな仕事ができる時代

現在は、昔に比べてADでも何かを発信できたり、立場にとらわれずクリエイティブな仕事が出来る時代になってきていると思います。

最近、さんま御殿の番組内で始めたことが、総合演出、プロデューサーなど、制作スタッフ全員がいる前で自分がオススメしたいスタジオのゲストのプレゼンをする事です。

実際に、自分が直接プレゼンしたゲストが、演出などから「いいじゃん」となり、何人かキャスティングが実現された時は、御殿のゲストが自分きっかけではまったんだと嬉しくなります。

また、番組のPR作成を任される際なども、局のプロデューサーから、「ADという若い立場だからこそ作れるPRがあるし、今までの伝統やパターンとかあると思うんだけど、思い切って自分らしさをどんどん入れて、新しい風を吹かせていってよ」とよく言われます。

シオン内のYouTube制作であったり、番組企画を考えるなども、その1つだと思います。

3年目として、しっかりしないといけない部分と、まだまだ未熟な点も多く、日々勉強し向上心を持って取り組むという2つの姿勢を持ち合わせて、いろんな事にチャレンジし、早くディレクターになれるよう頑張っていきたいと思います。

株式会社シオン
アシスタントディレクター
山田 拓海

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