ゴールデンカムイ278話 感想と考察

カエコお嬢様お見合い相手、顔で選んだのだから間違えるはずないと思ったら、薄々替え玉だと気がついていたけれども、勇作さん目にして確信して、自分からは引き下がれるわけないから、最後まで演じきったの凄いなと。

ハマ子さんが男は顔じゃないと、そう言ってくれるの分かってて、そういう行動に出た。
そして、堂々と目の前で「顔だけでこんな男選んではダメ」とハマ子さんにディスられるノラ坊…ヒドい…

何気に菊田さんも「お前にや軍向いてねぇよ」っていうのと、用が済んだらおさらばって…まぁ…

そして、すれ違った勇作さんの顔を忘れられなかったんだなと…

一流は一流を見分けると、絵に描けない美男子勇作さん。

ホンモノさえ作れれば、ニセモノなんて作らなくて済むのに…

そしてお金持ちの男性が妾たくさん囲うのも、悪くない。という話だった。
貧乏な女性の教育と地位向上という面で。

お金持ちが外に愛人囲うのは、人前や社交界に出せないような相手というわけでよしとされてませんでしたが、堂々と妾囲うのは悪いことではない。人に見せても恥ずかしくない女性選んでるのだから…

選ぶより良い人に選ばれるほうが、幸せになれる確率は高い。


花沢父の甲斐性なさと、小ささが浮き彫りになった話だった… 

遊びで作った子だから、尾形は軍で山猫と揶揄されるのですし。

にしても、勇作さんは上下関係そこそこキチンと躾けられて育ったのに、音之進のほうは上下関係の教育どないなっとんねんと…

海軍でも上なほうで、下がいないからなのはわかるけれども、それが通用しない陸軍に入っといて月島や尾形に対してのあの態度はないわと…

まぁ、勇作さんも、失礼ちゃ失礼ですが…

兄様に遊郭で恥かかせたわけですし。

軍の上下関係、年功序列なのでまだ入隊してない候補生はニ等卒より下。
入隊したら上等兵が指導係で一等卒の厳しさを学ぶ。そして半年くらいで伍長、軍曹体験してから少尉になるだそうで。

本来なら新任少尉はめちゃくちゃ、兵に対して腰が低くないとならない。
それじゃないと、少尉になっても「何で新入りのお前に従わねばならない」になるので、誰もついてこない…

その点、最初から師団長の子息という触れ込みの勇作さんは、入った時点で出世欲の強い兵の取り巻きに持ち上げられてトントン拍子。

ただでさえ、海軍落ちこぼれの鯉登少尉が陸軍士官に受かったというだけで陸軍兵士の自尊心逆なでしてるのに。


にしても、ずっと半笑いで、この状況面白がる尾形がいちばん面白かった。

尾形のガッカリ顔って、何に対してのガッカリなのだろう…

童貞捨てる気満々勇作さん登場からの、替え玉バレなので、このまま行ったら、面白かったのに…なところ?

今でも結構子供っぽいのに、全部顔に出てて更に子供っぽい尾形。

それもこれも、宇佐美が妙な期待値上げたせい?


杉元ほんと梅ちゃんの事どう思ってるのか、開陳して欲しい…
寅次と結婚してしまって好きとは、言い切れないのは分かるけれども、幼なじみとして大切に思ってるのかどうかすらも曖昧。

寅次との対抗意識だけで、梅ちゃん好きだったわけではないだろうに…
そうだったの自覚したから今の状況なのかもですが…

言ってしまったから、そして行動に出てしまったからには引き下がれない人たちの話…

キロランケも「ソフィアのため」と言ってしまったからには…ですし。

そして、それを罪悪感故にウィルクに押し付ける…

杉元も惚れた女のためにと言ってしまったからには、落とし前をつけなければ…

やっぱり…綺麗な死?

佐一が自分の治療費のために、犯罪者になってしまった。では、あまりにも梅ちゃんが可哀想。

そろそろ佐一の話に幕を引かねば…対中央も本格化してきてるので。



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