ゴールデンカムイ 279話感想と考察


アオリ文

まだ返“さ☓”せない→まだ返せない

“さ”に罰…と返☓→帰○?

杉元が不死身になった理由。梅ちゃんのため…寅次のためより先に、菊田さんのためもあった?

一等車乗らなかったら、思い出しすらしなかったので、やっぱり梅ちゃんのため寅次のためですけど、なぜ「惚れた女のため」って最初になんで言ったにはなる…

その時の気分?

なんで誰の前でも安易に約束(宣言)をするのだろう…本気で分からない…

どこの馬の骨か分からない奴拾って、花沢家の醜聞に関わらせたのなら、殺しておくべきだったよなと…

杉元だから花沢家の醜聞売って、金にしたりはしなかったけれども「忘れろ」だけではダメだろうと…

前話の感想と考察で杉元に対して「終わったら、はいおさらばは、まぁ…ヒドイ」ってそういう意味です。

ここまで関わらせといて、なぜ殺さなかった?という。

殺すつもりだったから、どこの馬の骨とも分からない奴、スカウトしたんじゃないのかと…

いや、まあ、殺してたら今の杉元はいなかったですが、野良犬に名前つけて飯食わせたらたらアカンという典型…

野良犬どころか野犬になった。

人から餌貰ったから、人を襲うようになったという…ウェンカムイの話のそのまま。

杉元が軍に入いらず、野良犬のままだったら、それ程害はなかったのに害獣になったのは菊田さんの手柄。


杉元拾って野放しにさえしなければ、菊田さん、鶴見中尉の片腕として飼い殺しで、殺されることも無かったかも。
兵としては優秀でも、性格に難ありの宇佐美を上等兵に選抜するという役割もあったわけですが。


猫と犬の対比…

野良猫に餌やったら家に居着いてネズミ退治するようになるけれども、野良犬に餌やったら野犬になって人から餌貰おうと人を襲うようになるという…

野良猫に餌さえキチンとやっていれば、鶏飼っていても襲いやしないというのも含めて。

野犬は腹が減ったら何でも襲って食う…

そして飼い犬は、主人の興味を引こうと鶏を殺す…食べるためではなく嫉妬の対象を殺すことによって主人の愛を得るために。

菊田さん苦労人の常識人ポジションで面白かったですが、鶴見少尉の腹心としてその辺りの常識というか非情さを持ち合わせてなかった。

菊田さん、二銭で命を買う尾形がどれだけ優秀なのかという説明の引き立て役に…どこの馬の骨か分からない人間の扱い方のお手本が尾形。

尾形が品行方正過ぎて、心配になってきてた辺りに、二銭投げ銭で命を買う尾形出てきてちょっと安心したので。


カエコお嬢様の「立派な軍人になってくださいまし」の意味ひっくり返った?
菊田さんが殺されたことによって「二度と会うことは無いけれど」という意味に。
花沢家の醜聞だけならまだしも三菱財閥の華族の醜聞まで知ってしまったわけですし、鶴見少尉の銃が本物だと証明されて、自分の親通さず見合いという自分のしたことの重大さに気がついた上に、ニセ勇作さんが始末されて当然と思ったかも?

財閥の娘としての成長って、そこも含めてかと。財閥にとって都合の悪いスキャンダルは闇に葬るという…


どう考えても、軍と大財閥の権威に関わる醜聞に関わらせといて「忘れろ」っていう口約束だけじゃダメに決まってんだろ…

そして、第七師団の杉元の被害を知らないから、不死身の杉元に嬉しがる菊田さん…見て微妙な空気に…

兵士同士の戦いで強かろうと、杉元は勝利に貢献してない…
 
中央プロパガンダの恐ろしさでもある。

唯一、月島は命救われましたが、それが原因で月島が網走で杉元始末できなかったから、尾形が隻眼になった根本的原因にもなってる。

正直、杉元と勇作さんの関係に意味なんてあまりなかったなと。杉元という鶴見隊にとっての害獣を生み出したのは、腹心の菊田さんが野良犬に餌やって野放しにした無責任さのツケという話。

第一師団から見て英雄、鶴見隊から見たら…悪人…いや、第一師団から見ても飼い犬に手噛まれた上に泥塗って逃げられたので悪人なわけですが。

一方から見たら英雄、もう一方から見たらただの悪人。

杉元が脱走したの知らない菊田さん…ただ単に杉元の件が掲載された日の新聞見てなかったっていうだけかもですが、それって金塊争奪戦の最中なのに、毎日新聞チェックしてない緊張感の欠如ということでもある。
二階堂の言った療養し過ぎてアンタボケてんだっていう通り…
第一線にいる一等卒と上等兵にナメられる菊田さんの威厳…

刺青囚人の後藤のおっさんは、いつ自分のことが新聞に乗るんじゃなかろうかと、毎日新聞チェックしてたから不死身の杉元のこと詳しかったというのに…

軍にいる上に、金塊争奪戦に関わっている菊田さんがそれではダメだろと…
 


杉元、勇作さんが倒れた場面にいたという事は…前から撃たれたことにしておこうっていう、最大の醜聞を目の当たりにした可能性も…

勇作さんの周囲、泣いてるヒゲの人が玉井伍長、玉井伍長の後ろに居るのが尾形、右後ろに突っ立ってるのがどう見ても谷垣、と、いうことは残りふたりは野間と岡田…造反組揃い踏みで勇作さんに駆け寄る白々しさ…

杉元、花沢家の闇の部分に深入りし過ぎ…
勇作さんの死の真相を宇佐美から知った菊田さんが消されるのは当然として、醜聞にまるで興味ない谷垣と、中立貫く尾形以外の造反組は消されて当然だわと。

勇作さんは軍刀を一度も抜かず敵を一人も斬らなかった情け深い旗手。
父の幸次郎は兵士大量死させた作戦の責任を感じて自刃と、クリーンなイメージ操作したのに裏を探る人間がいては困る。


一緒に行動したら共倒れ…互いの邪魔はしない。
鶴見中尉、アシリパさん、尾形が見事に実行してる。

分かってる。分かってはいるけど…そろそろ尾形とアシリパさんは再合流して欲しいところ…

杉元寝てたのに、漢字に詳しくないアイヌのアシリパさんの体で暗号解いてたんだ〜と。隙がない…
暗号の仕組みに気がついただけで「漢字めちゃくちゃ読めるやん」っていうツッコミはまぁ置いといて…


そして、とうとう対中央が始まってワクワク…

菊田さんいなくなったら、中央への金塊争奪戦の進捗状況の報告役は尾形と鯉登父子に、不死身の杉元を産み出した張本人なので、菊田さん死んでも惜しくないをやった後なので、これっぽっちも惜しくない。

そして、月島→鯉登少尉にも中央に泣きつくなら、花沢家の死の真相強請りネタに使えとあからさまに差し出す辺り、ホント花沢家って中央にとって厄介者でしかない…

ズドンでオギャーって…なるほど…菊田さんズドンでオギャー…
その前は、宇佐美と房太郎はズドンでオギャーでしたが。

煽り文が、中央二重劇…

そしてサブタイ…俺の手柄…杉元が軍に入ったから、二階堂と尾形が五体満足でなくなった上に二階堂片割れが杉元に殺された手柄?


菊田さん鶴見隊に対して、間接的に損失しか出してない。杉元の装備の持ち主もおそらく鶴見隊にとって、有益な兵だったんだろうなと…


まぁ…メタ的に言うと、キャラクター的に面倒くさくなったら、即退場っていう所がホント好き。

杉元だけは、主人公だから生かされているっていう部分含めて。

キャラ被り出ると、退場の辺りも。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?