ゴールデンカムイ269話 感想考察2

今週号が発売される前に、アイヌ惨殺金塊強奪事件についての私見とまとめ。

鶴見さんの話と、ソフィアが語るキロランケの手紙の話を合わせると、要は、アイヌ同士で勝手に殺し合ったから、鶴見さんも、尾形も何がどうなっているのか良くわからない。
キロランケも関わってないから、何がどうなっているのか良くわからないということ?

鶴見さんと尾形は死体に工作した8人目がキロランケだと踏んで、キロランケを犯人に仕立てキロランケが「ソフィアになら真実を話すだろう」と期待してのことだったんだなと。

前記事で、キロランケに罪を被せるようなことをしたのはなぜ?の部分。

キロランケが、手紙でアイヌ惨殺には一切関わってないとソフィアに伝えた以上、鶴見中尉も尾形もアイヌ惨殺について何がどうなってるのか、良くわからない上に、鯉登少尉がトドメ刺したので死人に口なしに…

生きていれば、ソフィアといるうちに罪悪感で、何か手紙に書かれていないことを話すかもだった。

手紙の内容はまさかのアイツ(ウイルク)が悪い、アシリパのせいだの開き直りで、思い出しながら頭に血が逆っていたにしても、手紙最後の「狼のやり方」が意味不明過ぎて頭おかしくなりそう。

なんか盛大な解釈違いなのは、わかりますけども、尾形にウイルクを殺させることのどこが?なので。
尾形と鶴見さんも、アシリパに父の死を実感させる必要があったのは確かですが、キロランケまさか「アシリパお前が産まれたせいだ」っな恨みがあったとは…だから父親を目の前で殺してやる。

アシリパに伝えるのはまだ早いどころか、アシリパお前のせいだ…


事件の重要参考人殺した、月島鯉登は何を思う…
まぁ、谷垣インカラマッが元凶なのですけど、罪の所在のなすりつけ合い。

尾形も鶴見さんも網走“の”のっぺら坊の正体は知らない。だからウイルクという含みも込めて、キロランケの仲間だと匂わせてた。

網走行きの目的自体は、3人とも一致してるんだなと。
そりゃ、あの手紙読んだなら、尾形がお前の父を俺が殺したって言ったり、鶴見さんが私がウイルクをのっぺら坊(死刑囚)にしたとフォローしたくなる手紙の内容…

路線変更したからウイルク殺した云々はまだ筋が通ってますが、アシリパのせいだ〜の方は…清々しい絵と相まってやっぱりギャグなんだなと…そういうところ好き。

谷垣インカラマッ、キロランケ、杉元と自己中も突き抜けたら、いっそ清々しい…他人に害を与えなければ…

突き抜けた変態は面白いですが、辺見、家永、姉畑先生、ジャック…

組み替えられた生首6個のうち、何人生きてるのか分からない。
とりあえず6人中、生き残っている可能性が高そうなのは有古父なので、息子囲って監視している。ということかと。

そうなると、有古の監視役についてる菊田さんは、今のところ鶴見さんが信頼できる腹心かなと。

のっぺら坊と接触し会話した土方さんサイドの話も聞かないと、これ以上この話の経緯は分からないようなので、とりあえずここまで。

分かっているのは、のっぺら坊から惨殺事件の話を聞いたから、土方さんも息子イポプテ接触したかも知れない…

そして、アシリパさん。
イポプテに直接「私の父はやっていない」発言したのは挑発とも取れる。

アシリパさんどこまで話を知っていて、行動しているのだろう…

事実そうなところ。

アシリパさんの祖父は、アイヌ惨殺事件まで生きていた。

鶴見さんがアイヌ同士の仲間割れをけしかけはしたけれども、何がどうなったのかは、あの場にいた当事者同士しか知らない。
鶴見さんが予測したのは毒矢で「ウイルクが死んだことになる」と「金塊の在り処が不明になる」いうことだけ。後はウイルク任せ。

鶴見さんは、のっぺら坊になったウイルクを支笏湖まで追い詰めたが、その後どうなったのかは話(推測)でしか知らない。

有古父が、アイヌ惨殺金塊強奪事件の最重要容疑者。

網走監獄にいた、のっぺら坊の死体を回収した鶴見さんですが、のっぺら坊になったウイルクをウイルクだと証明できるものはあるのだろうか…

ウイルクの裸公開されましたが、正面に特徴的な傷は無いよう…後ろが気になる。
顔の皮は鶴見さんが保存していそうなので、それと合せる? 
7人の頭部はデスマスクが作られていそう。

鶴見さんの話は「支笏湖でのっぺら坊を捕まえた」ではなく、私が支笏湖まで追い詰めた。
なので、広まっている「支笏湖で捕まった」という話は、犬童典獄自ら「私がのっぺら坊を支笏湖で捕まえた」が広まったものなんだなと。


惨殺事件の話は、一旦仕切り直し。
キロランケが容疑から外れて、有古父が犯人最有力候補+生きてるもう一人の、のっぺら坊候補?


網走おさらい。

キロランケの行動も不審なところが…
のっぺら坊に会う直前になって、いちばん娘と父が会うのを望んでいたはずなのに、会わせようとしない辺り…
のっぺら坊から娘に伝えられたら困ることがあるのか、直接会ったら父じゃないとバレるからなのか…

会ったらアシリパの目の前で、父を殺すが実行できないがいちばん…

のっぺら坊の言動。

尾形読唇術的な感じで、口の動きから大体何を言っていたか分かっているようなので、マキリ見て「アシリパ」と言ったのはどう思ったのだろう?

会いに来るの分かりきっているから誰でも言える回答。

「私は殺してない」でアイヌ惨殺の真相を杉元に話そうと口を開いたタイミングで撃った。
ウイルクが全ての罪を被り、網走監獄に入ったと、尾形と鶴見さんに踏ませたはずなのに真逆の回答にどう思ったのか。

そもそも、アシリパのマキリ持ってても、見るからに不審者な杉元を信用して、アイヌ惨殺のこと話そうとすること自体、なんだかな。なので、怪しすぎて本物っぽい。

本物でもニセモノでも、先の話は変わらないようにはできてますけども、どちらかに確定してしまうと、話の都合上どうやったって無理が出てくる。

アニメ…

一旦キロランケが容疑者から外されて、有古父子の疑惑に突入して更に事件の真相解明が面白く。

 


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