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突破することが大事なトーナメント!!苦しみながらも90分で勝ち切りお見事。7/12 VSモンテディオ山形 最後にさらばモーやん( ´Д`)ノ~

Ciao!!
暑い!!暑すぎる!!!
7月前半でこんな暑くて8月はどうなることやらと心配になる今日この頃ですけど、本当に皆さんお互いに熱中症気を付けましょうね。

さて、そんな中で我らが浦和レッズは山形遠征。
天皇杯の3回戦でモンテディオ山形と対戦しました。
ホーム扱いなのに山形だし、ユニはアウェーだし、JFA管轄だと不思議なことも起こりますなぁ(・・?。
それでも埼玉に比べれば相当涼しかったようで、連戦が続く選手たちには良かったのかなと思います。

この試合のスターティングラインナップは
GKにザイオン。
最終ラインが右からオギ、岩波、ショレ、大畑の4枚。
中盤が岩尾と平野
2列目が右から関根、安居、高橋。
トップが慎三さんの4-2-3-1となりました。
正直、ここまでリーグ戦のメンバーを起用するとは思っていなかったので、スターターに入れなかった選手、ベンチ外の選手は純粋に戦力として差別化されてしまっているのが分かりますね。
・・・・厳しいなぁ。

対する山形ですけども
GKに長谷川選手。
ディフェンスラインが右から山田選手、喜岡選手、西村選手、吉田選手の4枚。
中盤が藤田選手と後藤選手。
トップ下に新垣選手。
前線が右からイサカ選手、加藤選手、河合選手の3枚。
登録上は4-2-1-3の並びですが、ニュートラルはウイングが1列下がっての4-2-3-1でしたね。
こちらはリーグ戦とは大幅に入れ替えており、エースの藤本選手はじめベンチ外が多かった印象ですね。

試合の注目ポイントとしてはレッズサイドは、普段とは変わったところ。
岩波が右に入ることで普段は左から襷がけに右に入るフィードが逆になり、右から左に入ることになります。
そこで左サイドで先発の高橋がどれだけ競り勝ってボールを繋げるか。
更に敦樹に代わって入る平野はボールキャリーの他にパスを捌く配給役。
岩尾が固定砲台であるなら平野は移動砲台。
ミドルサードからファイナルサードでどれだけ平野が前を向いてプレーできるかで攻撃のリズムが作れるかどうか。
そして、2列目も右に右利きの関根が先発に入ると言うのは今季初めて。
左に元々トップでフィニッシュワークで力を発揮してほしい高橋を置くことでシンプルなクロスなど普段の攻撃とは違ったパターンが見られる可能性がありました。

対する山形はリーグ戦連敗中。
前節の磐田戦では3失点。
ディフェンスの再構築と良い奪い方からのカウンターにどれだけ繋げるかですかね。

さて試合を観ていきましょう。
試合はいきなり山形の右サイドから侵攻。
15秒。
イサカ選手がペナルティエリア外右サイド、角度の無いところからシュート。
枠外でしたが迫力のある攻撃でした。
そして、出足から熱量をかけた攻撃をしてきたホームチームは勢いそのままに襲い掛かってきました。
1分には中盤で奪われると前に出ていたザイオンの頭越しを狙ったシュートを撃つなどとにかく積極的でしたね。
出足に迷いがない上にレッズの弱点である左サイドの守備を徹底的に突いてきました。
高橋は元々トップの選手なのでどこで誰に付くかという面でまだまだ連携不足。
更に山形の右SB山田選手が1列前のポジションを取り続けていたために高橋はそこに引っ張られ、インサイドの藤田選手も寄ってきて明確に数的優位を作られては崩される形が目に付きました。
ただ左のCBがカバーリングが上手いショレだったのと、岩尾が的確なポジショニングをとっていたことで決定的なシーンまでは作られてはいませんでしたね。
ただ、攻撃が思ったようにいかなかったこともあってかなり押し込まれましたんて。
攻撃の誤算は想像以上に慎三さんと周囲の連携が合わなかったことだと思います。
この日は特に縦の意識が強かったこともあってトップの慎三さん、トップ下の安居と後ろの距離がかなり遠かったんですよね。
一発で裏抜けが出来なければ、当然後ろの上がりを待ってセカンドブレイクを仕掛けるんですけど、慎三さんの所で収まってもそこからのパスが見事に繋がらない。
一発目のパスがずれてロストするので後ろがプッシュアップすることもままならず、ラインが上がらないまま相手のカウンターを受け続けるという流れに前半は支配されていましたね。
そのせいか、流れからの良い形での攻撃は皆無でした。
対する山形は実にノビノビプレーしていた様に感じます。
言い方悪く言えば、負けて当然の試合なので全く失うことへの恐怖も無く自分たちのやりたいことをやっていたように見えました。
特にトップに入った加藤選手と右サイドのイサカ選手は自分のシュートに自信があったのか距離があろうが、お構いなしに自分のタイミングでシュートをぶっ放すもんですから必然的にセットプレーも増えてました。
その内の一つが山形の唯一の決定機に繋がりました。
31分。
左CKをショートコーナーから角度を付けてのクロス。
西村選手が岩波の上をとるかたちで完全にフリーの状態でヘディング。
ボールは右に外れましたけど、ピンチでしたね。

レッズは攻撃のリズムが合わず、山形は最後の局面の精度に欠ける。
それぞれの攻撃面の問題によりゴールは生まれずスコアレスで前半は終了。

ハーフタイムでレッズは3枚替えを敢行。
全く連携がとれていなかった慎三さんに代えてカンテ。
それに釣られる形で中途半端な立ち位置を改善できずカウンターの起点を作られていた平野に代えて敦樹。
サイドの守備に四苦八苦して持ち味を発揮できていなかった高橋に代えて大久保を投入。
マリウス以外は完全にリーグモードになったレッズは普段通りにボールを循環させていき主導権を握りなおします。
まずは54分。
左サイドから安居のマイナスの折り返しを受けたカンテがフリーでシュート。
これはGKの守備範囲内。
テンポが良くなったレッズに対して山形の精度は上がらず、ペースはレッズへ。
63分。
右サイド抜け出した敦樹が寄せて来た西村選手と入れ替わる形で中へ切れ込み豪快に蹴りこんで先制に成功。
これで敦樹は2回戦の関西大学戦に引き続いて2試合連続となるゴールとなりました。


本当に逞しくなったと思います。
去年の前半は完全に空回って警告の連続でしたし、退場もありましたが、夏の覚醒から1年でここまで洗練された選手になるとは嬉しい限り。
今や、いつヨーロッパに行くのかという話題に挙がる選手になったわけですけど、レッズのためにもう少しだけ頼りにさせてください<(_ _)>。

先制に成功したレッズでしたが、その直後。
ショレが自陣ペナルティエリアで倒されましたが、ノーファウル。
加藤選手に代わってトップに入った高橋選手がゴール前でシュートを撃ちますが、これは枠を大きく外しピンチを逃れました。

今度はレッズが逆襲。
右からのスローイン。
右サイド敵陣でボールをキープしたカンテが中へ短いパスを送りますが、これをディフェンスがカット。
しかし、そのこぼれがゴール前へ転がり、大畑が山田選手と競り合いに。
これに競り勝った大畑が最初、左足で狙いますがこれは山田選手がブロック。
すぐに立ち上がってボールを収めると左足のキックフェイントで吉田選手を転ばして、今度は右で狙いますがGKの正面に飛ばしてしまってブロックされてしまいました。

(>Д<) ああいうのは確実に決めてくれよ。

試合は結局このまま終了。
1-0で勝利し、無事次のステージへの進出を決めました。

そんなこんな前半は完全に山形に押し込まれる形になりながら、後半は選手交代で流れを掴みなおして得点奪取。
想定していた流れではなかったかもしれませんが、90分での勝利に安堵安堵でしたね。

他会場の結果ではJ1首位の横浜がJ2首位の町田に1-4というまさかの大差で敗北。
鹿島も甲府にプレシーズン合わせて連敗となるPK負け。
広島も栃木にPKでの失点を返すことが出来ず、終了間際に追加点を奪われる典型的負けパターン。
鳥栖は熊本と壮絶な取り合いで3-4と撃ち負け。
横浜FCも最後まで1点が遠く高知FCに0-1で敗戦と2回戦で既に姿を消したガンバと合わせて6クラブのJ1クラブが敗退している天皇杯。
やはり日程面と思惑が絡み合っている気がしますね。
横浜はこれからリーグ戦の首位を守りながらACLの予選ラウンドが待ち構えています。
広島、鹿島はまだまだリーグ戦で本調子と言える戦いではなく、上位進出のためには夏場のトーナメントは出来ればターンオーバーで凌ぎたい。
横浜FCやガンバは残留争いが泥沼化する前に勝ち点を積みたい。
選手層に不安があれば、尚のことでしょう。

ACLに続くコンペティションですらこの有様。
結局はACLなんかよりもJ1にい続けることが優先。
余計なチャンスよりも現状維持が何より大事。
別に下位のクラブであればそれでも良いでしょうけど、前年王者で現在もトップにいるクラブ迄そんな考え方が透けて見えるようでは、バカみたいな金で選手を買いあさっているサウジに対抗してACL制覇を目指す気は無いんでしょうね┐(´∀`)┌ヤレヤレ。

(# ゚Д゚) JのトップまでACLなんてみたいな舐め腐った考え方だもんな!!

我らが浦和レッズはむしろ反対の思考回路なのでACL出られるチャンスがあれば、石にかじりついても獲りに行くんでしょう。
試合内容は決して褒められたものではなくても結果を出して次に進む。
まさにそれを体現したような今回の試合だったと思います。

最後に浦和レッズの背番号10 ダヴィド モーベルグがギリシャリーグ1部アリス テッサロニキへの移籍がほぼ確定しました。
Covid19の入国制限で中々来日が出来ず、初めて試合に出たのが去年の5月でした。
後半から出場してすぐに決めたシザースからの左足のシュートから始まり、神戸戦では悪を断罪するヒーローかというような後半アディショナルタイムに入ってからの決勝FKなどリーグ戦では8ゴール。
ACLでは7試合で5ゴールを挙げるなど決勝進出に大きく貢献してくれました。
今季も、これからもレッズの力になってくれると思っていましたが、Covid19感染からコンディション面で問題を抱えていたこともあり、中々思うようなプレーが出来ていない様子でしたし、スコルジャさんになってからの試合の進め方に適応できていないのも明らかでした。

(=_=)今季の前半捨てるスタイルも微妙は微妙なんだけどね・・・・。

お別れは辛いですが、力があることは間違いないのでヨーロッパ戻ってコンディショニング整えて新シーズンを戦っていって欲しいと思います。
( ´Д`)ノ~Buona fortuna! David‼

モーやんのような能力のある選手を放出するからには、それなりではなくJではトップクラスのレベルの選手を連れてこなければ、スカッドの質は落ちるばかり。
努さん、責任重大ですからね!!!

さて、次回は16日のセレッソ大阪戦のレビューをしていきたいと思います。
ではでは、ごきげんよう。Arrivederci(。>ω<)ノ゙







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