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ペットと保険 #2 ~人間用保険編~

飼い主が病気や怪我で入院のときパターン(#2)について調べてみました。

ペット用の保険では、ペットシッターのお金が出ないことは(#1)でも触れましたが、実は人間用の保険でペットシッターの料金を補填できるものがあるんです。

AIG損保

入院諸費用保険金が補償される特約などで、被保険者が入院時に「ホームヘルパー・ベビーシッター・清掃代行サービス業者・介護従事者の雇入費用、保育所・介護施設・への預入費用」については、15000円/日 上限で保障してくれるというものがもともと存在していました。これに、2020年1月以降、「ペットシッターの雇入費用やペットホテルへの預入費用」が追加で支払い対象となることになっています。(※2018年よりも古い保険は適応外ですから、新しく入りなおさなくてはならないんでしょうかね)

この、入院諸費用保険金というのに、こんなにもたくさんの内容が含まれていること…調べるまで知りませんでした・・・!!

これは、シングル家庭であったり、頼れる親族などが遠方にしかいないご家庭などもぜひ知っておくべきことだなと。親が入院するときなど、緊急で一時保育に預けたり、ベビーシッターさんに送迎をお願いしたり、家事代行を頼むことができるなんて!

ただでさえ、入院手術はお金がかかるものです…。そのため、医療保険は日額5000円くらい出るようなものに入っている人、かなり多いはずですが、こういった入院諸費用の特約を付けておくことって、重要ですね。ベビーシッターがOKなことでも驚きだったのに、これにペットシッターやペットホテルも加えられてるなんて。

対象となるペットは哺乳類、鳥類、爬虫類しかダメなのか、、亀はよくても、カエルやウーパールーパーはダメなのかぁ~、、と思いました。
私のシッター顧客は猫+αで多種類飼いしている方がたくさんいますので、まあ・・・猫だけで申請すればいいのだと思います。実際爬虫類、両生類は毎日給餌が必要ではないことが多いですが。

オリックス生命

これは…10%OFFでサービスを使えるという契約者優待タイプですね。
うーん、、あまりありがたくはないかもしれない。

損保ジャパン

入院時サポート特約のなかに、「ペット預入費用」というのがしっかり含まれていますね。しかも、提携事業者を定めないサポートの欄にありますので、普段利用しているシッターさんに頼める可能性が高いですが、実費をあとから補償してくれるタイプなので、キャッシュレスというわけではなさそう。逆に、お子さんがいるご家庭が利用しそうな「保育代行サービス費用」は提携先に依頼すれば、入院で持ち合わせがなくてもキャッシュレスで支払いもしてくれるようです。こういった細かい条件は、契約時にとにかくしっっかり読み込んで質問しておく項目です。

ペットのお世話は、退院後もしばらく体力的に辛いでしょうし、退院後30日間、犬のお散歩だけでもお願いできると助かりますよね。(入院中だけではなく、30日間なんてすごい)

ちょっとペットの話から脱線するんですが・・・この特約、家庭教師サービス費用が含まれるんですね。ちょっと思ったのですが、9/25以前にコロナ罹患した場合って、自宅療養も入院と同じ扱いで保険が下りたじゃないですか。コロナ罹患で7日~2週間くらいお休みしてしまって、学校の授業についていけなくなっちゃって、というお子さんってこれまでたくさんいたはずなんですよね。この家庭教師サービス、もしかしたらコロナ自宅療養でお休みしていた子も申請したら使えてた可能性ありますね。こういう有益な情報って、当たり前ですが・・・知らなかったら使うことができません。保険会社のほうから、わざわざ「あの~、こういうサービスありますけど使います?」って連絡してくれたりはしません。やはり、自分から調べて有用な情報を掴みにいくという習慣をつけることは大切です。

東京海上日動

入院時選べるアシスト特約のなかに、ペットシッターサービスがありますね。

これは、一日の限度額が10,000円ですね。差額ベッド代などと合わせることができるのか不明ですが、そもそも事前にサポートデスクに連絡をして、提携先を手配してもらう必要がありそうな感じです。提携先がない地域だったりすると、すぐにでも入院当日からお世話頼みたいペットシッターサービスを利用したいという場合は、ちょっと不安かな…。

共栄火災

くるまるペットくん(人身傷害保険のペット搭乗中特約・入院時ペット諸費用特約)という、なんと自動車保険の特約商品がありました!

わんちゃん連れでドライブ中の事故なども対象になっています。また、飼い主さまが自動車事故で入院してしまったときのペットシッター代などが、補償に含まれています。しかも、限度額はペット1匹につき、ということなので多頭飼いの飼い主さまにとってはありがたい内容ではないでしょうか。

自動車保険系のペット特約は、実はけっこう前からAIG保険などにもあったようで、調べたら数多く出てきました。

まとめ

ペット保険(#1)のほうは、まだまだシッターサービスに使える商品はなかったですが、飼い主側の人間の保険には、なかなか有用な商品が出ているように思います。

ペットだけでなく、小さいお子さんがいたり、一人暮らしの方も入院時に便利な特約がたくさんありますね。(もっと若いときに知りたかった~)

ちょっと面倒だし、お勧めされた昔入った保険商品に何となく入り、見直しもしていないという人も多いはず。でも、新しいサービスが不随した商品は毎年のように出ています。解約して新しく入りなおす、または一部を残して支払い金額を減らし、新しいサービスが付いている商品を追加で加えるなど、昔よりもずっと自由に組めることが多くなっています。

次に保険の見直しをするときは、「ペットシッター利用」を保障してくれるものに注目してみてはいかがでしょうか。

備えあれば憂いなし!です。

知らんかった!!じゃもったいない!


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