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滝行をしました
「何で滝行しようと思ったの!?」と開口一番に聞かれるも、「なんとなく」以上の理由がなくて「やってみたいことリストの中の一つだったので」と答えた。しかしフワッとした回答すぎて「どうしてリスト入りしたの?リストの順位だと滝行は何番目なの?!」と追撃される。すみません…「パイ投げをする(済)」とか「二人羽織でおでん食べる」とか「催眠術を覚える/かけられる」とか、そういうノリのリストで順位も特になくて…すみません…。私がもごもごと話していると「きっとやるつもりがなかった事まで体験するきっかけになる」と仰っていただいた。
今回参加させていただいたのは「足柄修験の会」さんによる、南足柄市の夕日の滝での滝行。女性でも安全に滝行ができる所を探していて、レポがあったりSNS投稿があったのでこちらにしました。予約メールのやり取りから終始丁寧にご対応いただきました。
当日は朝8時に新松田駅で待ち合わせ、車での送迎がありがたいです。同じように駅前に立つ人からの視線を感じて、同じ目的(滝行)かと思ってしまう(そうでした)。時間より少し早めに女性指導員の方と、仙人のような風貌の会長が現れました。滝行チャレンジの動機を尋ねられたり、会長が仙人のようになるまでの様々な話をうかがいながら山へ向かいます。
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現地集合の方々と合流、参加者は15名くらいでした。女性が多かったです。友人・家族グループだけでなく、お一人で参加の方もいらっしゃいました。女性の指導員の方々がテキパキと動いて説明をするなか、仙人のような妖精のような会長が自由に法螺貝を吹いたり、マイペースに参加者に絡んだりしていて、なごやか〜な空気感と滝行やるぞー!という高揚感が交互にやってきます。
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写真撮影でキャッキャする時間をたっぷりいただく。更に滝に打たれている写真や動画なども撮っていただける。サービスがすごい、ありがたい。
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護摩木を書いてお焚き上げ、塩と酒で体を清め、九字を切る。鳥船行事という船を漕ぐような動きと掛け声を習う、これは準備運動のようだった。打たれる時の姿勢のお話と、辛くなったらすぐ離脱するようアナウンスがある。
さて、では、いざ!
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当日の気温が28°くらいで水温も低くありませんでした。入った瞬間は冷く感じたけど、次第に暖かく感じてくる。夏の時期から体を慣らして冬の時期に参加できるようにするのが理想なのかな〜、などと考えながら腰まで入る。「心臓に手を当ててくださーい、皆さん大丈夫ですかー?」と声をかけられて、せーの!で首まで浸かり、頭に水をかける。ちなみに水中の足元は石や岩で、足をかけた石や岩が簡単に転がるので態勢を崩しやすい。しかしよろけてしまうのも楽しくなってしまって、笑いながら滝つぼへ向かう。
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たいして痛くはないんですが、バチバチバチバチバチバチバチバチ打たれる衝撃がすごい。水が顔中に流れるので鼻で息はできず、口呼吸になります。掛け声があるのでそこに息のタイミングを合わせれば、苦しくはないです。頭から肩から激しく打たれる事もあれば、風に煽られて水が逸れ打たれない事もある。緩急〜
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2分間の滝行を3回繰り返すとの事でしたが、おそらく5分以上打たれてます。1回目が終わると滝の裏側の岩場へ移動する。願い事を叫んじゃお!と皆で健康のこと・お金のこと・阪神タイガース優勝などなど叫ぶ。楽しい。そうしてまた滝つぼへ向かう。2回目ですでに慣れた感覚があり、これは癖になってしまう。今日はこの辺で終わりにしましょう!と言われても、物足りなくて「私!もっとできます!!」という気持ちだった。(後から思えば、ほどほどでやめないと危険)
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他の参加者の方々の空気感も良くて楽しすぎて、神聖な修行というよりはレジャーアクティビティ感覚になり、スピリチュアルな体験や閃きは得られませんでしたが、性に合っていたと思います。冬の滝行や他の地域の滝行だともっと厳しいのかもしれないので、良い巡り合わせでした。
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始める前は終わった後どのくらいダメージ受けているだろうか?と心配をしていたのですが、すこぶる元気でした。体力が残るくらいに、ほどほどで切り上げてもらったのが良かったように思います。筋肉痛も来ていません。本当に楽しかったです。
夏の行事として滝行、おすすめです!
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