秋葉原で見た甘い夢
先日ニディガ展2に行ってきました。渋谷で開催していた第一回目はチケットの都合で行けず、今回最終日に参戦しました。
念願のニディガ展がしかも秋葉原で開催なんて……やっぱり超てんちゃんはポレらオタクによって昇華された紛う事なきインターネットエンジェルだ……!
秋葉原の雑沓と、萌のメイドさんを通り抜けて、大きくて狭いアニメイト通り過ぎて、GIGOの美少女看板を見上げて、その先には超てんちゃんがいる。見つけた時に感動しました。これが私の味わいたかったアキバだ。
入場してすぐに超てんちゃんの配信を見て甘い夢をかけてもらいます。
デエビゴなんかより甘くて、マイスリーなんかよりも優しい夢。
生きているかどうか、足元がふらつくような、眠剤が効き出した瞬間に誘拐されたような感覚です。
夢の中で見たような景色。古びたゲームセンターで見た明晰夢のような、いっそのこと嘘だったような、過去の夢。
アームが割れている…… 取れるはずがない。
小さい頃、ゲームセンターで迷子になった時を思い出す。
UFOキャッチャーのコーナーに迷い込んで、知らない美少女に囲われて一人の不安感をひたすらに拭ってもらって、このまま一人でいいから、誰にも見つけてもらわなくて良いから、そんなことを思っていた。
もしかしたらあの時にお迎えが来ていたのかもしれない。本当の私は平成のゲームセンターに置き去りにされている。
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、あああああああああああ、あああああああああああああああ、あああああああああああああ、あああ、あ、あ、あ、あああああああああああああ、ああ、あああああ…
すぐにけせ
目が覚めた。私はただインターネットのお姫様に、おかしくされた、だけだった。
過去のインターネットにしがみついて、今のインターネットに唾を吐く。そんな私と同じ人間が存在していたのだと、微かな安心を得て、少しだけ、気楽になれた。Z世代なんてくだらない付箋はいらない。私の心はインターネットに生きて、おかしくなって、死んで、生き返って、また死んで。そうやって生きていくのが一番性に合う。
かわいいよ、超てんちゃん。世界、いや、インターネットで一番かわいい。
普段からにゃるら氏の日記を読んだりしていたからこそ、汲み取れるものがあった。儚いゲームセンターのネオンと、モニターから溢れるブルーライトに狂う表現は、かなり鮮明で、画面の前の孤独は、孤独じゃなかった。少しだけ過去が救われたような気がした。ありがとうございます。
ニディガよ永遠なれ、ずっと、インターネットエンジェルで、いて。
帰り際に超てんちゃんがいた。
「楽しかった?来てくれてありがと〜」画面からそのまま出てきたような彼女にキョドった。あまりにも可愛かった。
「楽しかったです! かわいい!超てんちゃんかわいい!!」
私の中の童貞キモオタが暴走した。くっ…こいつ、殺したはずでは……!
私があり得ないくらい動揺しても、天使は動じない。
「ありがと〜! おねえさんもカワイイぞ♡」
あっ……(絶命)
自分が酷くオタクくんであったかを思い出した。萌も、インターネットも、もう全部最高〜〜!!これだから、ブルーライトを浴びるのは日課、義務、法律!!全人類やれ!
乙!
同様した私はあの時、彼女に伝えられなかったことがある。
超てんちゃん、オタクをオーバーキルして楽しかったか?
♱昇天♱
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