汐月らむね

しおづきです。小説とエッセイを書きます。

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最近の記事

あなたは普遍的に生きていますか?

 普遍的に生きているのは私だけ? そう思いながら苦しむ日々がある。長くそう思っていた。自己肯定感を削って社会に差し出せば、何もかも許されると思って生きてきた。そんなことはきっと、ないはずなのに。  「普遍的に生きること」それはなにも悪い事じゃない、何なら一番の幸福であるかもしれない。周りとの足並みが平均的に揃っていて、そうやって生きていれば、少しだけ歪な生き方をしても、気付かないまま、自分が、自分を取り巻く環境が当然だと思って死ねる。気づいてしまった歪に怯えて生きるのは何か

    • 今の床が最低ライン?

       時々思う、今私が横になっているこの床が、社会にとっての一番最低なラインなのかと。決してそんなことはないとはわかっている。私はまだ学生だし、若さと、何ににも変えががたい思考力がある。でも時々、自分はなにも持っていない、生き物である以上、なにもできずに横たわっていることが、たまらなく罪である。そう感じる。  私は眠ることがたまらなく苦手だ。寝れないのだ。横になっていると、罪が湧いてくる。漠然とした事を死ぬほど考えるし、今目を瞑って開けなくなったら、どうしよう。それもいいんじゃ

      • 私を電波娘にしてくれ!

         最近ぼんやりと思う。萌文化が盛んだった、オタクが迫害されていたあの頃。あの瞬間が一番輝いていたんじゃないか。 ステータスでもなんでもなく、ただ、自分が好きだから好き。今でもそうやって「推し活」している人はいるだろうし、私自身も痛バ、生誕祭壇etc…堂々と出来る世間になったのは非常にいいと思う。なんなら羨ましい。けれどやっぱりオタクバレ=足元が不安定になるような時代に自分にとっての全盛期オタクになってしまったせいで、どうしても今の時代がうらやましい。 それと同時になんとも言え

        • 秋葉原で見た甘い夢

           先日ニディガ展2に行ってきました。渋谷で開催していた第一回目はチケットの都合で行けず、今回最終日に参戦しました。 念願のニディガ展がしかも秋葉原で開催なんて……やっぱり超てんちゃんはポレらオタクによって昇華された紛う事なきインターネットエンジェルだ……! 秋葉原の雑沓と、萌のメイドさんを通り抜けて、大きくて狭いアニメイト通り過ぎて、GIGOの美少女看板を見上げて、その先には超てんちゃんがいる。見つけた時に感動しました。これが私の味わいたかったアキバだ。  入場してすぐに超

        あなたは普遍的に生きていますか?

          痛い、痛い、マイスリー!

           3週間遅れて生理がきた。遅れた分なのかわからないが、気が可笑しくなるほど痛い。生理が来なくて、病気になってしまったのかと心配したし、いつ来るかわからない不安感に疲弊して、特にここ一週間は気が狂うかと思った。強制的に断薬したからだろうけれど、不安感、希死念慮がたまらなく酷かった。 遅れる理由がわかっているのにも関わらず、こんなにも苦しい思いをする。早く人間は新たな進化を遂げて、生理なんてものは無くして欲しいと思う。  血液の塊が自分の中から出ていく。そんな単純なことからも耐

          痛い、痛い、マイスリー!

          月の揺籠

          痛い、痛い。痛む。 子宮がここ数日ずっと痛んで仕方ない。頼むから逃がしてくれとなんど願っただろう。神様じゃない、許してくれる何かに、許を乞うた。ない、そんなのは、居ない。 14日も生理が遅れている、14日も体が狂っている。それかもう、生理という現象が狂っているから正常に戻ったと言うべきか?2週間ずっと生理前の状態で時間が止まったようだ。過剰に腹も減るし、悲しい程に顔が浮腫む。眠いのに眠れず、感覚過敏で散歩ですらストレスになる。目に見えるのは希死念慮だけ。ただそれだけ。 精神

          ジャンガリアンハムスターの円卓

          池袋の喫茶店で、犬を産みたいと言っていた友人のことを思い出す。 自分愛してくれるが、人間じゃないものがいい。子供なんていらない。そんな趣旨に近かった。 帰りの電車の中、疲労で目を瞑ると、昔飼っていたハムスターを思い出した。 小さい頃からペットを求めていた私は、そのほとんどを親から反対され、生き物を飼育した経験は金魚と沢蟹だけだった。その頃の私は自分の精一杯で愛情を注いだし、水替えや、餌やりもサボった事などなかった。 ただ、ある日七歳下の弟が「ハムスターを飼いたい」と言った。

          ジャンガリアンハムスターの円卓

          文芸フリマ東京37お疲れさまでした

           11日に文芸フリマ東京が終わりました。手に取っていただいた方々、そして運営様、サークルのみんな、本当にありがとうございました。 サークル全員は揃わずでしたが、初出展できて本当に楽しかったです。次回は全員で参戦したいです。楽しみ。  ただ本を平置きするのと、こうやって見栄えよく並べるのとでは全然人の集まりが違いました。当然と言えばそうなんだけどね。次回は新刊も増えて、新しく詩集もおきたいし、もっとレイアウトを試行錯誤していきたいです。草は可愛いから次回も使うよ。 初めて手に

          文芸フリマ東京37お疲れさまでした

          文フリに出るよってハナシ

          あまり人の目につかないここで言うのもアレですが、今回「文芸フリマ東京37」に初出展します。 春夏秋冬のテーマで作り上げた合作とコピー本(出したい)と何か、目に付くもの……初出展ですので何もかも自信はないですが、一瞬だけでも足を運んでくれると嬉しいです。 「N−0304」サークル名【ゆっけうどん】お待ちしてます。 このnoteを始めるに至って、本当はこの文フリを宣伝するために始めました。元気な日記をと、思っていましたが、病むわ病むわで、陰鬱日記になってしまいました。 今回の小

          文フリに出るよってハナシ

          悪夢

           この夢を語る前に、引っ越す前の自宅の風呂場で、首のない絞殺された四人の女性の遺体を見下ろす夢と、新幹線に乗っていた時に、中学時代の同級生数人に今までの人生の汚点を指摘され続けるという夢を見たことを明記しておく。 銀河を何か小さな乗り物に乗って彷徨っていた。何者かと、何を求めていたのかも判らず、ただ茫然と銀河を眺めていた。地球の近辺に着いたその時、その何者かが、寝癖頭の私に淡々とした表情で大切なことを呟いた。 「人間は進化して、文明を築いて、そのまま自己破滅を起こし、消え

          10月17日の備忘録

          お久しぶりです。生きてます。死んでません。 本当はnoteの更新もやめてしまおうかと思ったけど、更新しなくなってから約四ヶ月経っても、更新しなかったことに罪悪感が生じるのです。なのでまた誰が読んでくれるのかはわからないけど、なんとかまたのんびりやっていこうと思います。 結局引っ越しはできず、家と彼氏の家、友達の家にいながらなんとかやってます。家族仲は相変わらずです。そして私自身も相変わらずです。希死念慮が酷いけど、メンクリに行き、セカンドオピニオンにいき、なんとか夜は眠れてま

          10月17日の備忘録

          6月27日の備忘録【虚無と、疲労】

           また今日から登校日が三日続きます。もうやっぱり、遠くて、疲労困憊です。憂鬱です。 死にたいです。 【写真について】 硬いプリンみたいに硬い心を持ちたいです。

          6月27日の備忘録【虚無と、疲労】

          6月26日の備忘録【精神と、身体】

           今日は眠るか、泣くか、何も考えないか、でした。もう心は限界を迎えているし、体もだんだん鈍くなっていって、泣いて、泣いて、今まではnoteに書き留めたり、日記に書いたりして、誤魔化していましたが、もう筆が進みません。 折りたい訳でもないし、まだまだ文章を書いていたいけれど、もう何日も個人的な日記は進んでいません。 平均的に1000字近く書いていましたが、暫くは満たない字数で、更新だけは止めないようにしようと思います。 今日はもうダメな日でした。 【写真について】 心の余裕

          6月26日の備忘録【精神と、身体】

          6月25日の備忘録【電話と、思春期】

           私は電話のコール音が苦手です。みんながワンコールで出るわけも無いのに、ワンコール過ぎたらイライラします。自分が否定された気になります。そもそも約束した電話では無い限り、自分から電話するのが死ぬほど嫌いです。病院の予約とか、親に電話するのすら億劫。基本的に連絡を返すのが苦手なのです。待ち合わせのLINEとか、リアルタイムに必要なLINEは返せますが、内容がどうでもいいインスタのDMとか、その相手が望むような文章を考えて、その都度伝えるなんて本当に大切な人相手じゃないと、無理で

          6月25日の備忘録【電話と、思春期】

          6月24日の備忘録【幼児性と、取り零し】

           小さな頃に取り零して、拾うことができなかった煌めきを、今になって必死に探しています。ピンク色のふわふわなスカート、大きなリボンがついたブーツ、キラキラ光るセボンスター、甘い香りのする消しゴム、自分が愛されているという根拠の無い自覚。何もかも、恋しいです。自分には似合わない、何もかも。小さな頃の私の心は有刺鉄線に締め付けられました。今になって、自分のお金の力で多少なりともどうにかなれど、今の私はもう、ふわふわなスカートに足を通すような自信はありません。そんな19歳の幼女を記憶

          6月24日の備忘録【幼児性と、取り零し】

          6月23日の備忘録【食事と、長門】

           今日も朝方に寝ました。いつになったら日付が変わる前に眠れるのでしょうか。無理矢理体を起こして、顔を洗っても、鏡には酷く疲れた私しか映りません。人間の疲れが全て取れた状態というのは、どんな感覚なのでしょう。  解決しないことばかりに、頭を悩ませて体も心も疲弊させていく、深夜の自分に苛立ちます。朝が、怖いのです。遮光カーテンの隙間から覗く蜘蛛の糸のような、助けもしてくれないのに、残酷に、残虐に、私の心を蹂躙していきます。太陽なんて、破壊してしまいたいです。誰か、お願いします。

          6月23日の備忘録【食事と、長門】