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真っ白になれずこれからを生きる【僕はバンドで生きていく】

少し書くのが遅れてしまったが、先日12月19日をもって28歳になった。
ロックをやる人間にとってこれほど大きな年齢の変化はないだろう。

僕のバイブルは「あしたのジョー」という漫画だ。
ジョーの様にいつか真っ白になりたくて、ロックをはじめたんだ。
そしてそのいつかがロックスターがたくさん死ぬ年齢27歳になった。
人と活動の仕方は違ったであろう、時には心身壊れて思う様にいかなかった日々もあった。
それでも僕は誰に対しても言える。
「僕は人生をバンドに賭けてきた」
学歴もキャリアも捨ててきたんだよ。
貴重な青春の時間も捧げてきた。
それでも僕は27歳で真っ白になることはなかった。
今日も元気に生きてしまっている。

27歳を終えた時にもしかしたらバンドなんてもう辞めたくなるかな?ってちょっと期待している自分もいた。
しかし全く辞めようと思わなかった。
むしろやるしかないって気持ちになった。
活動量を増やした1年間。
ここからようやく始まるなっていう期待と、まだまだいける気しかしない希望が芽生えた。
毎年似たことを言っている気がするかもしれないが、今年の11月にようやく自分の思うロックスターという生き方の入り口に立てた様な気がしている。
最近のそらろくは本当にすごいよ。
11月以降観ていない人は本当に観にきた方がいいよ。とんでもないバンドになってきているから。

ちょっと話がそれたけど、28歳になったんだけど思ったより自分の心はいい感じなんだ。
むしろ死ねなかったから丁寧に生きなきゃなって思いが湧いてきた。
27歳で真っ白になることを意識してきたけど、新しい不安は寿命を迎えるまでに真っ白になることが出来るかどうかが不安だ。
まあそんなことに不安を感じている暇があったら歌詞を書き、曲を作り、歌い、ギターを弾き、集客や宣伝をしろって話なんだよな。
そうこんな不安が掻き消されるくらいバンドに打ち込もうと思う。
結局今年はアルバムをリリースすることが出来なかったからね。
来年には間に合わせたいね。

バンドをやり続けてきたことで2年前の僕とは結構考え方や生き方は変わった様に思う。
変化し続けるっていうのはいいことだ。
離れてしまった人もいる。
それはバンドでも友達でも
けどまた出会う気がするんだよね。
お互い生きていると色々なことがあるわけだし。
むしろ今の4人のメンバーとずっと一緒にいることが奇跡なだけであって、出会いと別れを繰り返すことがある種自然かもしれない。

奇跡って言葉だけで終わらないようにしていかないとだね。
これを当たり前にしてその先にいきたいんだ。
愛と平和に溢れた世界を見つけるのが青春革命だと僕は信じている。

来年は自分自身もバンドも飛躍の1年にしたいと思っている。
そのために計画を練り自分を見つめ直す年末を過ごしていこうと思うんだ。

28歳生き延びた遅咲きの僕と、愛すべき最高のロックバンド「宙を走る六等星」を今後ともよろしく頼みますb

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