一流
久しぶりに長文を書こうと思い。
指を走らせる。
最近書いていなかったのは僕の怠慢だ。
書く気が起きなかった。
今日は「一流」という言葉について。
あなたは「一流」という言葉を聞いて誰を思い浮かべる?
スポーツだったらイチロー選手、大谷翔平選手、本田圭佑選手?
お笑いだったらダウンタウンさん、さんまさん、ビートたけしさん?
起業家だったら豊田喜一郎さん、稲盛和夫さんとかだろうか?
パッと浮かんだ著名人の名前を書き連ねてみた。
では音楽だったら?
B'z、Mr.Children、BUMP OF CHICKEN、サザンオールスターズとかだろうか?
現代だとOfficial髭男dism、King Gnu?
それともこの間2日間で14万人をワンマンで動員したUVERworldか?
人によってイメージする人は違うだろうけど、ここら辺の人を浮かべる人も多い。
おこがましさを承知の上で問いたい。
僕は一流だろうか?
聞かなくとも分かる。
誰も頷かないだろう。
しかし何故一流じゃないの?っていう質問に答えられる人はいるだろうか?
きっと出てくる理由は
「知らないから」「売れてないから」が多くて、ちょっと捻くれてそうな人が「ピッチが〇〇」「曲がもっと〇〇」みたいなことを言うんじゃないかな?
誤解しないで欲しいのは僕は別に今の自分を一流だなんて思っていない。
そして何よりなんで一流じゃないのかを誰よりも知ってる。
そしてそれが何よりも悔しくて消えてしまいたくなる。
たった一音を人に届けることが、たった一言を人に届けることが信じられないくらい難しい。
10年続けてもまだまだ届かない。
一度100人ワンマンを成功させたものの、普段の普通のLIVEが埋まりきらない。
アウェイの会場ではお客さんと目が合わなかった。
それが人生において何よりも悔しい。
好きなバンドが日本の記録を塗り替えるワンマンライブ、会場に行ってみる。
圧倒的差に心が折れそうになる。
自分は無理なんじゃないか?って少し思ってしまった自分がどうしようもないくらい憎い。
自分があまり良さを感じないものが、世界基準とか一流とか言われていることが気に入らない。そしてなによりそんなつまらないことが気になっている自分のことが1番気に入らない。
もう少し歌っていたい。
もう少しロックバンドをしていたい。
21歳の時に一度投げ出した日を忘れちゃいない。
何やっても上手くいかなくて、ここまでしてやる価値があるんだろうか?って一度僕はロックから逃げたんだ。
それでも1年くらいで結果的にまたバンドを始めて今日に至る。
こんなに情けなくても、まだ歌いたいと思う、まだロックでありたいと思っている。だからまたメロディを口ずさむ、だからギターを軽く弾いて、パソコンと睨めっこをする。
こうやってロックをしてきている。
今はまた少し自分を信じられている。
大きな目標を掲げているのに、毎日こんな葛藤を胸にここ1月くらいは生きていたんだ。
こんな情けなさを曝け出すことしか出来ない弱さを許してもらえたら嬉しい。
お互い必死に生きていこうね。
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