見出し画像

めちゃくちゃだけど丁寧に 〜僕はバンドで生きていく〜

去年高校の文化祭に久々に顔を出したときに、恩師と言える数学の先生から言われた。
「お前面白そうだからキャリア学習で喋れば?」って。
僕の母校はいわゆる進学校と呼ばれる類の学校で、社会的な優秀さを持ち合わせた同級生に囲まれて青春時代を過ごしていた。
そんな学校だからキャリア学習の人ってのは基本的に中高生でも名前を聴いたことがあるような大きい会社で出世したような人が喋るんだよね。
まあ、僕は寝ていたんだけど。

だから僕みたいな「ロックだ!」なんて言って、ギリギリを生きているとんでもない状態の人間なんて場違いなんだよな。
学校が良いなら是非!って答えたけど、なんも連絡ないから多分NGだったんだろうな笑
保護者からクレーム来そうだもの。

そんなことは置いておいて良くも悪くも、この2年間でめちゃくちゃが日常になったように感じるんだ。
不安はたくさんあるけど、前に進む覚悟が出来ている日々。
適当にレールの上でぼんやりと座っていた僕には想像つかなかった日々。

今年はね丁寧に生きてみようと思うんだ。
めちゃくちゃの中で丁寧さを探してみたい。
自分がなんでこんなことをしているのか、なんでロックというものをやり続けているのか。
一つ一つ言葉にしていきながら、今応援してくれているあなたにちゃんと伝えたい。
おかげさまで僕は生きれているよって、だから一緒に生きていこうってちゃんと言いたい。
だいぶ想いが輪郭を帯びてきたんじゃないかって思う。
僕もあなたも生きづらい世の中だよな。
ダサいとか、不器用だって笑われて。
たまに信じた人に利用されたり、騙されたり。
そんなもんだからフラれたりね。
だから僕達にはロックが必要だし、ロックがあることで生きていけるんじゃないかって思うんだ。

そういうのを丁寧に表現したいんだ。
だってこれって愛じゃない?愛だよね。
愛してるってことは丁寧に表現したいんだよな。
音楽も普段も去年より丁寧を意識する。

ちょうどこの日記を書く前に、いつも僕達の音源をやってくれているエンジニアの朽木さんと喋ってきたんだ。
思うことズバッと言ってくれる優しい人でさ、またズバッと言ってもらえたからロック頑張ろうって思ったんだ。

僕はたしかにここまで自分の足で、自分で考えて来た。
けど、全部人のおかげでしかないんだよな。

よし、今日ももうひと踏ん張りだな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?