台所道具の絵を書き溜めて、絵台所を作ろうと思う
家の中で1番好きな場所は間違いなく台所。
実家の頃も、自分の部屋よりも台所が好きだった。
赤ちゃんの頃は戸棚からボウルを出して
頭にかぶって遊んでいたらしいし
両手におにぎり持って
野菜を眺めている写真があったり。
小学生になると「邪魔しないで!」と、
扉を閉めてコソコソ料理を作ってたな。
中高生の頃はお母さんが料理してる横にくっついてあーだこーだ話す時間は
面と向かって話すよりも話が弾むし、本音を話しやすくて好きでした。
私は料理をすることはもちろん、台所という空間が好きなんです。
今、実家を出て自分で台所道具を揃えて自分が料理しやすいように配置された、自分だけの台所を手に入れました。
毎日立つ、この台所。
とても狭くて、コンロも2口だし、流しも狭いけど愛おしい。
私の大好きな台所は、まだ4年目だけどこれからもっともっと生活が染み付き、そして暮らしを生み出していってくれるだろう。
そして台所にある道具たちは
有名なデザイナーの調理器具たちではない名もなき道具が多いけれど
自分がいいなと感じて集めて使っているものはやっぱり手に馴染んで、一緒に料理をしてくれる。
実用的で機能的で生活に馴染む美しさには、思わずハッとときめく瞬間があります。
そんな私たち家族の食を支えてくれている働き者の道具たちを讃えるべく、これからじっくり向き合って少しずつ絵を描いてみることにしました。
思い出とともに褒めちぎっていきます。
描き溜めて、イラストで私の台所をつくるの!
Kalitaのミニミル
「kalita」のミニミルです。
自動でスタイリッシュな便利なミルもたくさんあるけど、私は手動の木箱スタイルのミニミルを使っています。
ミニミルだけあって、1杯分挽いて引き出しをひっぱると粉がたっぷり。
すぐ満杯で溢れちゃうというキャパのなさ…かわいい。
でも、気持ちいいくらいゴリゴリ挽けて、ネジで挽き具合を調節して自分好みの挽き具合に調節できるという優秀さも兼ね備えた実力派。
このミニミルのと出会いは大学2年生、絶賛喫茶店にハマっていて都内私立文系のキラキラした女の子たちがスタバに新作を飲みに並ぶのを横目に(素直にキラキラできない性格)、せっせと渋い喫茶店に通っていた頃。
喫茶店で飲む挽きたてのコーヒーがおいしいのはもちろんだけど、大学生の私はそんなことはよく分からないけど、なんだかあのガリガリするの楽しそうだしかっこいいな、私も欲しい!
となって、近所の雑貨屋さんで偶然見つけたミニミルをお誕生日に両親におねだりして買ってもらいました。
ミニミルと共に
バイト代で豆を買い、8時ごろ起きて豆を挽き、2時間くらいかけてダラダラ朝ごはんを食べて3限に向かう優雅な大学時代。
それから社会人でストレスが溜まった時も豆を挽く時間はゴリゴリと無心になれて心を落ち着かせてくれたり、カフェで働いてからは挽き具合を調整してこだわってみたり、子どもが産まれてからはお昼寝を起こさないようにソロリソロリと挽いたり。
いつも私を癒してくれるミニミル。
手間はかかるけど、やっぱり自分で挽いて淹れたコーヒーはおいしい。
挽いている時、部屋中をいい香りにしてくれるし、お客さんが来た時はゴリゴリやってるとなんか盛り上がるし、ちびっ子もみんなやりたがってみんなを楽しませてくれるコーヒータイムのエンターテイナー!
いつもありがとう。
手間がかかるお陰で、飲み過ぎを阻止してくれるから、わたしはカフェイン中毒にならないで済んでいるよ。
もう少ししたら息子が豆を挽きたがるだろうから、思いもよらぬ方向に回されたり、豆じゃないものを挽かされるかもしれないけど
これからもよろしくね。
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