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自選短歌:2024年1月

象として役目を終えてなだらかに油粘土はケースへ還る

東京と夢と私を捨ててまで選んだ地元の女とはどう

透明のネイルは落とすことにしてあなたの恋を叶えてあげる

たのしいと借り物だからこわくなるお猪口の底の輪っかが歪む

もうここで大丈夫です彼のこと誰も知らない銀河ですから

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