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自選短歌:2024年8月

陽炎にくれてやったのあずきバーあと一口が落ちてしまって

温厚な目のままなのに童貞を「捨てた」と言えるひとだったっけ

夏に手を引かれるような重たさで花火の殻の浮かぶバケツは

シュー生地の潰れたものに刃を入れる誰かいますか大丈夫ですか

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