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自選短歌:2024年5月

やっと手に入れた機械のからだでも雨には弱いままだ、ルーシー

世界より自分のために返り血を正義の対は正義しかない

生き急ぐことは彩度を伴って躑躅がガードレールを包む

人生のどこで貼るかもわからない薔薇のトーンの備えだけある

転調ののち繰り返すサビに沸く何の話でそうなったっけ

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