自選短歌:2024年2月
陽が透ける梅の香りを吸って、吐く 冬の未練は一昨年のもの
凍星が出会った頃に重なれど二度の居留守でわかってほしい
別れ際みたいな顔のおはようだ残り三泊四日あるのに
偶数はたぶん寒色だと思う眠い夕方だから話すと
独白を歩みにのせて往く夜のロールアップの裾から桜
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陽が透ける梅の香りを吸って、吐く 冬の未練は一昨年のもの
凍星が出会った頃に重なれど二度の居留守でわかってほしい
別れ際みたいな顔のおはようだ残り三泊四日あるのに
偶数はたぶん寒色だと思う眠い夕方だから話すと
独白を歩みにのせて往く夜のロールアップの裾から桜
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