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自選短歌:2024年3月

横切った明治通りで見る雨の夜は地面がずっと明るい

長雨を済ませた空のあざやかに慣れないものをこわいと思う

お日様のようだと百合を飾るひと花言葉など知らなくていい

満開を逃してきみは謝ったここが何処でもよかったけれど

あすよりも先を思っている春のきみの海馬と仲良くしたい

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