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彩ふ読書会 京都 参加レポート(詳細版)

二ヶ月ぶりに彩ふ(いろう)読書会へ。いつもは大阪会場だが、今回は京都会場へ。奈良も寒いが今日も寒い。早めに入り会場準備。定刻通り開始。男性4名女性4名の8名。20〜60歳代と幅広い。(詳細版)


紹介された本

ザリガニの鳴くところ ディーリア・オーエンズ 本屋大賞受賞作 美しい自然描写とロマンスとミステリが溶け合う。

映画の原作本。本は自分で世界観を作り上げるので 映画は少し違った印象と発表者。僕は映画だけの鑑賞。動物学者の初の小説らしい。ブックデザインは、映画のイメージと合っていて 原作者もお気に入りらしい。


むらさきのスカートの女 今村夏子 近所に住む むらさきのスカートの女が気になり あとを付け回す私は誰なのか?

日常世界の物語だが、不思議な感覚があると発表者。ストーカーもの?

幕末不戦派軍記 野口武彦 動乱の幕末期にいたグータラな武士たちの顛末記。

発表者は、以前も歴史本を紹介。関連作家や時代背景の解説や考察など詳しい。「幕末」という言葉は高校生以来だ。外国の歴史に好きな僕には、日本史の知識はたぶん常識以下。タイトルと合っているカバーデザインがいいね。


麦本三歩の好きなもの 第一集 第二集 佐野よる 図書館勤務の20代女子の心あたたまる出会いや日常を描く。

図書館勤務=本好きなので ほのぼのとした物語らしい。若者の思考や行動を知るチャンスになる。


汝、星の如く 凪良ゆう 本屋大賞受賞作家の あまりに切ない愛。

発表者が熱く語ってくれた本。ラブストーリーは映画ではおなじみだが、本は未経験なので 読んでみたい。


月と六ペンス モーム 破天荒な画家の生き様に惹かれる私。天才の見ている風景は理解はもちろん想像できない。

僕の紹介本。画家のエネルギーの源泉や心情がないので 感情移入しにくいが、猛烈に惹かれる個性。自分勝手な破滅型。


たった1°のもどかしさ 恋の数学短歌集 横山明日希 Twitterで話題の数学短歌。愛X数学X短歌

平行線1°動けば交差するだから私も一歩踏み出す (おおっ、なるほど)
恋愛は掛け算だよねどちらかの想いがゼロになったら終わり(うまい!)

鋭く、おかしく、切ない。読んでみたい!


スクリーン 21世紀の外国映画チラシ大全集 洋画チラシのカタログ本。

チラシの保存の難しさや映画の思い出など 僕も映画ファンなので共感することが多い。


まとめ

参加者の顔ぶれの豊かさは、紹介する本の豊かさにつながる(ように思う)

日本人作家の本を読まない僕には、貴重な情報源になるし、本屋大賞受賞作家から始めてみたい。自分の好奇心との戦いになりそうだ。

今、何が流行り、どう読まれているのか、読んだ人の想いや感想など生きた情報は、読書会の魅力のひとつ。

紹介の仕方は人それぞれだが、参加者の熱い思いが伝わる本は、読んでみたいがヒートアップする。

おつかれさまでした。ありがとうございます。またお会いしましょう。

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