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タイ・ベトナム周遊ツアー 7〜8日目

【2023タイベトナム周遊ツアー】7~8日目


起床は8時ころ。昨日の昼に感じた疲労感もよく寝たおかげで回復したように思える。今日がこの旅行の最終日なのかと思うとなんとなく感慨深い。

さて、今日の帰国フライトは23:55なので、丸一日時間がある。どうやって過ごすかによってこの旅行に締めくくりを奇麗に飾れるかどうかが左右されそうだ。これはしっかりと計画を立てなければいけないだろう。

とりあえず大きくてきれいなバスタブにお湯をため優雅に朝風呂を浴び、ホテルの朝食を食べてから考えよう。


まあまあ美味しい朝食

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今日に関してクリアすべき点は2つ、1つ目は荷物の問題だ。チェックアウトが12時なので、それ以降は荷物を持って歩かなければいけない。が、ネットで調べると、ホーチミンでは泊まったホテルにチェックアウト後も荷物を預けておけるシステムがあるらしく(これって世界共通?)、フロントに確認したところ問題なさそうなので解決。ちなみにホーチミンから日本への直行便はほとんど深夜帯なので、もし旅行に行く際は活用してほしい。

2つ目は「どこで時間を潰すか」問題だ。せっかくの海外旅行なので時間は最大限有効に使いたいが、深夜のフライトに向けて体力をある程度温存しておかなければいけない。国内旅行であればスーパー銭湯かサウナあたりで時間を潰すところだが…そう思って「ホーチミン・温浴施設」でググると、日本式のスーパー銭湯が何件かあることが発覚。これで今日の問題は解決したので、昨日取りこぼしていた名所の観光を済ませた後は、ゆっくりできそうだ。


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まずはお土産の購入だ。ホテル近くの名所「ベンタイン市場」に再度訪問し、2日前にお茶を購入したお兄さんの店に向かう。「Hi! my friend! Do you remember me?」と聞くと、「一昨日買ってくれたお兄ちゃんじゃないか!もちろん覚えてるよ!」と英語で返してくれた。嬉しい。友人に向けたお土産として、日本では高級品の「コピルアク」というコーヒーを購入しに来たのだ。あいかわらずお兄さんとの英語でのやり取りは非常に楽しく、結局コーヒー2袋、フラワーティー2袋、お湯で割って飲むハチミツ塊2つで1,000,000VND(5,500円くらい)の買い物をしてホテルにいったん戻る。


おみやたっぷり

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NHKワールドプレミアムでニュースなんかを見ながら、チェックアウトの12時を迎える。事前の確認通り、でかいリュックと一昨日購入した安物のスーツケースは預かってもらえた。今日はなるべく身軽でいたかったので、持ち歩き用のボディバックも預け、海外で初めて丸腰で散歩をすることにした(とはいえパスポートが入ったウエストポーチだけはつけてたけど)。

まず向かった先は、グーグルマップを見て気になっていた「チャンフンダオ(陳興道)像」だ。その昔モンゴルがベトナムに攻め入ってきたときに撃退した将軍で、古代の英雄の像とのことだ。日本で言えば元寇を退けた北条実政みたいな感じ…かな?サイゴン川に向け雄大に存在する銅像、かっこいい…。ここからはドンコイ通りや、サイゴン中央郵便局やサイゴン大教会、統一会堂などの観光名所が徒歩で廻れる圏内なので、ホーチミン1区をてくてくとお散歩することにした。


カッコイイ…


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散歩していると、昨日あたりから感じていた脳がしびれる感じと鳥肌が結構な頻度で発生するようになっていた。タイではほとんど感じなかったこの現象の原因は何だろうか?やはりそこらじゅうにゴミが散らばっていて、中心地以外の衛生環境が良くないのを脳が嫌っているのだろうか?気にしていても仕方が無いので散歩を続けることにする。

残念ながら工事中だったサイゴン大教会からサイゴン中央郵便局へ、おしゃれなbook streetなどを経由して、目的地である統一会堂を目指した。

サイゴン中央郵便局

時間は13時ころ。お腹もすいてきたので先にランチを食べることにした。ベトナムに来てからフォーやらバインセオやら生春巻きやら、米と野菜しか食べてないような気がするので、ここはジューシーな肉が食べたいと思い、ステーキハウスに入ることにした。

ところがこのステーキハウス、かなりの高級店のようで、物価が日本の1/3と言われているベトナムで、USチョイスのリブステーキ200gが4,000円という結構な値段設定。ただ、どうしてもジューシーな肉が食べたかったので、上記のリブステーキとマッシュポテトとビール(サイゴンスペシャル)を注文。合計で5,500円くらいの大出費だったが、ペッパーランチなどとは比べ物にならないくらいいい肉を食べられたのでよしとする。


見るからに高級そう…

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食後に向かったのは、ホーチミンの中でも象徴的な建物である「統一会堂」だ。この統一会堂は、1960年~1975年の長い間でベトナム南北で争われた戦争で、敗北した南ベトナム政権の大統領官邸だったこの統一会堂に南ベトナム解放軍の戦車がフェンスを乗り越えてに突入したことによって、事実上ベトナム戦争は終結した、という歴史的な場所でもあり、単純に建築物としてもとても美しく、ホーチミンの中でも最大の観光名所と言える場所だ。

(ちなみにこの文章は帰国してから家で書いているので、Wikipediaから正確な情報を拾っているため細かく書けていますw)

疲労が残る体に鞭を打ちつつ館内をくまなく散策し、今日のホーチミン観光を終了とする。


美しい建物…

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さて、ここからは飛行機までの時間をスーパー銭湯でのんびり過ごす予定なので、該当する場所にバイタクで向かう。が、グーグルマップ老師には「営業中」と記載があるスパ銭が、まさかの工事中…予定が一気に狂い始める。

同じ系列で狭いがサウナに入れる施設があったので、再度バイタクに乗って向かった。

そのサウナは日本で言う銭湯に近く、サウナ2つ・中温と高温の浴槽・水風呂・アカスリを完備した場所だった。昼下がりの散歩で結構な汗をかいたので、風呂は最高に気持ちよかった。が、一応施錠されてはいるものの脱衣所のロッカーに財布もパスポートも置いたままでのんびりするのはかなり危険な気がしたので、ある程度汗を流したのち、早々に銭湯を出ることにした。


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時間は16:30頃。飛行機までまだまだ時間があるにもかかわらずサウナでゆっくりできなかったので、相当に時間が余ってしまった。カフェでだらだら粘るという手もあったが、せっかくなので一昨日遊んだカジノにもう一度行くことにした。

カジノではブラックジャックをプレイ。minbetが10USDで財布の中には一昨日儲かった400USDがある。一昨日の勝ち分だけなら遊んでもいいかなと思い、結局それから3時間半くらい遊び、浮き沈みはあったものの、結局200USDを失ってしまった。それでもまだ一昨日と通算で60USDくらい浮いているので、時間つぶしとしてはかなり高額だったが、クーラーの効いたカジノで長く遊べたのはいい経験だった。


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時間は20時ころ、そろそろ準備をして空港に向かおうと思いカジノを出る。が、そこで体調に異変を感じる。頭がグラグラするし、全身がダルい…空腹からくるものなのかもしれないと思い、初日にフォーを食べた店で、牛アキレスのフォーを食べたが、食べてる最中にもどんどん体調が悪化していき、半分くらい残して店を出る。これは何か食あたりでも起こしたか…?と思ったが、便は正常だったので単純に疲労が限界に達したのだろう。カジノではずっと頭を使っていたので気を張っていたが、気が緩んだ瞬間にドッと疲労が押し寄せてきた感じだ。昨日からちょくちょく感じていた脳がしびれる感じや鳥肌は、体が発していたアラートなんだと今更ながらに気づき愕然とする。しかし飛行機は待ってくれないし、LCCなので日程変更などは結構な料金が発生する。どうしても帰らなくてはいけないと気合を入れなおし、アセトアミノフェンと魔剤キューピーコーワゴールドαプレミアムを服用し、ホテルで荷物を受け取り、grabでタクシーを手配しタンソンニャット国際空港へ向かう。

タクシー車内でも調子は改善せず、異様な発汗はあるわ吐き気はするわで体調はドン底。しかも空港に向かう道は猛烈な渋滞で全然進まない。運転手は渋滞にキレたり鼻歌歌ったりとのんびりした人だったが、車内で少しでも体を休めたかったので「ゴメンけど静かにして…疲れて死にそうなんよ…」と英語でお願いをしたら、顔色の悪さを察してくれたのか静かにしていてくれた。結局1時間くらいかかって国際空港に到着。

(このあたりからはもう写真を撮る気力もなし)

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時間は21時頃。フライトまでは3時間あるから、時間的には十分な余裕がある。が、体力的には相当やばい。まずは体温を上げておいたほうがいいかと思い、往路で着ていたヒートテック超極暖をトイレで着る。これでエアコンで寒くて体調が悪化することは防げるだろう。

そこからベトジェットエアのチェックインの列に20分くらいならんで、スーツケースを預け、出国審査で30分くらい並んで出発ゲートに向かう。

この行列に接続している間、何度も気を失いかけ、立っているのもやっとの状態だった。正直ここでギブして病院に運ばれちゃったほうがラクかなぁ…という考えも何度も浮かんだが、家で留守番している愛猫のためにも、なんとか今日帰らなければいけないと思い、気が遠くなりそうになると辛いフリスクを大量にかじって、なんとか意識をつなぎとめることに成功した。

出発ゲートについたのは22時ころで、出発予定時刻までは2時間ある。この時間で多少でも体力を回復できればなんとか飛行機には乗れる!乗ってさえしまえば6時間待てば成田に着く!という希望のもと、待合の椅子でリュックを枕にして仮眠をとった。30分くらい仮眠をとると、異様な発汗はおさまり、残り1%だった自分バッテリーが5%くらいまで回復したのを実感。これならなんとかなりそうだ!脱水症状だけはマズいと思ったので、ボッタクリ空港価格のスポーツ飲料を3本買い、緊急時の備えをそろえて再度仮眠。無事機内に案内される。


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事前に有料で指定しておいた足を伸ばせる座席につき、上着を重ね着して(機内はかなり寒い)、持ち込んだ首枕を装着するとすぐに眠気がやってきて、離陸早々眠りにつくことができた(失神したのかもしれない)。そこから3時間たっぷり睡眠し、これも事前に予約していた機内食(ぜんぜん美味しくなかった)を食べ、自分バッテリーが15%程度まで回復する。これならもう大丈夫だと安心し、再度眠りにつくと、あっという間に成田に着陸。時間は7:45で、遅延が多いことで悪評の高いベトジェットエアにしてはラッキーな定時運航だった。


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再度寝られたおかげで自分バッテリーの残量は20%程度。疲労感は酷いが、帰ってこれたという安堵感が強く、入国手続き・荷物待ち・税関あたりをなんとかこなし、京成で帰路につく。特急のスカイライナーで一刻も早く帰りたかったが、タイミングが悪かったせいもあり、ジョルダン乗換案内先生にアクセス特急から京成本線を乗り継ぐルートを提案される。

ちなみに成田から電車に乗るまでに時間が30分くらいあったので、コンビニで朝ごはんを買った。どういう理由かわからないが、無性にあったかいおそばが食べたくて、かき揚げがのったおそば500JPYをペイペイにて支払った。ベトナムのフォーがさほど自分に刺さらなかったのもあり、カツオ出汁の効いた黒くて濃いおつゆのおそばが食べたかったのだ。1週間ぶりの和食がコンビニそばってのもアレだったが、とてもおいしかった…。


暫定的にこの世で一番うまい食べ物

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そこからは電車に乗って帰るだけ。1時間くらいかけて家のある町屋まで帰ってきた。町屋から家までは徒歩12分と遠かったので、ワンメーターだがタクシーを使う。そこで愛猫と再会し、熱くて勢いのいいシャワーを浴び、着替えて自分のにおいがする布団で気絶。まったく目を覚まさずに7時間ほど寝たら自分バッテリーは50%程度まで回復。そこから撮り溜まっていたテレビ番組を見ながら旅行記を執筆する。

3年前のタイ旅行では何か食べ物であたってしまったらしく、帰着してから2日くらい寝込んだのだが、今回は単純な疲労を抜くのにやはり2日間くらいは必要な感じだ。明日は行きつけの銭湯でたっぷり長湯して、ビタミン剤を飲んでたくさん寝よう…。


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【今日の出費】

交通費:ざっくり20,000円(飛行機込み)

食費 :ざっくり7,000円(ステーキが高かった…)

遊興費:26,000円(カジノの負け分200ドル)

その他:ざっくり6,000円(お土産代)


最後、明日にでも今回の旅行の総括しますので、是非そこまで読んでください😇


また明日\(^o^)/

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