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天使は身近な存在「心の中の天使と悪魔の声はどこから来るか」

どうも、真仙です。

天使とは何か」をご存知ですか。
西洋的な世界観、特にキリスト教をイメージする人も多いことでしょう。
人々の頭の中では、空想上の存在というわけです。

しかし、実際には違います。
現実のものとして、確かに霊的に存在しているのです。

人が頭で考え出した空想上のものではなく、古今東西で霊的に開かれた人々が本当に目撃していました。
私も見えるようになって、その本当のところがわかりました。

霊的成長を助けてくれる重要な存在です。
誰もが知っておいた方がいいのに、ほとんどの人が実態を知らないのです。
だからこそ、ここでは語ります。


とはいえ、日本では「天使」は馴染みがないと思われるかもしれません。
西洋だけのものかというと、そうではないのです。

天使とは、日本でいうところの「龍」です。

熾天使。人間と龍の中間の姿を描いた絵画

天使の本当の姿は龍の姿をしており、人間の前に姿を現すときに馴染み深い人間の姿を真似たりするわけですね。

ここでは、学問上の話や定義上の話をするつもりはありません。
私自身、柔らかい真実のところが知りたいのです。

だからこそ、天使とは何か。
私自身も探求し、見えたままの天使の実情を語ります。

本来の霊性ヨガを行じ、心の目を開いたら、驚愕するような霊的真実を次々と見つけることになりました。

天使の本当のところがわかると、世界の全容が見えてきます。

天使って、すべての人にいつも伴っている身近な存在なんですよね。
一人一人の魂から大聖堂に至るまで、様々なところで天使の存在が見られます。


・聖ヴィート大聖堂で見つけた天使たち

ある生徒からヨーロッパの大聖堂を訪れたときの話を聞かせていただきました。
とても素晴らしいエネルギーに満ちた場所で、感嘆されたとのことでした。

聖ヴィート大聖堂

聖ヴィート大聖堂は、完成までに数百年かかったとも言われております。
芸術的な価値から宗教的な価値まで、高いとされています。

これほどの建造物。何か、霊的に意味があるのではないか。
私自身も関心がありまして、その時の写真を見させていただきました。

第三の目に集中し、心の目で大聖堂の各領域を見ていきました。

なんと、ステンドグラスの向こう側に霊的な扉(ゲート)がありました。
そこに天使が見えました。

単なる建造物ではなく、霊的な力が込められていました。
他にも各領域を見ていくと、天使が何体もいました。

各会堂や各部屋をそれぞれの天使たちが守護していたのです。

聖堂とかには本当に天使はいるのだなぁと思って、興味深く見ていました。
各場所で見えてくる天使たちは翼が一対のものが多く、下位の天使たちだとわかりました。

大天使は翼の数が多く、三対以上あることが多いです。
下位の天使は基本的に翼が一対となっているのです。

問題はそこではありませんでした。
天使たちを観察していると、あることに気づいたのです。

天使たちは例外なく「灰色」になっていました。
翼から肌まで、すべて灰色になっていました。

本来なら白い輝きを放つ天使たちが、薄汚れたエネルギーを象徴する灰色になっていたということです。

「末世だな……」

私は問題の本質を一瞬で悟り、つぶやいてしまいました。

この大聖堂の建設者に問題があったわけでもなく、この天使たちに問題があるわけでもありません。

問題は、人間が持っているエネルギーです。

聖ヴィート大聖堂は、たくさんの観光客が訪れるプラハの名所なんですよね。
あまりにもたくさんの観光客が世界中から訪れるのですが、そういう人々が持っているエネルギーが汚れているということです。

天使たちは、そういう人々の邪気を浄化するために意図的に取り除いて、自分の中に取り込んでいたということです。
その浄化がまったく間に合ってないから、灰色のままだったのです。

――浄化しても浄化しても、汚れるスピードの方が勝っている。

人類全体がどれだけ邪気に塗れているのか。
その一端が垣間見える出来事でした。

天使たちは全力で人類を助けているけれど、観光客は何もそれに気づいておりません。
物見半分でやってきて、一通り楽しんだら去っていくのです。

そこに改心もなければ、信仰もなく、まして神を礼拝する純粋な心などもありませんでした。
聖なる場所を野次馬たちに開放すべきだと思わないけれど、教会の方針に物申すつもりはありません。

一人一人が自らの人生を改めること。
聖なる道を歩んで、自己を浄化する方法を伝えていくことの大切さを改めて感じ取りました。

天使たちの実情を見て取って、人類の行く末を思うのです。
どこかの地点で心を改めなければ、このような世界が長く続くとは思えませんでした。


・天使は身近なもの「心の中の天使と悪魔」

実は、天使はとても身近なものなのです。
教会や大聖堂だけのものではありません。

気づいていないだけで、すべての人間には守護天使がついています。

西洋、東洋問わず、一人一人、すべての人にです。
人間が個別の魂となって、転生をはじめた瞬間から守護天使が神の意志によって付き従います。

日本では守護霊とも言われたりするのですが、その本当のところは守護天使だったりします。
東洋では、西洋的な天使の姿ではなく、龍の姿であったりします。

天使とは天の使いや神の使いというだけあって、役割はとても多岐にわたります。
人間の魂の向上から世界の創造まで担っています。

ここでは、より人間の魂の向上にスポットを当てて、身近な天使の役割を話します。

道端に誰かの財布が落ちているのを想像してみてください。
その財布にはいっぱいお金が入っていたとします。

内側から、二つの声が聞こえてくるかもしれません。

一つの声は、困っている人がいるかもしれないから、落ちている財布を交番に届けた方がいいというもの。
一つの声は、その財布を誰にも気づかれないように、自分のものにしたらいいというもの。

天使と悪魔の声が聞こえるというわけです。

良心の声こそが、守護天使がささやきかけるものです。
もう一つの悪意のある声こそ、闇の天使がささやきかけるものです。

実は、人間には最初から守護天使と闇の天使が二つ同時についており、どちらの声を聞くかを選べます。
そのどちらを聞くかで、向上と降下の選択ができるというわけですね。

常に人間が葛藤するのは、これらの天使たちの声によるのです。

人間には自由意志があり、そのどちらも自由に選べます。
より良い方向へ進むと、さらにもっと深い選択肢が現れてきます。
最後には闇の天使の声が聞こえなくなり、その役割もなくなっていきます。

逆に闇の方向にどんどん進んでいくと、最後には闇の天使の声しか聞こえなくなり、その人自身も真っ黒なオーラを放つようになります。

常に良心の声に従っている人は、守護天使の声が聞こえています。
どんどんと光の方向に進んでいって、光明の世界に至るわけです。

さて、単刀直入に言うと、現在の人々は守護天使の声が聞こえなくなっています。
何が良くて悪いのかすらわからなくなるほどに、心が麻痺してしまっています。

だからこそ、ほとんどの人が霊的な意味において灰色なのです。
灰色のオーラを放ち、邪気に塗れています。
平然と悪い事をやってのけても、何とも思わないのです。

人に見られさえしなければ、悪い事ができるのです。

灰色の生き方をする人々の守護天使を見ると、眠っています。
霊的に眠っているだけではなく、守護天使の働きが停止しております。
しかし、ひとたび心を改めれば、また守護天使が働き始めます。

そうして、良心の声が聞こえるようになります。
心に光が差してきて、善性に基づいて生きられるようになります。

魂にとって、良い生き方を目指す。

そうすれば、守護天使が目覚めて、よりその働きを活発にします。
内側の声を聞いて、人生があらゆる面でうまくいくことでしょう。

つまり、良心の声に従う生き方が大切です。

守護天使から様々なアドバイスを受けられたら、人生のヒントをたくさん得られるようになります。
人間が霊的に成長していく手助けをしてくれます。


・天使とは何か(天使の生態を解き明かす宇宙創造のビジョン)


これまで語ってきたことは、いわゆる天使の一側面です。
その本質的な部分は、マスターたちしか知ることは許されておりません。
宇宙創造に関わるものだからです。

しかし、ここでは特別にその神秘的な部分をお伝えします。
ありのままに私が見たことを明かしましょう。

私は本来の霊性ヨガを何年も行じ、霊的に徐々に開かれていきました。
ある日、深い瞑想の末に神から宇宙創造のビジョンを見せられました。

それが天使の本質的な役割を明かすものでした。

瞑想状態が深まると、魂の起源をさかのぼり、宇宙的な中心の光が見えました。
それはたとえるなら、天の川銀河の目のようなものでした。

しかし、銀河の目のように見えるだけであって、実際には違うものでした。

見えていたのは、物質宇宙を超えた霊的宇宙の起源にまつわるものです。
霊的宇宙を雛型にして、物質宇宙はできているので、非常に似ているように見えました。

よく観察すると、違う点がありました。

宇宙の中心に無限の光があり、そこから光が放射されていました。
光の川が、それぞれの筋を描きながら螺旋状に伸びていました。

宇宙の中心の無限の光の中に入っていくと、大天使の姿が見えました。
大天使が神に意志に従って、創造的な想念を投影すると、無数の似たような姿の天使が生まれていきます。

正確に言えば、すでに生まれていたというのが正しいです。
神の領域では、過去、現在、未来が同時にあります。

つまり、天使とは何かというと、大天使の想念によって生まれているということです。
大天使と数珠繋ぎのようになっており、天使たちが光の螺旋を描きながら霊的宇宙に解き放たれていくのです。

まさに、銀河の目の中心から放射していく星々の川のように見えました。

無量大数に等しい天使たちが宇宙的に放射されると、あらゆる空間を建設・創造していることがわかりました。
あらゆる星々が生まれていき、天体の流れが生まれています。

星の中の自然でさえも、天使たちの仕事によって成されていました。
木々も、大地も、海も、すべて天使によって創造・管理・維持されていたのです。

大天使は宇宙創造を司る。
天使は大天使の投影であり、その創造の手先として働いている。

これが天使の本当の役割です。

世界を創っている、ということです。
今においてさえも、神の意志に従って世界を創り続けているのです。

確かに、人間の魂に付随してくる守護天使などもいます。
それでさえも宇宙創造計画の一環です。
人間がこの宇宙世界を楽しみ、創造活動に参画していけるように助けていたわけです。

この宇宙世界をゲームにたとえると、わかりやすいです。

大天使はいわゆるゲームの制作陣であり、神の意志に従って天使たちというプログラマーを作り出し、世界マップのフィールドから自然環境まで常に創造・維持し続けています。

人間は、その宇宙世界に参加するプレイヤーのようなものです。
この世界を自由に楽しむことを許されているわけですね。

私は神から見せられた宇宙創造のビジョンに集中しました。
現在進行形で、無限の光から現れる天使たちが働いている姿を見つめていました。

天使たちは数え切れないほどにいて、無限に等しいほどでした。
無限回廊のように、大天使から宇宙の果てまで、その列は伸びています。

私は天使の一団に問いかけました。

「神とは何か」

行列の中の天使が一体だけ、こちらに振り向いて答えました。

「Source(ソース、起源)」

最高に納得できる答えでした。

まさにその通りです。
この世界とあなたが存在するということは、その起源も存在するということです。

神とは、すべての起源です。

天使の行列をどんどんと辿っていくと、大天使が鎮座する無限の光にまで行き当ります。
その無限の光。すべてのエネルギーの起源。
大天使と世界と人間、あらゆる存在のすべての始源です。

あなたが守護天使に相談するということは、すなわち大天使に相談するということでもあります。
天使は大天使の投影であり、霊的に直通しているからです。
そして、大天使に相談するということは、神に相談するということにもなるのです。

大天使は、神の意志の純粋な実行者(履行者)です。
宇宙創造を常に担っている最高の存在です。
神の側に常に在り続けています。

だからこそ、人生を良い方向へと持っていきたいなら、天使に相談すると良いのです。

何より、すべての天使の主である神意識(キリスト意識=アベル意識)を瞑想することは、人間ができる最高の行いであると云えます。
霊的進化の極致である神に辿り着けるからです。

次回は、聖人や大天使との対話を簡潔にまとめるつもりです。
その対話は深い智慧に満ちたものでした。

すべての答えが簡潔でありながら、魂の課題を解決に導くものです。