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読み聞かせ。

私は本を読まない。

それは、
幼少期から根付いているのかもしれない。

私は母子家庭でかあちゃんは耳が聞こえない。

そんな、かあちゃんから、
絵本等の読み聞かせなんて、してもらえず、
家に絵本すら置いてなかったのだ。

なぜ、こんな事を書いているのか。

それは、病院の小児科病棟との交流が、
近くにあるらしいのだ。

看護師さんに、
子供達に、絵本の読み聞かせを、
して欲しいと、頼まれたのだが、
はっきり言って、読み聞かせなんて知らない。

ただ読むだけじゃダメなのだ。

つまり、感情込めて、子供達の、
目を見て、ゆっくりと語りかけながら、
絵本を読み聞かせをすれと、言うのだ。

私は、看護師さんに、
オレ、読み聞かせ…出来ない。
知らないんだ…自信がないのだが…。

そう訴えてみました。

すると、看護師さんが、
えーっ!子供の頃とか、絵本読んだでしょ?
読み聞かせ、知らないって大げさすぎでしょ?

いやいや、マジだ。
絵本なんて、読んだ事ねーし。
読み聞かせ?なんてオレには縁がないんだ。
してもらった事も、ねーし、知らないって!

そう言うと、看護師さんは、
絵本の読み聞かせが、いかに素晴らしいのか、
どんな影響があるのかを、教えられた。

それは、親子のコミニケーションがつき、
感情が豊かになり、語彙力や読解力、
想像力や集中力などに、繋がり、
将来的に役立つ力がいくつも身に付くらしい。


ふーん。
読み聞かせをしてこなかった…私。
人間として、全否定された気分になった。

だけど、かあちゃんは愛情表現をたくさん、
してくれたし、かあちゃんと言う人間は、
感情豊かに、正直に表現してくれる。

クレイジーで、酒乱で、泣き虫で、
耳が聞こえないから、たくさん暴れたし、
ケンカも日常茶飯事なのだ。

嘘やお世辞がきらいで、ありのままで、
生きてきた、かあちゃんである。

だが、肝心な時には、
生きていく為のその術を、教えてくれた。

先程の、
語彙力や読解力、想像力や集中力は、
私には自信がない。

だが、生きていれば何かしら経験するのだ。

そして、かあちゃんから、
たくさん、諭されて、学ばされてきた。

それが、あって、今の私がある。

そして、こうしてnoteに記事を書いている。

そこには、かあちゃんとの手話の習慣から、
手話から、言葉を拾って、書いているのだ。

かあちゃんは、賢いのだ。

そんな、かあちゃんだって、
読み聞かせなんて、してこなかったはずだ。
読んだ所で、聞こえないのだから。

だが、かあちゃんは、
語彙力や読解力、想像力や集中力等に、
欠けているか…。

私は、かあちゃんは、多分そこいらの、
人達よりも、優れていると思うのだ。

それは、絵本や本等よりも、多く、
文字と言うものに触れていたからだと思う。

聴覚がないぶん、文字は生きる為に、
必要な大切な存在だったのだ。

それは、私に受け継いでいる。

だから、読み聞かせなんて、
してくれなくても、だいたい身に付いている。

私は、
本を全く読まないし、
文字にそこまで、触れてこなかった。

だから、
私は文章を書くのが苦手で、
今まで向いてないと思っていた。

不器用でひねくれ者の私である。

だが、こうしてnoteに記事を書いている。

人間くさいのが、好きなので、
そこまで、文章にこだわらないし、
中身のない内容になってたりする。

と、こうやって、脱線しまくってます。
すぐに、内容がごちゃごちゃになるのだ。

読み聞かせのお話です…はい。

その、読み聞かせの効果は、
子供にとって、大きな影響があるかもだが、

私は、その読み聞かせとは、縁遠い。

そこまで、必要性を感じないのだ。

例えば、ワンオペの育児をしている、
ママさんに、絵本の読み聞かせしなさい!

なんて、言っても、いくら色んな効果が、
得られても、そんな余裕がないかもしれない。

時に、そう言った情報は、
育児ノイローゼの人達には毒じゃねーか?

読み聞かせ、読み聞かせ、わかってるよ!
でも…そんな余裕なんかない!

と、無理に意識しなくてもいいんだ。
子育ては大変だ、母親が余裕がない方が、
子供に影響してしまうのではないか。

読み聞かせ、出来なくてもいい。

世のお母さん方は、とても素晴らしい。
命がけで、命を産み出し、寝る時間を、
割いてまで、子の為と自分の事は後回し。

それでも、家事や泣いている赤子をと、
一人で抱え込んでしまっている。

絵本の読み聞かせで、
おとなしくなるとも、限らないし、
本をぐしゃぐしゃにされたら、やるせない。

そんなの、お母さん方の負担を考えると、
絵本の読み聞かせなんて、しなくていい。

少しの時間でも、労ってやりたいではないか。

仕事をしている、お母さん方だって、そうだ。
疲れて帰って、慌ただしくご飯やお風呂と、
子の為にと、奮闘しているだろう。

読み聞かせする、時間なんてないじゃないか。

絵本を買う時間すら、ないかもしれない。

そんな、お母さん方に、
読み聞かせした方がいいなんて、
軽々しく言ってはいけないと思うのだ。

どんな子でも、
1番は、母親の笑顔だと思うのだ。

多分だが、読み聞かせを、している時って、
子供は、親の顔も見てると思うのだ。

作り笑顔ではなく、本当の笑顔が、
子供達は、安心と安らぎを与えてくれる。

それなら、無理に読み聞かせするよりは、
なんでもない、ふとした瞬間の笑顔の方が、
子供にとっての影響は大きいのではないか。

私は、かあちゃんの笑顔が大好きだった。
今でも、その記憶は残っている。

そんな、ひねくれた思考の私だが…。

だが…しかし…看護師の熱弁に、
ほだされて、読んでやっても…いいけど…。
オレ下手くそだぞ!泣かれるかもだぞ!

あまり、難しい絵本はやめて欲しい。

あと…超大作のは…長いので…すみません。

私が、読み聞かせして、
子供達は、どう思うのだろうか…。

私の読み聞かせで、何かしらの影響が、
子供達にあるのだろうか…。

うむ…。

とりあえず…売店で、
のど飴、買ってこよう!

と、思い立ったのに、
世の中の事情により、延期になったのだ。

なーんだ…ちょっと…残念だな…。

とりあえず…絵本を読む所から始めようかな。

まずは…「いない、いない、ばあ」からで…。

こんなんで、子供は喜ぶのか?

笑顔の練習もしないとな…。
子供に泣かれたら…多分すんげー落ち込むな。


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