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偽善者

ちょっとグチります。
まー長いこと生きてると色々ありますよね。
さかのぼる事、夜間学校に行ってた時に、たまにしか学校に来ない(すぐに辞めた)ヤツが陰で、

あいつは偽善者だ

とお前の事言っているぞ、とのタレコミが舞い込んできたのである。何をどうなって、そう解釈されたのだろうか…。
それから数年後、慈善活動をしていた時にも、

それって偽善者ってやつ?

と面と向かって言われてしまったのである。
またか…。何が言いたいんだ?
モヤモヤしながら、同級生だったじいさんならなんかわかるかもな…。と電話して開口一番に偽善者って言われたのだがと話してみた。
じいさんは、うるさくガハハと笑い、
まぁあれだ、お前に嫉妬してんだよ。いいじゃねぇか、それで。
との事。
はぁ?嫉妬って?複雑すぎて訳がわかんねぇよ。と返す。
じいさんは、うんうんと間をおき、
人間はよ、やっかいなもんで正直に生きれないんだな。コイツには裏がある、いいヤツぶってるけど、絶対何かたくらんでるって思っちまうもんだ。とじいさんは言う。
いやいや、そんな事思われてんの?なんかムカつくな。何が悪いんだよ。とつっこんでみた。
じいさんはまたうるさく笑い、
何も悪くないぞ。だから、お前の素直な所、正直な所がいいんだ。ただそうなれないヤツがお前を見てると妬みが出てくる。だから、どうせお前なんか偽善者だと感じるじゃねぇか。
お前が羨ましいんだよ。
変に納得したようにじいさんは言う。
んーよくわかんねぇけど、まぁいいや、ありがとうじいさん、今日は冷え込むらしいから体に気をつけろよ、あとあまり飲みすぎるなよ、血圧が上がってあぶねぇから。
と、じいさんもなんか納得してるし、嬉しい事言ってくれちゃったから、いいやーと思って話を終わらせると、
じいさんが
そう言う所だぞ、お前は他人に優しい言葉や行動をしてくれる。なかなか出来ないぞ。それでいいんだ。お前は。気にするなよ。
とじいさんは、吐き捨てガチャンと電話は切れた。
幼少期から、大人になるまで褒められるってもんをあまりされていない為、免疫がない。
だから、じいさんの言葉は嬉しかった。
ん?これは?じいさんだから、素直に喜べるけど、あまり面識のないヤツに言われたら、コイツいい事言ってるけど、なに考えてるかわかんねぇ、絶対に裏があるんだろってなるな…。
ふむふむ。
それが偽善者って言葉として出てきたのか?
と自分なりに納得させました。
はらまた数年が経ち、現在まで未だによく偽善者と言われる。そんなに信用できない奴か?

まぁじいさんの言葉を信じて、気にせず自分らしく生きていこうではないか。


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