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夜間時事2021年1月27日

自分用の備忘録として日々のニュースなどを夜間時事と称して記録していきます。

■決算速報

サイバーエージェント
Q売上高過去最高1310億を記録。広告費初の100億越え。

■推薦図書

エドワード・チャンセラー(2018)『新訳バブルの歴史 最後に来た者は悪魔の餌食』Pan Rolling
[原著 Edward Chancellor(1999)Devil Take the Hindmost : A History of Financial Speculation]

Push Point
①バブル、その実態が意外にもあっけないことを教えてくれる名著。
②投資と投機,市場と株価,金と人といった現代経済には欠かせない要素を理解できる。
③(実質的)世界初のバブルである「チューリップバブル(蘭)」から古今東西のバブルの共通性を導き出している。

■時事厳選(日本経済新聞)

損益計算書の利益のように株式の売却益などの一時的な変動要因が少なく、本業でキャッシュを稼ぐ本来の実力を示す指標である営業CFを経営指標に据えたソニーグループ。商品やサービスへの投資から金を稼ぐモデル(aiboやゲーム事業のサブスクリプションモデルが代表例)への投資をする姿勢は、こうした経営指標の表れとも言える。さて営業CFを指標とした場合、副次的に投下資本や運転資本ひいてはCCC(Cash Conversion Cycle)も注目しなくてはならない。今後のソニーグループの財務では資本に注目されたい。記事では「コングロマリットプレミアム」という言葉が登場するので、意味を説明しておきます。

コングロマリットプレミアム…M&Aによって他業種を取得したことで保有する事業同士でシナジー効果が発揮され、企業価値が向上する効果。(対:コングロマリット・ディスカウント)

免許制で厳しい規制をかけられている銀行と、相対的に規制が緩い決済アプリなどの運営業者の競争条件の平等性をどう保つかといった論点もある。多額の現金が滞留する「疑似預金」の扱いなどクリアしなければならない課題も多い。制度上の規制がある市場はその性質として既得権益を受ける企業が(今回で言えば銀行業)存在する。ゆえに銀行業はこうした流れに反対している。だが、消費社会はそんな状況お構いなしに安価で便利なものを使う。こうした規制の流れ,消費社会の流れ,技術の流れにどう乗る(抵抗する)か?注目だ。

引用:2023年3月期に営業利益率20%という野心的な目標は変えていないが、達成に向けた方程式は解がまだ見えない。胃、大腸など消化器系の内視鏡ではオリンパスの世界シェアは7割を超え、営業利益率は26%に達している。一方、内視鏡に通して患部を切除する処置具など「治療機器」は営業利益率が12%。このセグメントが変身の成否を左右しそうだ。オリンパスは今期に入って整形外科、呼吸器などの治療機器を手掛ける海外メーカーを相次ぎ買収した。規模のメリットを最大限に引き出すため、集中購買なども検討しているようだ。

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