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夜間時事2021年1月28日

自分用の備忘録として日々のニュースなどを夜間時事と称して記録していきます。

■推薦図書

関眞興(2019)『19世紀の問題 近代のはじまりを再考する』PHP研究所

Push Point
①国際社会にいまだに広がるいくつかの社会課題(民族間,紛争,テロリズム,格差)の原因がわかる。
②理解しにくい近現代世界史(革命,国家,争い)のつながりや流れをうまく文章に落とし込んでいる。
③19世紀というくくり方で歴史を学べる本。教科書としても使えるレベルで読み易い。

■時事厳選(日本経済新聞)

18年に2兆円に達し、2年間で5割増えた。日本全体の物販に占めるEC化率は7%弱と米国や中国よりも低い水準だが、新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもりで、消費のネットシフトが鮮明になっている。今後の争点は2月施行のデジタルプラットフォーム(DPF)取引透明化法への対応,独占禁止法に触れずに収益拡大の画策,経産省との折衝にあると思われる。また行政サイドでは、出店者とDPFとの紛争解決の法制度,DPF自身ないしは関連会社自身の商品やサービスの取り扱いの開示に関する制度などの分野つまり出店者保護の観点をより強化すべきかいなかの課題が残る。これまでは技術にばかり注目が集まっていたが、市場参加者の増加を鑑みれば法制度・行政の在り方にも注目が必要だ。

トヨタ自動車が28日発表した2020年の生産・販売・輸出実績によると、グループ(トヨタ、ダイハツ工業、日野自動車)の世界販売台数は前年比11.3%減の952万8400台だった。19年に世界首位だった独フォルクスワーゲン(VW)を抜いて、15年以来5年ぶりに首位となった。では、自動車メーカーが販売台数首位になることは財務上経営上どのような意味があるか。思うに販売台数首位とは、販売店の営業努力と消費者へ利便性やデザインの良さをプロモートした結果で得られるもので、販管費の効果ではないかと。つまり、販管費対効果を計る指標ではないかと考えられる。

引用:20年の間に、他者とのかかわり方にもかつてないほどの革命が起きた。インターネットが普及し、SNS(交流サイト)が現代の広場になった。期待された成果は得られなかったものの、10年代はじめの中東に広がった民主化要求運動「アラブの春」は、新技術が民主化をもたらす可能性を示す。SNSなどで自分と同じ意見だけが耳に入る「エコーチェンバー(反響室)効果」が生じ、公の議論を荒廃させてきた。デジタル空間は、サイバー攻撃や大規模な偽情報の流布を含む「ハイブリッド戦争」を専門とする、破壊的な者の温床になっている。

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