激動の休日

息子が成長してからの休日は本当にあっと言う間に過ぎ去っていきます。
朝起こされて、洗濯物や息子の朝ごはん。
買い物や息子のお散歩やら、何やかんやとやらなければいけない事は山積みです。
そうしてお外から帰ってくると、もはやお昼前と言っても差し支えの無い時間帯。

以前まで息子のいない生活では、朝目が覚めてからも布団でゴロゴロと過ごすことが出来ていて昼前まで横になっていても許されていたのです。
そしてお昼ご飯もお腹が空いたら、適当に。
夜は何時まで起きていても良かったのです。

そんな時代が懐かしくすら感じます。

朝はアラームを切っていても早起きの息子と共に起床しなければなりません。
ゴロゴロだらだらする時間なんて無くなってしまいました、そんな時間があれば息子の遊び相手をするべきなのです。
お父さんやお母さんがお腹空いていなくても、息子はペコリーヌですので規則正しい時間にご飯が始まります。

当然、夜更かしもできません。
純粋に眠たくなってしまうこともありますし、翌日がお休みの日でも息子にお休みの日とかありませんので。
ちゃんと眠って体力を回復しなければならないのです。

こうして書き上げていくと、平日は仕事もあり帰宅後には息子の世話と家事。
休日も１日中やる事があるので、自分の時間というものがほぼありません。
息子のお昼寝時間にやりたい事でもやれば良いのかもしれませんが、息子とお母さんと一緒に寝室へ行くと漏れなく全員寝落ちしますので。
お昼寝出来るだけマシなのかもしれませんが。

ところが、不思議なもので。
今の生活がしんどいので、以前までのダラダラ休日に戻りたいとは思わないのです。
毎日やるべき事があるというのは生活に張り合いがありますし、何より息子がいるのが大きいのです。

以前までの自分の時間。
そのほとんど全てが息子の為の時間になっているのです。
お父さんはそれがとても嬉しい。
お休みの日に一緒に過ごす息子も嬉しそうで、どこかに連れて行ってあげると初めての場所にキラキラした目で遊んでいる息子が可愛くて仕方ありません。

これまでの無為なお休みの日が、こんなにも充実して幸せな気持ちになれるのならばお父さんはお休みの日にバタバタしても構わないのです。

今日も朝からお出かけ。
お気に入りの洋菓子屋さんでシュークリームを買って。
ホームセンターでお父さんのお弁当箱選びに息子を付き合わせ。
帰宅後もたくさんお家で遊んで家族みんなで少しだけお昼寝。

晩ご飯とお風呂を済ませた息子を寝室まで見送り、気づけばこんな時間。
楽しい楽しいお父さんのお休みはもうおしまいです。
こんなに楽しい時間を過ごせる家族とは、明日からまたお仕事でほとんど一緒にいられません。
誠に離れがたし。

仕事はしないと生きていけませんので。
発想の転換で、家で家族と過ごす事をお仕事と見做してくれる組織とか無いかな。

疲れた体でそんな事を考える休日の夜。
そんなお話。