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子連れにこの世は生きづらい?

今日、悲しい出来事に遭遇しました。
僕は仕事で車を運転しています、そうすると運転席から世の中の色々な風景を目にするのです。

交通量、信号が多い道路でのことです。
交差点で信号待ちをしていたのですが、僕の前には1台の車。
横断歩道も人通りが多く中々思うように車を走らせることが出来ないような通りです。

行き交う人々の中にベビーカーを押しているお母さん。まだ1歳にもなってないような
ザ!赤子!
といった子が乗っています。
可愛いなぁ、散歩中かな?
と思いながら見ていたのですが横断歩道の中頃でしょうか。
子どもの靴下が脱げてしまうのです。
最近寒くなってきたしお母さんが心配して履かせてあげたのでしょう。

途中でお母さんが気付き靴下を拾いに戻っていきます。
歩行者信号は点滅から、赤色に変わりました。
もちろん車用の信号も変わります。

お母さんはまだ横断歩道ですが、そのまま元々信号待ちをしていた側に抜けようと急ぐのです。
あと少しで戻れる、そんな時。

ファーン!!

僕の前で停車していた車がクラクションを鳴らしました。
僕はもう驚いて仕方ありません。
お母さんも申し訳なさそうに頭を下げて、信号待ちしていた側へ戻ります。

いやいや。運転手さんよ。
目の前で何も見てませんでしたの?
靴下取りに戻っただけじゃん。
お母さんは信号変わった後にも進行方向に戻ろうとせず、もう一度信号待ちするつもりじゃないか。
その数秒待てずにどんな急ぎの用事があるというのか?

運転手さんが停車中に携帯チェックをしていて信号が変わり、発進しようとしたらベビーカーを押したお母さんがいた。
もしそうだとすれば赤信号で横断歩道に入ってきた常識無い人に見えるかもしれないです。
実際の所はどの様な状況かわからないので、一様に運転手さんを悪く言う事はできません。

しかし一部始終を見ていた僕には悲しい出来事に映りました。

子どもに外の景色見せるために散歩しよう!
最近寒いからちゃんと靴下履かせなくちゃ!
やっぱりこの靴下履いてると可愛いなぁ。

なんて思いながら家を出ているかもしれません。
そしてその靴下が脱げてしまった、ギリギリ間に合うか…?
そう思いながら靴下を拾っているとクラクションを鳴らされてしまう。

僕ならとても辛い。
もう一度信号変わってから拾えばいいのか?とも思うのですが、その間靴下が車のタイヤに下敷きにされるのも、それはそれで辛い。

僕はきっとクラクションを鳴らさないでしょう。
状況が見えない信号待ちの後ろの方なら苛立つかもしれません。
ですが、お母さんと子どもの目の前でクラクションを鳴らしたりはしないです。

今の僕はどうしても親寄りの考えになってしまいます。

せっかくのお散歩で子どもをビックリさせて、怖い思いをさせてしまった、とお母さんは落ち込んでいるかもしれないです。

そんな風に考えてしまうと胸がキューっとなってしまいます。

お母さんと運転手さんの真実は僕にはわかりません。
わからないのでモヤモヤするのです。
世の中でこの様なことは多く起こっているのかもしれません。

真実は別として。
僕は今日のこの光景を見て
色々な事を想像してしまい、モヤモヤする自分。

勝手にモヤモヤして、こうして気持ちを吐き出す自分。
子どもが生まれる前はそんな気持ちにならなかった。

そう思うと
子どもといると生きづらいなぁ。
と勝手に辛くなるのです。

勝手に凹んで勝手に生きづらくなる。
お母さんも運転手さんも、それは知らねぇよ!
と思っているでしょう。

そんなお話。

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