自分を褒めても自己肯定感が上がらない理由

こんにちは。

仕事ができない経営者
しのっちです。

自己肯定感を上げるために、
「自分を褒めよう」とはよく聞く話です。

仕事ができずにバカにされ続け

「お…オデなんて…」
と枕をぬらしてきた自分も
以前はよく実践していました。

しかし、そのときは少し気持ちが上向いても
またすぐに

「でもなぁ…」と、ため息をつく自分に戻ってしまう日々。

そんなぼくも今では、
自分を褒めることは
ほとんどしていませんが

気付けば
「自己肯定感は高い方なんじゃないかな?」
と思えるほどになりました。


今回はそんな私しのっちが、主に

・自分を褒めても自己肯定感があがらない理由
・自己肯定感を上げるためにしてきた1つのこと

について
お伝えさせていただきます。

ではいってみましょう。

自分を褒めて得られる自己肯定感は一瞬

自分をがんばって褒めるとき、
人によっては薄々こう感じているでしょう。
↓↓

「自分を褒めるなんて、そもそも自信がない人間がやることだ…」
「他人が褒めてくれる要素がないから、自分で自分を褒めなきゃいけないんだ…」
「こんなことやって、意味があるのだろうか…」

ぼく自身も、こんなことを考えながら自分を褒めていました。

しかし、ベースにこうした
「自分に対する人格否定」のような想いが染みついていると

どれだけ上辺でほめたところで、

なんだか社交辞令を言われているようにしか思えませんでしたし、

自分で自分をバカにしているようにすら感じることがありました。

やがて

自分で自分を褒めても、
本質的には何も変わらないのでは?

と疑うようになりました。

一言でいうと、

自分を褒めても自己肯定感のベースは上がらない。

一時的に「浮き上がるだけ」だと自分は考えています。

じゃあ、どうすりゃいーのよ!
ということで、

自分の人生を振り返ってみたところ

気づけば自然にやっていたことは…


自分を否定することです

何それ逆効果じゃん?
と思われるかもしれませんが
そうでもないんです。

ただ、

自分はダメ人間だ…
何をやってもダメだ…

こんな風に「人格」を否定してしまうと
ただ悲しくなってしまうので
まずやってはいけません。

ここでいう否定とは、

自分の「選択や行動」が間違ったときに、
ちゃんと「これは間違ってたな」と否定できるようになり、

間違いをただし、
よい方向へ修正するための
行動を取れるようになろう。

ということです。


自分の間違いを受け止められない人生に待っているもの

たとえばの話ですが

新しく入った職場で、

(この会社、入ったはいいけど思ったよりきついぞ‥)

(退勤切ってから残りの仕事しろ?…サービス残業じゃん)

(新人教育ちゃんとしてくれるって聞いたのに、3日目で独り立ち。聞いてないよ~)

こんな風に思ったとしても、

自己肯定感が低かったり、
自分に自信がないと

(世の中こういうものか…)
(この程度で音をあげてはいけない…)

なんて思い直しながら頑張り続けてしまい、

精神的に不調をきたしても

(みんな頑張っているんだ)
(自分だけ甘えるわけにはいかない)
(石の上にも三年…)


そんな風に自分に言い聞かせ続け、
ついにはメンタルダウンしてしまいます。

自己肯定感が低いと、
なかなか自分の選んだ会社を
否定することができません。


なぜかというと、

自分がその会社を選び、
職場に慣れるために掛けてきた
時間も労力も、

並々ならぬものであって。

それだけ信じて
身を削って尽くしてきた
会社を否定するということは、


自分の選択や努力を
否定することになってしまう。


つまり、

自分が選んだ職場を否定することは、

自分自身を否定するのと同じくらい
辛いことなのです。

(自分の親を毒親と認めたがらない心理、ダメ男と別れられない心理、と似ています)


このように、自己肯定感の低い心の状態では、
「自分の選択がまちがった…」と薄々感じても、

それを正面から受け止めるだけの
エネルギーが心に残っていないのです。

もちろん
決断を下すエネルギーも空っぽなので、

自分の乗った船が泥船だったと気付いたとしても、

見切りをつけて、
小さなボートで大海原に漕ぎ出るような
行動を起こすことは

そりゃあできなくて当然なのです。


そうして耐えに耐え続け、
最後まで頑張りぬき、

やがては深い海の底に沈んでいってしまう。

そういう人を、これまでたくさん見てきました。

一生懸命が、かえってアダとなってしまう。
本当に悲しいことです。


しかし、それでも手はあります。


自分の選択や間違いを否定できるようになる

こんなとき、もしも早い段階で
「この会社あかんわ。自分も見る目がなかった」と
認めることができたら、

すぐに退職などしないにしても、

・転職を視野に入れ、少しずつ情報を集めたり
・転職に必要なスキルを集めたり
・それに必要なお金を貯めたり

未来のリスクを避け、希望に向けた
リスクマネジメント的な行動をとることができます。

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もちろん「いったん逃げる」という選択も、
立派なリスクマネジメントです。
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そして、それらは単に人生を有利にするだけでなく

「失敗をしても、それを立て直して糧にできる自分」

というセルフイメージを持つことができるようになります。


…これはまんま、ぼく自身のことです。

たしかにぼくは、

いまだに要領は悪く、
物覚えもめちゃ悪いし、
失敗ばかりの人生です。

しかし、今では

「失敗をすれば、それを糧により良い結果を出せる」

と自分自身、強く思っています。


こうなってくるとしめたもので、
次にもし人生の選択を誤っても、また建て直せばいい。

自分にはそれができる。

わりと強く、そんな風に思えるようになります。

(まだ確信ではないです。修行が足りませんね汗)


つまるところ

自分の間違いをちゃんと受け止め、否定し、
改善の行動に移せるようになることで

【失敗を恐れて何年も辛い状況が続く人生】
から

【失敗を糧にして時が経つほど楽になる人生】

となっていくわけです。


まとめると

自分の良い所に目を向ける
自分を褒める

とても大切だし、これは習慣的にやった方がいいと思います。

ただ、これだけで本質的に人生が好転するわけではありません。


甘いものを食べて、
一時的にドーパミンがでて幸せな気分になるのと

似たところがあります。


それよりも、自分の失敗は認め、
それをどうにかするための行動を起こし、
結果を自分の責任として受け止める。

そういう人生の方が
長い目でみてオススメですし、

ぼく自身も、それを繰り返して
超絶ダメ人間→経営者のはしくれ

というところまで来ることができました。


うすうす感じている過ち。
今この瞬間から向き合い、修正していくことができれば

1年後、3年後にはまったくちがった人生に
なっていると思います。


ぬぬ、いけね…

長くなってしまったので、

今回はこのあたりで
しめさせて頂きたいと思います。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます
(*^^*)

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