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南部鉄器について調べてみた

みなさんこんにちは。
紅里です。

今日は家に飾ってあった南部鉄器の急須について綴らせていただきます。

ある日、いつものように台所で洗い物をしていると、ふと、飾ってある急須に目がいった。

茶色くなってる・・?

南部鉄器の急須。主に蓋のところが茶色くなっている
いわゆるサビですね・・

鉄っていうからにはサビたんだろう、と思いましたが、これは母親がくれたもの。
「南部鉄なんだからね!高いんだからね!」
みたいなことを言われてもらった気がする。

母親は東北出身で南部鉄器や津軽塗などを多く持っていた。
しかし、私は伝統品や郷土品に全く興味がなかった。

当時も、英語の本の上に飾ったらかっこいいかもくらいのノリでもらった気がする。(結局そのように飾ったことは一度もないが)

一応頂き物ではあるし、伝統ものなのでサビをどうしたらいいか調べてみることにした。

まず
南部鉄器とは

南部鉄器は、17世紀中頃、南部藩主が京都から盛岡に釜師を招き、茶の湯釜をつくらせたのが始まりといわれます。以来、良質な原材料に恵まれたことや、藩が保護育成に努め各地より多くの鋳物師、釜師を召抱えたことで発展を続け、その製造品も茶釜から日用品にいたるまで広い用途に応じていました。有名な南部鉄瓶は、18世紀になって茶釜を小ぶりにして改良したのが始まりで、一般の人にも手軽に用られるようになりました。

南部鉄器はその優れた品質により多くの人に親しまれ、日本の代表的伝統工芸品として揺るぎない地位とブランドを築いてきました。その逸品の数々は日本的伝統美のひとつの到達として近年さらに評価を高めています。
南部鉄器協同組合


もっと詳しく調べると奥州市と盛岡市でルーツがふたつあるそうだ。同じ南部鉄器との名称だが全く歴史が異なる。

製造工程も調べてみた。

ちなみに模様もいろいろあり、私の家にあるのはアラレ分様というようだ。
鉄瓶の表面積が増すことで保温効果が増すという先人の知恵が詰まった緻密なデザインだ。

そしてサビについて。

サビついた場合たわしなどでこすり落とすと書いてある。
でも研磨剤のたわしはだめ。
その後油をすりこむとなっている。

言われた通りきれいにしたのが見出しの画像。
でもサビは完全にはとれなかった。

しかしサビてもお湯が赤っぽい、金属臭い、などがなければ問題なく使えるそうだ。
へ~。知らなかった。

流れで南部鉄器の老舗と言われる以下2社のHPを覗いてみた。
古き良きものだけを作っているわけではなく、それを受け継ぎつつも今の暮らしにも合うモダンなデザインの商品が紹介されていた。

単純に格好よく素敵だった。

今までまるで興味がなかったが、今回のように歴史や様々なことを調べると途端に欲しくなる。
人間とは勝手なものだ。

少しお値段がはるので余裕のある時に少しづつ買い足していきたいと思った。


以上南部鉄器についてでした。
では今日はこれで失礼します。
また読んでいただけると嬉しいです。

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